軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

靖国は熱かった!

正午に靖国神社につき、夫婦そろって混雑の中を進んで境内に入り、列の最後尾についたのが0時15分、徐々に進んで神門にたどり着いたのがちょうど1時間後の13時15分だったが、その間、流れる汗を拭きながら列中にいて、実はさわやかさを感じていた。
ご遺族や戦友と思われるご老人に混ざって、今年は若者が多かったからである。

≪政治家よ、声なき声を聴け!シナ、朝鮮の何が怖いのか?≫


身なりはいろいろだったが、猛暑の中、文句も言わず、黙々とたたずんでいる。中には乳呑児を乳母車に乗せた若夫婦も少なからずいて、そんなときには若い奥さんが弥勒菩薩のように見えた!
空中には白鳩が舞い、68年前と同じく蝉の声が騒々しい。あの日天皇陛下は「耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍べ…」と国民に命じられた。
この一瞬で、国内は静まり返り、海外にいた邦人も兵士たちも国家再建を誓ったのであったが、その甲斐あって飽食で平和にうち過ぎ、感謝を忘れて“怠惰な生活”に不満さえ言うほど贅沢になった。
「贅沢は敵」が「贅沢が当たり前」になり、「士農工商」は「商農工士」に逆転し、侍精神を忘れて精神的には後進国並み程度の知力と幼児化が進み、すべての価値観は「金」に変化し、日教組教師らは「人は“金と猥褻”に生きるのだ」と子供達を洗脳した。
その底には占領軍の陰謀があったにせよ、自らがそれでよし、と決め込み、日本人自身が知的に怠惰になったからだと思っている。


「健全な精神」は、メタボで歪で虚弱な肉体には宿らない。若さを追求するのは構わないが、表面だけの若さと美しさに一喜一憂して、男性までが化学物質を顔や体に塗りたくり、内面の美を追求することはしなくなった。
戦後、身を捨ててこの国を守護せんとして散って行った多くの英霊は、このようなあまりにも期待はずれな修羅界を見てお怒りだろうと想像する。


しかし、私はこの日、のろのろと列中を進みながら、極端な熱気も意に介せず黙々と整理係の指示に従う群衆に感動した。
昭和天皇御不例の時、雨降る皇居前に2時間以上もたち続けて御快癒祈念の記帳を待った10万の群衆の中にいた時と同じ感動だった。


わが将兵の多くは終戦のご詔勅後も海外に居残って植民地解放のために現地民と共に戦いつづけ、昭和50年4月30日、サイゴン陥落で米軍を追放した時点でもってアジアを開放し、大東亜戦争の目的を達したのであったが、肝心の本国の方は戦後68年間『白人の植民地』と化して何ら恥じるところがなかった。


8月15日の参拝に私がこだわるのはそこにある。にもかかわらず歴代の総理大臣は、票と権力を失うことを恐れて権謀術数をもてあそび、200を超える世界の国々の存在よりも、たった2〜3か国の恨み節におびえる始末。内政干渉を排除する意欲さえ感じられなかった。
「自信と誇りの持てる国へ」と豪語した新首相も例外ではなく、自ら闘いを忘れて≪闘わない政治家≫への道を踏み出したような気がする。彼が本文に書いた「決して批判の矢面には立とうとしない政治家」にならないことを祈るばかりだが、そう見えるのはなぜか。

硫黄島でのこの“懺悔”はなんだったのか、といいたくなるが、若い彼を奇妙な“実力者”達が取り囲んでいるようだから、今回だけは“彼の本心”を信じておくことにする。しかし、毎年、粛々と靖国の杜に集合する声なき声の熱意と強靭さを、シナも朝鮮も恐れているにすぎないことを知っておいてほしい。
靖国参拝問題が“解決”すれば、彼らには“外交交渉の手立て”がなくなるのだ。憲法が改正されれば、9条にしがみつく左翼法学者が生きていけなくなるのと同じであり、彼らは「食うために」大騒ぎしているにすぎない、と私は思っている。
米国の上院外交委員長などは、アジアの実情が理解できないリベラル議員に過ぎないだけだろう。聞き置くだけでよかったろうに…


おまけに恨み重なる敵であるはずの機動隊員に“保護”されて、大群衆に近づけなかった愚かな朝鮮の議員らも、眼前に見た日本人の団結力に驚愕し内心ほっとしたに違いない。彼らが恐れる『右翼団体』の前に何気なく誘導してやればよかったのに…。機動隊員はまじめすぎる!

