軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

英霊を侮辱する恥知らず

ユネスコが、一方的に「幻の南京大虐殺」をシナの言うとおりに登録した愚行に対して、国民は怒り心頭に発したようだ。前回のブログに、多くの読者が反応したことでもよくうかがえる。


安倍首相は来日した楊国務委員に「遺憾」の意を伝達したし、珍しく?自民党も政府にユネスコへの分担金拠出の停止などを早急に求める決議文をまとめた。
今までは「敵の言うままに事を荒立てまいと」任期中は無難に過ごそうとしてきた政治家らも、今度ばかりは枯渇したか?と思われていたアドレナリンが少しだけにじみ出たようだ。
怒りを表すべき時に、怒ることが出来ない彼らは“枯山水”で役立たずだと思っていたが、今回の件では少しは仕事をしようとしているようだ。政府に確実に停止させてほしい。
しかし、やはり『コウのヨウヘイ』さんだけは違ったようだ。
「分担金停止は『恥ずかしい』」とのたまったという。


河野洋平衆院議長は15日、日本外国特派員協会で記者会見し、中国の「南京大虐殺」に関する資料を世界記憶遺産に登録した国連教育科学文化機関(ユネスコ)への分担金停止などの措置を日本政府は取るべきでないとの考えを示した。

河野氏は「ユネスコの活動に影響を及ぼすような意見が国内から出るのは全く恥ずかしい」と述べた。同時に「南京で虐殺があったことは日中両国で事実と確認されている。問題は何人殺されたかだ。記憶遺産として残す以上は両国が資料に基づき、議論する必要がある」と強調した(産経)≫


どうも彼は日本人じゃないらしい。先の大戦で、250万余の同胞が散華したが、とりわけ大陸で散った先人らの行為を根拠もなく「誹謗し名誉を汚す」のだから、大和民族ではないのじゃないか?
そこまでして“かっての敵国”に阿なければならない事情でもあるのか、伺いたい。彼のような意見が出ることの方が「実に恥ずかしい」。
≪記憶遺産として残す以上は両国が資料に基づき、議論する必要がある≫と強調したらしいが、楊国務委員に対して言うべきだろう。


彼のような存在は反論できない「英霊を侮辱」する恥知らずだと私はいうのだ。そういえば、今度息子が大臣になったそうだが、友人から奇妙な情報が届いている。政府は、選挙資金関連の身の下調査もいいが、事務所に巣食う“外国人秘書”についても調査すべきではないのか?
安倍総理は孤軍奮闘しているが、幕僚たちも「本能寺」を警戒してほしいものだ。


ところで14日夜、地方議員さんたちと懇談してきた。10人ほどの熱心な方々で、現在は“野党”ではあるが、昔は『健全野党』に属していた方々だ。

私は政治には興味がないから、話の内容はよく理解できないところがあったものの、地方から国政を健全に立て直そうという意気込みは強く感じた。
“ごまめの歯ぎしり”というと失礼だが、足元をよく見ているだけあって、発言には迫力があったから、目立ちたがり屋と偽善者しか集まらない永田町に、こんな、地に足が着いた議員方が進出した方が、よほど国民のためになる…と感じた。

国際関係を見るための基礎講座として、地球は丸いことを実例を挙げてお話ししたのだが、これには皆さん方驚いたようだ。


昔、外務省に出向していた3佐時代に、ICBMやSLBM、戦略爆撃機が持つ特性について、北極中心の地図で解説したところ、当時の外務省高官らも理解できなかったから、3次元の生活をしていた私としては大いに驚き、かつ、これで外交が成り立つのか?と疑問を持ったものだ。
綾小路きみまろ氏の言葉じゃないが、あれからすでに40年、未だに地球が丸いことを実感していない方々が少なくないことも何らおかしくはない現象だと感じた。安倍首相は、全方位外交を推進しているから大丈夫だろうが…。

法研究会の講座で、もう一度復活講義してもよさそうだ…


今日の話題は、噴出し続ける「大企業の不祥事」などについて書こうと思っていたのだが、産経抄子がいいことを書いてくれたから紹介しよう。


≪【産経抄】大丈夫か日本 10月16日

 「たった1人の五輪ボイコット」。平成20年3月の小紙に、こんな見出しの記事が掲載された。埼玉県富士見市の町工場で、陸上競技の砲丸を作っている、辻谷政久さんを取り上げたものだ。

 ▼外国メーカーは、コンピューターを使って鉄の鋳物を球にしていく。もっとも鋳物には、他の金属も含まれるために、完璧な球にすると重心が中心からはずれてしまう。そこで辻谷さんは、手動の旋盤を使って勘を頼りに削り、ピタリと中心に重心を持っていく。

 ▼世界唯一の技術で、他のメーカーより1〜2メートルは遠くへ飛ぶという。実際、アトランタ五輪から、シドニーアテネまで3大会連続で、メダルを独占する。つまりメダルを獲得した選手すべてが、辻谷さんの「魔法の砲丸」を使っていた。

