軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

おれの物は俺のもの、人の物も俺のもの!

はや7月、≪東北旅行!≫後一カ月たち、やっと平常の生活に戻りつつあるが、同時に体力的には歳を感じるようになった…。
カラスに襲われてバーゴラから一時避難?したキジバト夫婦は、再び巣を作っていて夫婦で卵を抱いている最中だが、勿論巣は以前とは違う場所に造られている。中旬ごろには雛がかえることだろう。
最近は人間よりもこれらの小動物から夫婦のあり方、家族の在り方、人の生き方を学んでいる……

≪いつの間にか新居を新築!≫


≪防空網に穴が開いた古巣!


ところで中国ウォッチャーから次のようなプリントが届いた。
中共大陸の半分赤色の「新国旗」だそうだが、インターネットで流れているらしい。中国ウォッチャーの「中共の台湾統一後の旗だと思う」とコメントが付いているが、意地が悪い私の眼から見ると、「台湾(国民党)が大陸を制覇した」ともとれる…。案外そうなるのじゃないか??

≪台湾統一後の国旗?≫


経済破たんを目前にしたシナの指導者たちの暗闘は衰えていない。ウイグルの暴動、香港の大規模デモなど、国内は非常に騒々しくなりつつあるが、弱みを少しも見せないところが素晴らしい!

≪7月1日、香港での大規模デモ=インターネットから≫



そのシナは、南シナ海尖閣で領土、領海を一方的に拡大しているが、その昔、クリントン国務長官が呆れて言った言葉が忘れられない。
昨年11月30日付の産経新聞をご紹介しておこう。


≪中国「ハワイ領有権も主張できる」 米国務長官、協議の一幕明かす
 【ワシントン=犬塚陽介】クリントン国務長官は11月29日、ワシントン市内で講演した際の質疑応答で、過去に南シナ海の領有権問題を中国と協議した際、中国側が「ハワイ(の領有権)を主張することもできる」と発言したことを明らかにした。長官は「やってみてください。われわれは仲裁機関で領有権を証明する。これこそあなた方に求める対応だ」と応じたという。

 協議の時期や詳細には言及しなかったが、20日の東アジアサミット前後のやりとりの可能性もある。仲裁機関は国際司法裁判所(ICJ)を指すとみられる。

 ハワイをめぐっては、太平洋軍のキーティング司令官(当時)が2007年5月に訪中した際、中国海軍幹部からハワイより東を米軍、西を中国海軍が管理しようと持ちかけられたと証言したこともあった。

 クリントン長官は、中国と周辺国の領有権問題について、領有権の主張が地域の緊張を招くような事態は「21世紀の世の中では容認できない」と述べ、東南アジア諸国連合ASEAN)が目指す「行動規範」の策定を改めて支持した。また、領有権問題は「合法な手段」で解決されねばならないと強調した。

 さらに、領有権問題は北極や地中海でも起こりかねず、米国は「グローバルパワー」として放置できないと明言。中国が「できる限り広範囲」の領有権を主張する中、法に基づく秩序維持のために「直言していかねばならない」と語った。≫
如何にも中華帝国らしい。「おれの物は俺のもの、人の物も俺のもの!」なのだ。


ところで支那と韓国は、「敵の敵は味方」の論理で蜜月を演出している。これも意地悪く言えば「四面楚歌」の2国が寄り添ったということか?

10年以上も前に、「日韓関係」に関する研究会で、韓国の有名なジャーナリストが「皆さんは日韓友好が本当に成り立つとお考えですか?」とわれわれに問いかけたことがあった。
「もちろん」と日本側の多くの教授やジャーナリストが答えると、彼は「それは絶対にありません!」と力を込めて言い放った。
「一衣帯水…、歴史的に…」などなど、わが国際関係論者方は口に出したが、彼はこう言い放ったのである。
日帝の支配は36年、米帝の支配は高々50年、それに比べて大陸の支配は1000年、我々のDNAには、大陸の恐怖が染みついているのです」
この写真を見るとこのことが思い出されてならない。

中韓首脳会談の一幕=産経から≫


ところで、北朝鮮が水面下で動き出し、日本の10兆円支援に触手を動かしているという情報もある。勿論韓国もシナも反対するだろうが、北朝鮮に、拉致被害者を返還して新たな日朝関係を築こうとする動きが出れば、半島情勢は大きく変化するだろう。

そうなると次に大陸に流れる『新国旗』には、韓国の旗も吸収されたものになるのかもしれない…

歴史認識を語る朴大統領のために、今朝の「産経抄」と曽野綾子女史の「透明な歳月の光」をご参考までに添付しておこう。

産経抄
≪前にも書いたことだが、北朝鮮との国境の町、中国・丹東の丘の上に、何十メートルもありそうな高い塔が立っている。朝鮮戦争を戦った中国義勇軍の記念館の隣である。以前見学に行き、塔の意味を尋ねたとき、中国人ガイドの答えには目をむいた。

 ▼「北朝鮮は中国のおかげで独立を保てたのに、今それを忘れている。思い出させるため向こうからも見えるように建てたのだ」。63年前、韓国に攻め込んだ北朝鮮軍は、国連軍により中国国境近くまで追い詰められた。そこを助けた中国の恩を忘れちゃ困るというのだ。

 ▼日本人へのリップサービスだったのかもしれないが、この「上から目線」には参った。まるで北朝鮮の命運は自分たちが握っていると言わんばかりに聞こえる。いや、北ばかりでなく朝鮮半島を何度も影響下においた中国の「宗主国」意識が出たのかもしれない。

 ▼その中国を韓国の朴槿恵大統領が訪ね、大歓迎を受けた。習近平国家主席は晩餐(ばんさん)会以外に昼食にも招待、名門大学での演説の機会を与えた。日、米と対立を深め、北朝鮮にも「恩」が通じない中国にとって、懐に飛び込んできた韓国は、かわいく見えたことだろう。
▼韓国にとっても「にっくき」日本や北朝鮮に対抗するためのパートナーとして中国を選んだといえる。だが中国はそれほど生やさしくはない。一時の日本のように、こちらから友好を求めても、欲しい島があれば力ずくで奪いにいく。そんな国なのである。

 ▼ましてや相手が韓国となると、便利に利用しようとするとみて間違いない。外交に歴史認識を振り回すのが好きな韓国だ。真っ正面から中国とつきあうというのなら、まず朝鮮戦争について検証し合ってみてはいかがだろう。余計なお世話だろうが。


曽野綾子―透明な歳月の光≫

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≪だから日本人は騙される=尖閣竹島問題でわかった歴史のウソ:黄文雄著:経済界新書¥800+税≫

解説は不要だろう。お人良し日本人よ、早く目を覚ませ!とだけ言っておきたい。

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