≪自分の国と違って「入国拒否」されなくてよかったね〜≫


並んで1時間10分過ぎに我々は参拝出来て再び駅に戻ったが、その間、おぞましくもシナ政府に内蔵摘出されている法輪功の皆さんや、教科書問題、尖閣問題などで立ち上がった名もなき庶民のボランティアらが、流れる汗をも気にせず立ち続けて訴えている姿に感動した。
同時に人道無視のシナは間違いなく崩壊すると感じた。

≪この日の靖国正面:産経から≫


その後世田谷観音に8年ぶりに参拝したが、こちらは閑散としていて、我々のほかに3人の老人と一組のご夫婦がいただけだった。すでに特攻戦士は靖国に集合されたのであろう。それならば一安心、しかし、私の線香の束だけが、猛烈な炎を上げて燃え盛り、あっという間に燃え尽きたのが不思議だった。周りに立っている線香の束は、不思議なことに上から4分の一程度であったり、火が消えているにもかかわらずである…

世田谷観音(特攻観音の碑)≫


私はここに来るたびに目頭が熱くなる石碑がある。満州で「国破れて山河なし、生き延びて甲斐なき生命なら死して護国の鬼たらむ。大切な武器である飛行機をソ連軍に引き渡すのを潔とせず結婚間もない新妻を後ろに乗せて、侵入してきたソ連軍の戦車部隊に対して体当たりして全員自爆」した若き陸軍将校達の顕彰碑である。
携帯電話で撮ったので、画像不鮮明な上回転できず申し訳ないが、碑文をお読みいただきたい。


このように、祖国の鬼となって散華した英霊を敬うことを、「反日」を政権維持の道具にしているに過ぎない開発途上国に、どうして邪魔されなければならないのか不思議でならない。
大臣方のほとんどが何か“裏を取られて”いて、それで脅かされているのじゃないか?などと週刊誌的妄想をたくましくするのだが、無視して取り合わねば、向こうからすり寄ってくるのが弱小国の常とう手段だろう。
もっとも、すり寄ってきたからといってやみくもにお付き合いするほどの相手じゃないが…


そのシナに関して、ブログを読んだ読者からプリントアウトされた記事が届いた。薄キライ支持派の活動は事実だったのだ。カイロの次はベイジンかも…

山東省済南市の法院入口と済南駅に掲げられた薄支持スローガン=インターネット情報≫


おまけに「台湾がいよいよ大陸に飲み込まれる」といった記事も届いたが、私は「逆じゃない?」と言っておいた。取り込まれるのはシナの方だろうと。

≪「台湾統一の前兆か?」=インターネットから≫


この秋にかけて、周辺情勢は激変する予感がする。
こんなに混乱している国からの干渉さえ排除できないようでは、同盟国から軽視されても仕方ないか。


そんな中、14日にチャンネル桜の3時間番組「討論…」に参加したが、若手の経済専門家から尖閣についていい話を聞くことができた。
「日本富国強兵論」という題だったが、パネリストは一色正春(元海上保安官)、潮匡人(評論家)、片桐勇治(政治アナリスト)、福山隆(元陸将)、三橋貴明(経済評論家)、渡辺哲也(経済評論家]、それに私。司会はいつもの水島代表。包み隠さず正論を吐くのがこの番組のいいところ!
8月17日(土)20〜23時スカパー217チャネル
その他インターネットで放映される予定。
ぜひご覧あれ!


頂いた本のご紹介
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「台湾独立に生涯をささげた黄昭堂氏の自伝を、宗像隆幸氏と趙天徳氏が編訳したものである。
黄ご夫妻にはずいぶんお世話になったが、独立運動に情熱を燃やす姿は、少年そのままであった。
氏の様な祖国愛と信念に生きる日本の男は、極端に少なくなった気がしてならない。
謹んでご夫妻のご冥福をお祈りする」

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