軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

それでいいのだ!

*それでいいのだ!
連休前段をいかがお過ごしだったろうか。私は28日は日比谷公会堂で開催された主権回復国民集会に出席、29日は隣接した森林公園を家内とともにウォーキングして、小鳥や草花との“会話?”を楽しんだ。

≪追いかけてきて元気にさえずるムシクイ!≫


≪呼んだら階段を下りて足元に来たキジバト! 昨年我が家で孵化した子供かな〜≫


≪大学構内の池で昼食をついばむしらさぎ


ストレスがない?彼らの姿を見ていると、こちらまで癒される。本当に会話が出来たらどんなに素敵なことだろう!と家内と話ながら歩いたものだ。


我が家でも、“想定外”に繁茂したモッコウバラが満開で、いい香りを漂わせている。オールドローズもボチボチ花芽が開きだした。連休の後段が終わると、昨年同様ウッドデッキ周りに一面にバラが笑顔を見せてくれるに違いない。
バーゴラでは我が家のキジバト君も、夫婦交代で卵を抱いているが、まだ孵化していないようだ。彼らを見上げていると、幼子を虐殺して恥じない人間の夫婦の方がよほど下等動物に近いと思われる。



ところで今朝の産経は「習近平指導部、汚職撲滅肩すかし トラ退治のはずが…疑惑の大物続々復活」と次のように報じた。

≪【北京=矢板明夫】中国の軍系メディアは29日までに、汚職問題で取り調べを受けていると噂されていた徐才厚・前中央軍事委員会副主席(大将)の動静を伝えた。徐氏が失脚していないことが明らかとなり、これをもって昨年末から汚職疑惑が持たれていた政治局員クラスの大物政治家3人の“復活”が確認された。
「ハエもトラも一緒にたたく」と地位の高低を問わず腐敗政治家の摘発を宣言した習近平指導部だが、党内における求心力の弱さから実力者には手を出せないとの見方が有力になっている≫

中国軍の機関紙、解放軍報が、軍制服組トップを務めた徐氏が、別の軍指導者の著書に推薦文を執筆したとの内容が含まれる記事を掲載、その後、中国軍や国防省の公式サイトもこのニュースを転載したというのである。
≪徐氏の名前が中国メディアに登場したのは5カ月ぶりだった。今年3月に開かれた全国人民代表大会全人代=国会)を徐氏が欠席したことをきっかけに、「身柄は党中央規律検査委員会に拘束された」との噂が広がった。

徐氏は昨年末に収賄事件で起訴された軍総後勤部副主任だった谷俊山中将との関係が極めて近いとされ「谷氏の事件に巻き込まれたのではないか」と推測する軍関係者もいた。

軍系メディアがこの時期に、徐氏に関連する重要ではないニュースをわざわざ伝えたのは、党内の調べが一段落し、徐氏は追及をかわしたとの見方もある…≫


私は14日のブログに「徐前副主席は谷前副部長の後ろ盾と言われ、ともに江沢民派の人物」と目されていたが、階級をカネで売って財産を蓄えていた腐敗幹部として胡錦濤派に除名されたと目されていたが、実は徐才厚副参謀長の姿がなかったのは「膀胱癌で301病院に入院していたからで、手術は失敗、というより全身に癌が転移していたらしく、先がない」という中国情報を書いた。ところが今回、解放軍報によれば健在らしいというのである。


≪昨年11月に中国最高指導者の共産党総書記に就任した習近平氏は、反腐敗対策に力を入れ、中堅クラスの党幹部十数人を一斉に摘発した。習氏はさらに「指導幹部の規律違反や違法行為を断固として調査し処罰せねばならない」と“トラ退治”宣言をした。(中略)
共産党筋は「徐氏は江沢民・元国家主席の側近、劉氏と李氏は胡錦濤・前国家主席の腹心だ。それぞれ問題があることは事実だろうが、今の習近平氏には彼らを摘発できるほどの政治力はない」と話している≫と産経は報じたが、どうも奇奇怪怪の権力闘争の一環で、習近平主席の基礎が固まっていないことを裏付けしているように思われる。


ところで四川省を襲った地震で救援が一日遅れる失態を演じた成都軍区は、被災者に1000万元送ったという。
ところがネット上では「軍事費が増加しているのはこれが原因か?一体何の意味か?」などと炎上しているらしい。

2008年の災害時には、500元からランク別に1000元まで指定して“義捐金”を供出させたともいう。
軍事費上昇分は日本から取っているのじゃないか!公表せよと海外ネットからも抗議が来ているという。
この国の赤十字社はもちろん民間団体ではないから、花岡事件で日本が提出した“5億円の賠償金”の半分をネコババしたから被害者は怒った。誠意がこもった義捐金も、彼らにとっては儲けの種、恥も外聞もない所が如何にもこの国らしい。
そのほか、汚水で40%以上が飲用不可になったため、中国人青年に子供が出来なくなりつつあることを恐れた政府は、今のうちに健康な青年の精子を取って保存しようと、各大学で「身体検査」と称して無理やり精子を採取しているとネット上で話題になっているらしい。
一人っ子政策を継続しつつ、精子を採取しているのだから、やることがめちゃくちゃだと悪評らしいが、いずれにせよ人間無視の政策に違いはない。それよりも、こんな“方々”がなるべく増えないように●●●●ホイホイを日本から進出しているスーパーさんにどんどん販売してほしいものだが、元副総理、いかがでしょうか?


