軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

東京を血の海に?

拡大しつつある反日暴動だが、上海のデモ隊が「国辱の日に雪辱せよ」「東京を血の海に」「死を決して開戦だ」などと書いたスローガンを掲げたという(産経)。
国辱の日とは1931年9月18日の柳条湖事件を指すのだろうが、自国?の歴史をもう少し勉強してほしいものだ。

2000年9月に北京で社会科学院日本研究所と「口論」したことはすでに書いたと思うが、この時も若手研究者(実は陸軍中佐や大佐らが混じっていたのだが)居丈高に侵略を詰問したから、私は「もっと歴史を勉強しなさい」と助言した。しかし女性研究員(当時軍事科学院中佐)がヒステリックに反論するので「日本軍は中国軍には負けていない。残念だが米軍に負けた。しかも当時の相手は蒋介石の国民党軍であり、君らの共産軍ではなかった。1949年に、武装解除された日本軍の武器弾薬で蒋介石を破り、大陸を制覇したのだから、共産党からは感謝されても文句言われる筋ではない。現に毛沢東は、社会党佐々木更三に感謝している」というと、さらに激高したから、「そこまで言うのならもう一度戦争して決着つけるか!」ときつく言ったことがあった。

あれから12年、彼らは全く学んでいない。詳しくは「リットン報告書」や、東京裁判でのパール判事の文を読めば推察できるが、少なくとも当時の満州化外の地、あぶれ者の匪賊らが集まって治安は極端に悪化していた。敗走してきた張作霖には統治能力もなかった。
その一端を物語る小学生用の地図を掲げるから、北京やカナダから“アラシ”に来ている者達にも見てもらいたい。“国辱”の意味を理解しているのかどうか…


≪革命時代の大陸の状況。群雄割拠、北京を追われた張作霖は、化外の地満州に敗走、右上がその様子を示している。=帝国書院版総合新世界史図説:1990年発行から≫


「東京を血の海に?」どこかで聞いたと思ったら、昔金正日さんが「東京を火の海に」といったことがあった。今や自国が火の車…

「死を決して開戦だ」とは恐れ入った。若者らしい向う見ずなところには感心するが、だれが尖閣に出てくるのかしらん?現代中国青年は軍隊に入りたがらないというじゃないか。王府でパーマ、爪とぎしておしゃれして彼女にプレゼントは買っていたが・・・


情報では、1000隻の漁船員達もしり込みしているので軍人が労務者に化けて、船に乗せられているらしい。
これこそこの国の伝統的「便衣兵」戦法だろう。

どうも交代予定の梁光烈防相が指図しているようだが、あまり強がり言って晩節を汚さぬ方がいいのではないか?

≪任期が切れる国防相の最後っ屁?。パネッタ氏の笑顔はオモネッタ?=産経から≫


情報によると、各地で起きたテロまがいの暴動の先頭を切っているのも、これら“便衣兵”たちらしい。道理で統制がとれていると思った。
2008年の北京五輪でも彼らが大活躍、特にNHKの解説者が涙した開会式典は彼らが主役で、これを統制した軍人が誇らしげに語ってくれたことがあったが、「トイレはどうしたの?」と聞くと、日本製のおむつだったらしい。高性能だったとほめていた…


文化大革命で数百万人が天安門広場に集結したが、この時も広場を取り巻く“側溝”が便所だった。
上海の海軍学校の便所も男女共用の“穴が並んだだけの”合理的なものだったから納得がいったものだ。


もちろんそれは民族性だから私がとやかく言う立場にはないが、その軍学校の資料館には、パネルが並んだだけの部分が多く、その一枚がこれで、よく見ると先頭きって飛び降りる兵士の額に「廃頭」と小さく落書きがあり、案内人は「役立たずという意味です」とこともなげに答えた。一般人はほとんど来ないというから、軍学生が書いたのか?と当時話題にしたものである。もっとも2003年のことだが…

