軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

“従軍”慰安婦??

野田首相は今夕、国連総会に出席するため出発する。これに先立ち首相は「ウォールストリート・ジャーナル」のインタビューに応じ、
≪国連総会の一般討論演説で、沖縄県尖閣諸島島根県竹島をめぐる中韓の動向を踏まえ「法の支配」を訴えると表明。しかし、両国を名指しで批判することは控える意向も示した≫という。


産経によれば、首相は、
≪「国家間で一番守らなければいけないルールは法の支配に基づいて紛争を予防し、平和的に解決することだ」と強調。ただ「個別事案を具体的に言うということではない」≫とも述べ、尖閣諸島周辺での中国公船の動きに対しては、
≪「基本的に海上保安庁、警察が対処するのが最もふさわしい」と指摘。中国での反日デモや、日本企業による輸入品の通関検査の厳格化に関しては「このようなことで関係が冷え込むことは二国間、地域、世界経済にとりマイナスだ。(中国に)冷静に理性的な対応を求めていく」と述べた≫という。


一方、韓国の李明博大統領の竹島不法上陸については、彼が理由とした「慰安婦問題」の賠償問題はすでに≪決着がついていると重ねて表明。アジア女性基金を通じた元慰安婦への支援を挙げ、「韓国でも当初は肯定的評価があったが途中から変わったことで心ある日本人を傷つけている」と述べ、強い不快感を示した。さらに「(韓国に)評価をまずちゃんとしてもらわなければいけない。その上でどういう知恵が出せるか水面下でやりとりがある」と述べた≫という。

 
対中問題では若干物足りないが、今回はこの内容で堂々と所信表明演説することを強く期待したい。


ところで韓国がしつこく言いふらす“従軍”慰安婦問題について、私が浜松にいた時、次のような体験をしたので書いておこうと思う。



浜松の幕僚長時代に、たまたま町でニューギニア、フィリピン、インパールを歴戦して生還した元陸軍曹長に出会って、直に話を聞いたことがある。大先輩のご老人は、
≪あれ(慰安婦)は朝鮮人(当時は半島人と呼称)のP屋が戦場に連れてきた娼婦達で、戦地の兵たちは明日は命がないと覚悟していたので繁盛した。
しかも、出陣を前にした兵隊たちは、手持ちの金を全部慰安婦に渡していく者が多かったから、当時の“相場”は将校が2円だったと思うが、彼女らの方が金持ちで、ひと財産稼いでいた。

ある時、私がフィリピンから九州に補給物品を受領に出張することになった時、ついつい彼女にそのことを言ってしまった。
すると彼女はタンスから現金3万円が入った小箱と印鑑を持ってきて、朝鮮の親に送金してほしいと頼まれた。
見たこともない大金だったので、命令書よりも緊張して風呂敷包みを膝に抱いたまま福岡の太刀洗飛行場に飛び、到着すると、すぐに基地前の郵便局から送金した。


無事に戻って彼女に送金証明書と印鑑を返納したら、その日は「ただで」やらせてくれた…≫と笑った。

そこで私が、「今盛んに朝日がこのことを特集して煽っているから、その特集記事に反論してほしい」というと、「あんな記事は嘘っぱち、軍は、情報漏えいと、兵に病気が伝染し、戦力が低下する事を極端に警戒して、P屋を定期的に管理していただけ。

兵隊は、布団の中でついつい明日は前線に出るとか、わしのように福岡に出張するとかしゃべってしまう。
軍は極端にこの情報漏えいを警戒した。
それにご承知だろうが、淋病や梅毒などの病気が蔓延すると戦力に直接影響する。軍医が定期的に彼女らを検診したのもそこにある。

そういう意味では≪軍が管理した≫のは事実だが、強制連行などする余裕はなかった。しなくても朝鮮人のP屋がどんどん連行して、どんな僻地の戦場にも連れてきて商売していた。

≪当時の慰安婦募集広告≫


今更反論する気になれないのは、うちのばあさん(夫人)に聞かせたくないし、当時の「女郎屋」のことなど知らない息子や、特にかわいい孫には聞かせられない話だからだ。


わしが新聞に反論して、孫から「おじいちゃんH!」と言われたらたまらない。このまま封印してあの世に持っていくが、仲間たちはみんなそうだと思うよ。
こんな話、体験した兵士たちは絶対に反論できないだろうと朝日は読んでやっている、卑怯な奴らさ≫


