軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

台湾漁船団が尖閣へ?

昨日は久しぶりに佐々淳行氏と面談してきた。7月に上梓した「雫石事件の真相」の帯に推薦の言葉をいただいたそのお礼と、氏の近著「救国の八策」に「もはや残された時間はない。あえてタブーにも触れよう」とあり、あとがきに「それは遺言になるかもしれない。脊柱管狭窄症をはじめとする加齢性の疾患が…」とあったので気になったからでもある。
しかし意気軒昂、久々に昔話と危機管理の話題で盛り上がって安心した。そしてまだインクの匂いがする最新刊「名も無き英雄たちの実話物語」をいただいた。3・11大震災で、世に報じられない「縁の下の力持ち集」とでもいうべき貴重な記録である。
一隅を照らす、このような人たちにこの国は支えられていることを痛感する。

≪「救国の八策」幻冬舎刊:¥1100+税≫


≪「名もなき英雄たちの実話物語」青萌堂:¥1300+税≫


ところで帰宅したら、またまた大陸情報が届いていた。
次期主席・習近平氏の病状が、肝臓がんであり、一応除去して来週には退院する。しかし今のところ2週間はリハビリだろう、というのである。
今朝の産経にはすでに報じられていたが、ネタ元は香港の“虎報”英字版らしい。
事情通によれば、もともと習氏の一族には心臓病の気があり、父も心筋梗塞、姉もそうだし、30歳で死んだ兄も心臓病で死んでいるから血統だという。もちろん私は会ったことはないから写真だけでは彼の「顔色」は判定できないが、人民は分かっているらしい。
こうなってくると、10月10日に予定されている次期主席継承式典がどうなるか、予断を許さなくなってきた。

習近平氏の近影?:そういえば顔色はすぐれない…≫


同時に、劉少奇の子息であり、中国共産党中央委員中国人民解放軍上将、中国人民解放軍総後勤部政治委員を務めている劉源も癌だというから、人民解放軍内の序列も不安定ということになりそう。

≪劉源上将=インターネットから≫


これらはすでに報じられているから省略するとして、次の情報は重要だろう。

近々、台湾総統馬英九の指示で、台湾漁船一〇〇隻が、二〇グループに分かれて尖閣に向かい占領する計画があるという。

もともと馬英九氏は、米国在住当時に、保釣協会の会長を務めていたという。
「日本の台湾植民地統治は侵略である」と公言してはばからない彼のこと、今回寄せられた尖閣上陸計画情報も軽視できないだろう。

≪大陸の手先となって尖閣へ出てくるか?=インターネットから≫


何よりも、火がついている中南海のごたごたから、国際国内に光る監視の目をそらす絶好の「催し」であることは間違いない。

我が国のメディアはさほど報じないが、すでに中国国内の不況は想像を絶する状況らしいから、人民に不満が募っていることは理解できる。例えば中国の造船業の九〇%は稼働しておらず、それはうずたかく積み上げられた石炭などの燃料や資材から推察できるというが、驚いたことにがらんどうの工場内では、工員たちが「豚や鳥」を飼っているという。給料が支払われていない証拠だろう。


日本人にはなかなか理解できにくいことだが、取材旅行中だったジャーナリストの宮崎正弘氏が、急きょ帰国して≪容易成らざる事態。旅程を早めて急ぎ帰国しました。明日から権力闘争の土壇場の分析を行います≫とのことだから、近日中にその大勢がわかることだろう。


徐々に反日暴行事件が広がっているようだが、七〇余年前の上海事変を想起させる。
大陸に滞在している邦人の皆さん方、海上自衛隊には「陸戦隊」はないし、「オスプレー」もまだ配備されていないから邦人救出もままならない。
政府は国有化した「尖閣」も放置したまま、そんなことより自己保身で懸命だから、各自自己責任で無事を確保していただきたいもの。

そのうち、反日暴動が、反共産党騒動になるだろうから、そうなるまでの間は慎重な行動が望ましそう。


いずれにせよ、天下大乱の兆しが近づいていて、このところ大陸情報からは目が離せない。

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