≪2003年、上海軍事学院で≫


先日コメンテーターにお答えしたのだが、私がシナ情報で注目しているのは友人である「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」である。

今日の読者に対する氏のコメントを掲げておこう。
≪シナが強盗集団、匪賊による政権だったことを多くの日本人が認識することになりました。89年天安門事件は、それまでの日本人の甘い思いこみを吹き飛ばした画期的な事件でしたが、2012年「反日暴動」は、爾来23年ぶりに、日本人の中国認識を画期すると思います。
 今後、何がおこるか?
 中国への進出企業は激減します
 既存の日本企業は撤退を始めます
 日中友好団体は猜疑心で見られるようになり文化交流は停滞時期にはいるでしょう
 留学生の一部も帰国するでしょう
 高校生の修学旅行先は中国、韓国から台湾へのシフトがおこるでしょう
 団体ツアーが半年ほど激減、中止となるでしょう
 しかし、にもかかわらず在日中国人は帰国しないでしょうし、帰化申請が増え続ける可能性があります
 これらは事実上の「文化交流停止」と「経済制裁」にあたります。公言はしない。しかし実務で、同等の措置をしてゆくところに今後の日本の政治の英知が試されるのでは?≫


確かに産経もこう報じている。
≪日本企業、急ぐ脱中国 操業再開めど立たず、リスク回避≫

「中国各地の反日デモが拡大し、多くの企業で18日、現地工場の操業や営業停止が相次いだ。状況を見極め、稼働や営業の再開を決めるが、19日以降も影響が長引く可能性もある。すでに、政治的なリスクや賃金上昇を嫌い、生産拠点を中国以外のアジア地域に分散する動きもある」

≪「井戸掘った企業」も標的 松下幸之助氏への恩忘れ≫

朝日がどう報じているか読まないからわからないが、ここで日本人が猛省しなければ、宮崎氏の予測も難しいのでは?と思う。
何はともあれ、永田町だけを除いて、国民の多くは“少しは”目が覚めたであろう。

≪これがこの国の実態。貧しい人民のことなんぞどうでもいいのだ”!=大紀元時報から≫



ところがそんなさなか、次期選挙では消滅する民主党が、とんでもないことをどさくさまぎれに実施しようとしている。


≪消滅する外人部隊の最後っ屁?≫


さて、少しは若い者たちが自覚し始めたか!と喜んでいたら、目を疑うような事件が報じられていて冷や水を浴びせられた。
幼少時から継続されている日教組による「性教育」の偉大なる成果か?!

地方版だから記事を貼り付けるが、コメントのしようもない。


≪「人体食」イベントで男女4人書類送検 局部をフライパンで調理、他人に提供=産経地方版≫

「東京都杉並区のライブハウスで今年5月に開催された「人体の一部を食べる」と称するイベントをめぐり、警視庁保安課と杉並署が18日、自分の局部を他人に提供したなどとして、わいせつ物公然陳列の疑いで、相模原市に住むイラストレーターの男(23)と東京都渋谷区に住むダンサーの女(29)ら男女4人を東京地検書類送検した。

 同課によると、全員容疑を認め、男は「男性であることに違和感を持っており、局部を切断したが、手術代が高かったので、イベントで稼ぎたかった」などと供述しているという。

 送検容疑は、5月13日夜、杉並区のライブハウスでイベントを開き、約70人の客を前に事前に切断していた男の局部をスクリーンに映し出しながらフライパンで調理したほか、客5人に食べさせたとしている。

 イベントは有料で、追加料金2万円を払った客に食べさせていた。男が3月に局部を切断後、インターネットの短文投稿サイトで購入希望者を募ったところ、閲覧したダンサーの女らが男にイベントの開催を持ち掛け、企画したという。同区が6月、同署に男を告発していた


世も末である…

全文リットン報告書

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「満州国」見聞記 リットン調査団同行記 (講談社学術文庫)

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台湾人と日本精神 (小学館文庫)

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