「2大政党時代の幕開けだ」とかなんとかメディアの追い風を受けて、古い自民政権に飽き飽きした有権者をだまして政権を奪取した現政権だったが、約束した「マニュフェスト」は完全に無視し、行き当たりばったりで「時を稼」いでいるだけに過ぎない。
この政党の性格をよくあらわしたコマーシャル「難破船の3兄弟」の二人が首相になったものの、国をめちゃくちゃにして去り、3人目は自ら子分たちを率いて家出し、おこぼれで今の首相になったが、すでに3回も閣僚の首を挿げ替えるという異常さ。
替えるたびに「適材適所だ!」と大見得を切ったのは何だったのだろう? それほどこの党には人材が払底しているのである。
その上、首相自身が不信任案を突き付けられ、「近いうちに解散」と言い逃れしているのだから、そんな状況下にある今回の組閣なんぞ、有権者の誰一人として期待はしていなかった。
しかし、人間は「恥」を知らなければ、どんなことでもやりおおせるものだ。
昨日、古い日記にメモしていたフランスの小説家・アナトール?の言葉「馬鹿よりも悪党の方がはるかにましだ。悪党は時に休憩するが、馬鹿は決して休憩しない」を見つけた。
なんとなく、この写真を見ながら至言かも…、と思った。
≪野田改造内閣の顔ぶれ=産経から≫
今朝の産経記事の中で、次の論評が有益だと思ったから、貼り付けておきたい。
≪おなじみの河添女史の至言。欲に目がくらむと、真実が見えないというお話≫
それにしても今日の産経社会面(25面)は異常だ。
広島市の小学5年生の少女暴行死事件、葉山の母親が幼い姉妹を刺殺した事件などなど、とても「霊長類」が犯す犯罪だとは思えない。
広島市の小学5年生の少女の、短い11年間の人生とはいったいなんだったのだろうか?彼女の胸中を察すると言葉もない。
天はなぜこんなひどい仕打ちをするのだろうか?と聖職者に聞きたくなる。
彼女は殴られても殴られても地獄のような「家に帰りたい。お母さんと暮らしたい」と訴え続けたというから哀れである。
≪虐待を受けてもなお親を慕うのは珍しいことではない。都内の児童養護施設の男性園長(64)は「親が厳しく、暴力を受けたとしても面会を楽しみに待つ子は多い」と指摘する(産経)≫
何という哀れなDNAなのであろう…
この狂った親には、殴っている実の子供の目を見ても、その願いが読めなかったのか。殺された少女は「唯真(ゆま)」と名付けられていたが、11年前にどんな思いで親はこの名をつけたのか、覚えていないのか! 母親の名前は「亜里(あさと)・28」といい、ゴルフクラブで殴打したという。鬼も真っ青、娘があまりにも哀れすぎる。
葉山の母親の方は「子供を守るためにやった」と供述しているようだから、狂っているとしか思えない。彼女もこの二人に碧授(みう:9歳)、彩風(はるか:生後6か月)という独特な名前を付けているが、母親の名は正子(42)だという。祖母はきっと「正しい子」であれとの願いを込めて付けたのだろうに…。
こんな正視するに堪えない社会になったのは、突き詰めると道徳教育を忘れた刹那主義の快楽主義教育からきているとしか思えない。それに労働形態からくる親子の分離、核家族化の影響なのかもしれないが、この2件に限っては、祖母も同居していたという。
やはり教育、特に人としての自覚が芽生える義務教育期間の教育改革は急務だといえる。
しかしながら、今度の文科省のトップの人事を見れば、とてもそれは望めそうにはない。まだまだこんな悲劇は続きそうである。
野田政権の内閣改造を、勲一等ばらまき内閣だと影口を叩く人もいるが、その程度のゲバ学生の集合体だから、日本も中国も政治環境は大差がなくなってきた。
ところで今日は、癒される話=キジバト君の単独飛行物語でお口直しをしておこう。
何回かご報告している我が家の“扶養家族”のキジバト君だが、10月1日に「単独飛行」を許可したところ、2日午後0時35分に、2羽のうちの1羽が巣を抜け出してきて、我々夫婦が見ている前で、バーゴラから飛び立った!
3mほど飛んでフェンスにつかまり、外側の路上に降りたから、車や猫、カラスが気になって追いかけて、「おいで」といいつつ近寄っても驚きもしない。
しばし護衛!していると、ご近所の家のフェンスに飛びつき、1階の屋根に飛び上がった。そこへ母親が昼食を運んできたので、羽を広げて飛びつき、甘えながら食事をした。
巣に残った一羽は、バーゴラの上からこれを見ていたが、飛び立つ勇気がないらしい。
先の一羽は飛行の味を覚えたらしく、しばらくすると我が家に戻ってきてベランダに止まってしばし下界を見下ろしていたが、夕方遅くどこかに飛び立っていった。
≪一連のキジバト君の動き≫
ところが夕方、残った一羽が気になってバーゴラ上の巣を見ると、何と二羽寄り添って毛づくろいをしている!
単独飛行を終えて戻ってきていたのである。
今朝は二羽揃ってバーゴラ上で毛づくろい、時たま親はエサを届けに来ていて、近くの電線で見張っている。
残った一羽の「単独飛行」も間近い。
この数日間、キジバト親子の情愛と、仲の良い雛たちの動きを眺めていて大いに癒されたのだが、こんな小さな生き物の中に植えこまれた愛情と生命の不思議さに、改めて感心させられる。
キジバトなどの小動物にできることが、地球を我が物顔に占有して争いごとを好む「万物の霊長」を気取る人間にできないということが「理解できない」
いや、最近の異常な国内の親子殺人事件はじめ、シナの騒動を見ていれば、「万物の霊長」という言葉は、とっくの昔に死語になっているのかもしれない。
さて、今日はチャンネル桜で「防衛漫談」の収録がある。お相手の井上和彦君が出した本が届いたのでご紹介しておきたい。
彼は現地を自分の足で取材しているから、文章の一行一行に重みがある。
さて、「日中もし戦わば」結果はどうなるか?
それは読んでのお楽しみ!
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