冗談はさておき、それよりも滑稽な記事を見つけた。
≪米紙ワシントン・ポスト(電子版)は26日、安倍晋三首相が「侵略の定義は国際的にも定まっていない」と述べたことについて、歴史を直視していないと強く批判する社説を掲載、これまでの経済政策などの成果も台無しにしかねないと懸念を示した。

社説は、日本が韓国や中国を侵略したのは疑いのない事実だと指摘。中韓が内政上の動機から反日感情をあおることがあるとしても「安倍氏が陥った自己破壊的な(歴史の)修正主義を正当化する理由にはならない」とした。

さらに、戦前の帝国主義への郷愁に浸っているようでは、国内改革を推し進めたり、正当な主張である防衛予算の増額などを隣国に納得させたりすることも困難になると論じた。(共同)≫


「日本が韓国や中国を侵略したのは疑いのない事実だ」とするワシントンポスト社説の根拠はどこにあるか知らないが、ならば言っておこう。
66日間の厳しい航海を経て1620年1月21日にアメリカ大陸にたどり着いたメイフラワー号から上陸して住み着いた、米国人のご先祖様たちの行為は、一体なんだったのか?
元よりこれより先の1607年にヴァージニアはイギリス人が“移民地”にしていた。
「メイフラワー号」といえば辞書などには「その後のヨーロッパによるアメリカ植民地化のシンボル」だが、“植民地化”って一体なんなのだ?
安倍晋三首相が『侵略の定義は国際的にも定まっていない』と述べたことを、歴史を直視していないと社説で強く批判しているそうだが、安倍首相が「米国の侵略行為」を“隠ぺい”してやっていることに気が付いていないようだ。


ポストに聞くが、米国人のご先祖様が続々と「移民」していったアメリカ大陸は「無人」だったのか? そうではあるまい。原住民と呼ばれるインディアンが住んでいたのだ。
それを武器で追い出して「居留地」と称する収容所に追い込み、こともあろうに、今の中国がチベットなどにしているように、インディアンの抹殺を図るため、ペスト菌を付着させた毛布を人道支援と称して居留地に送り込んだのじゃなかったか?
ジュネーブの生物毒素兵器禁止条約締結時に、これが世界初の「生物兵器の使用例」だと提示されたはずだ。


この問題でワシントンポスト中韓の言い分を支持するのは、勘ぐれば自ら犯してきた「非人道作戦」と「侵略行為」から国際的関心をそらすためじゃないのか、と思いたくなる。
つまりこの社説は、特定アジア諸国を支持し、日本を貶めることによって、現在中国が進めている少数民族絶滅作戦から目をそらさせようと考えているとしか思えない。

これが国際的“名声”を得ているワシントンポストの社説とは情けない限りだ。

≪メイフラワー号=インターネットから≫

当然ご存知だろうが、同号に乗っていた25〜30名の乗員を除く船客102名のうち、およそ3分の1がイギリス国教会の迫害を受けた分離派に属していたピューリタンで、彼らは信教の自由を求めて「新大地」を“侵略”したのだ。
自分たちの信教の自由を守るために、先住民族を虐待し排斥したことは許されるのか? どう理解したらいいのか次の社説でご説明願いたいものだ。


アメリカ合衆国にとってメイフラワー号は信教の自由の象徴であり、歴史の教科書で必ず触れられている。先祖がニューイングランド地方出身というアメリカ人は、メイフラワー号の乗客の末裔だと信じていることがよくある」と辞書にはあるが、ワシントンポスト風に言い換えると、「欧州人(現在の米国人)が大陸を侵略したのは疑いのない事実」であり、メイフラワー号は「侵略の象徴だ」ということになるだろう。
どうしてこれを「信教の自由を求めた“移民”」だと言い換えることが出来るのか?
日本が統治した韓国や、米国が支援して日本軍と戦わせた蒋介石軍と、毛沢東の共産軍の不法攻撃に対して防衛行動をとった日本軍の行為が「侵略行為」ならば、少数の先住民を駆逐した貴国のご先祖たちの行為も間違いなく「侵略行為」じゃないか。
どうもポストの論説委員らも自国の歴史を知らないらしい。


ところで韓国国会が「(安倍政権の)非理性的な妄動や妄言は、未来志向の韓日関係構築や北東アジアの平和定着に深刻な悪影響を及ぼす外交的な挑発行為だ」として靖国参拝非難決議をしたという記事はお笑いだろう。彼らには、今の沖縄のようにこんな児戯にも劣る行為しかやることがないのだ。こんな民族と付き合うだけ『人生の無駄』というものだろう。

≪25日、ソウルの日本大使館前で旭日旗を踏みつける反日活動家ら(ロイター)=某新聞社旗かと思った…≫


朝鮮半島ウオッチ】欄に久保田るり子記者がこう書いている。
≪……『極右改憲』に向けひた走る安倍政権」などと…韓国メディアは連日の日本たたき。有力メディアはこれで「日本は孤立する」と決めつけている。だが熱くなる韓国側に対し、日本側は政府も国民も冷静で冷ややか。特に靖国問題を外交に絡める韓国の政治手法には日本はうんざりなのだ。国民の韓国を見る目もいつになくさめている感じである≫


これでいいのだ。今までいちいち丁重に応じてきたから「つけ挙げって騒いでいるだけ」で、相手にされないとやることが無くなるだろう。他にやることがないらしいが、こんなことを続けていれば、そのうちに北に統一されるのじゃないか?
戦後の日本政府はどう見ても「法治国家ならぬ放置国家」だったが、特ア諸国の行動に対してだけは後者でいいのだ。
日本のお蔭で驚異の復興を遂げた朴槿恵大統領の父上は、きっと悲しんでいるに違いないが……

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