そしてこんな話もしてくれた。

インパールでは飯と弾がないので、イギリス軍の陣地に忍び込み、これを奪って戦っていたが、それもできなくなったので撤退になったのだが、雨期に入っていたので行軍は難儀した。
やっと渡河地点までたどり着いたのだが、ふと見ると、川岸にうごめくものがいる。敵か!と思って身構えると、何とそれは、岸までたどり着いたものの増水した川を渡れないでいた「彼女」らだった。
10数人以上いたと思う。中に数人の日本人がいた。

≪昭和の戦争記念館=第5巻:名越二荒之助編・展転社から≫


これを見た兵士たちは、彼女らを優先して撤退させようとして、隊列が乱れたことがあった。部隊の撤退時には、後衛部隊を交互に出して徐々に撤退するのだが、それができなくなるほど兵士たちは懸命に彼女らを撤退させようとしたため、追いついてきたイギリス軍との戦闘で不利になったこともある。

しかし兵士も人間、一夜過ごすと情が移るのさ。こうして時には敵から大打撃を受けたこともあった≫


これを聞いた私は、「むしろ美談じゃないですか。
諸外国のように、強姦したあと殺すような非人道的軍隊とは比べ物にならぬほど旧軍は≪人道的だった≫と書けるじゃないですか」といったのだが一笑に付された。
「戦場とはそんなもの、作戦計画通りにいくものじゃない。戦争したことがない自衛隊にゃ分からんだろう…」と。


実体験に基づく生々しい話は衝撃的だったが、日本兵の優しさに感動するとともに、一般人を「30万人も処刑した南京大虐殺」など、こんな優しい兵たちには絶対にできないと別の観点からも確信したものである。


韓国はもとより諸外国では、軍隊は戦地で平気で強姦するので、当然日本軍もそうだったのだろうと、同一レベルで見ているだけだと思う。
“精鋭”韓国陸軍はヴェトナム戦争に参加したが、その後彼らとのハーフが大勢現地に取り残されていることを李大統領はご存じか?


小一時間お話を聞いていたのだが、そこへ車が入ってきて、息子さん夫婦とかわいい女の子が下りてきた。
「これが孫娘さ」といったので、私には「老兵氏」の心境がすべて理解できた。


日本人には≪恥を知る≫という意識が残っている(今じゃ少なくなってしまったが…)。
そこを逆手に使われて利用され「絶対に旧日本兵慰安婦体験者」が証人として出てこないと高をくくったメディアや韓国などが、好んでこの問題を蒸し返し、販売部数を伸ばし、金をむしり取っているにすぎない、と私は思っている。


昨日夜の「対中、対韓問題」を特集したNHK討論会で、桜井よし子女史が滔々と正論を吐いていたが、韓国の学者は目をそらしていた。この程度の知識で韓国では学者になれるのか、とあきれた…、いや、それは失礼、彼らの「背後」にいるいかがわしい?組織が自由に話をさせないのだろうと判断した。


半島の北も南も、21世紀の今になっても【キーセン】という独特な“文化”を継続している癖に、日本軍となれば、この問題をことさら取り上げるのは理解に苦しむ。


韓国人には理解困難かもしれないが、李大統領は日本生まれ、そこで「脚下照覧」という言葉をお送りするから玩味願いたい。

野田首相よ、国連総会の場では、二度とこんなことをしないでほしい!=産経から≫


同時に、中国ではハニートラップに、韓国ではキーセントラップに引っかかって、己の保身目当てに平気で国を売る我が国の性事家、失礼!「政治屋」の方がいかがわしいのは言うまでもないことだから、彼らにもこの言葉を贈呈しておこう。


韓国の「強制連行」については、樺太訪問で体験した事実があるのでいつか書こうと思っている。
こんな誰も書かないような秘話などを抱えたままで三途の川を渡るには重すぎる。これからは少しずつ自重を軽減しておくつもりである。

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