 ▼北京でも偉業達成は確実だったにもかかわらず、辻谷さんは砲丸の提供を固辞する。知人の工場で生産した製品から、粗悪な偽造品をでっちあげる中国への不信感からだ。中国で開催されたサッカー・アジア杯で、日本代表にブーイングを浴びせる観客のマナーにも我慢がならなかった。

 ▼記事には後日談があった。関係者全員が願っていた、ロンドン五輪での復活も、かなわなかった。体の不調だけが理由ではない。北京五輪で、「辻谷製」ではない日本製が出回り、選手の信用を失ったことに心を痛めていたという。

 ▼82歳で亡くなった「世界一の砲丸職人」の訃報を、昨日の小紙で知った。同じ紙面には、辻谷さんを悲しませる記事が載っている。東洋ゴムによる、3度目の不正が発覚した。横浜市内の大型マンションでは、くい工事を担当した旭化成建材がデータを転用し、建物が傾いてしまった。日本のモノづくりは、本当に大丈夫なのか。≫


地方の郵便局長らによる他人の預貯金搾取にも驚いたが、厚生労働省ノンキャリ職員の不祥事には言葉もない。彼の歴代上司の目は節穴だったのか?
この役所には不祥事が多すぎないか?
官公庁までもが、どこか“ゆるんで”いて締まりがなくなっているのは大問題だ。各種の業務改革をしても、人事処置をしても、人間の持つ悪には勝てないらしい。組織が活性化していないのだろう。


東芝も、東洋ゴムも、そしてでたらめなマンション建設をした住友も、フォルクス・ワーゲン同様、どこかが緩んでいるとしか思えない。


シナの経済発展とともに、シナ人が得意とする手法が世界に広がっているような気がしてならないのだが、青春時代を文革下放で過ごした習近平主席は何というか?


我が国の場合も、“緩んだ人間”たちの年齢が5〜60代だから、バブル絶頂期にちやほやされた連中の世代だ、と仲間は言う。
しかし、それだけじゃあるまい。
世界一の砲丸づくり名人・辻谷政久さんが聞いたらなんと嘆くか…。


昨夜の「和風総本家(TV東京)」にも下町でコツコツと技を伝える職人が出ていたが、モノづくり本家・日本の技術は大丈夫か?


たまたまウォッチャーからシナの話題が飛び込んできた。

≪シナのやすり名人=インターネットから≫


砲丸づくり名人の辻谷政久さんが拒否した北京五輪。そのシナでは今、31歳の“やすり名人”が話題になっているという。

≪方文墨は、体重100kg、身長1・8mだが、この10年間、毎日4時間やすりがけを勉強、1年間にやすりを200本消耗するほど努力して名人になった。彼は、手の感覚で部品を磨き、「殲15戦闘機」の核心部品を製作している≫と中央テレビと新聞が「大国工匠」だと称賛した≫


ところがネット上には「今の旋盤は1000分の3の精度もないのか?」「手磨きが必要なのか?」「彼の製品の合格率はどのくらいか?」「手磨き方式で殲15の生産要求は達成できるのか?」「年300日で計算してみると、平均6時間でやすり1本が破損する。こんな壊れやすい道具で、1年間でどれだけ金を使ったのか?」「ほかの戦闘機も同じ加工方式なのか?」「殲15は空母艦載機だろう。早く線香をあげて…、神様、操縦士を守って!」などと書き込み殺到だとか。


わが国産機は大丈夫だろうな〜〜。こうも大企業の無責任な行状が暴かれると、なんとなく我が国が誇ってきた技術力が、大陸のレベルまで落ちてきたような不安がよぎる。モラルの低下である。


爆買いシナ人の中には、相当な詐欺団が潜入していて、貴金属を大量にかっぱらっているという情報もある。勿論スパイもいるが、日本じゃ捕まらないと豪語しているという。こんな連中とまともに付き合っているとろくなことはなかろう。


こんな例もあった。

≪シナの“象牙皇后”=インターネットから≫

彼女はシナで「象牙皇后」と呼ばれている。14年間で1900kgもの象牙を密輸したからだ。シナの媒体は報道しないが、海外、特に米国ではドンドン報道されている。その中の「毎日郵報」(英国)は、


中国籍の李(Yang Feng Glan)は、タンザニアで逮捕された。この歴史上に前例がない“象牙皇后”に対して、1年以上調査してきた結果、現在66歳の彼女は、2000年から2014年5月まで、東南アジア地区に対して760本の象牙を密輸し、200万ポンド(1951万元)稼いだ。
彼女と同時に逮捕された2名のタンザニア人男性がいる。
「大象行動連盟」総部は米国のロスアンジェルスNGOと英国のNGOから環境調査報告書(2014年11月)で、2013年3月に、中共指導者習近平タンザニアダルエスサラーム)訪問時に、習近平氏に随行してきた中共政府官僚たちが、タンザニア国内で非合法的に大量の象牙を購入し、習近平の専用機で中国に輸送した。その後象牙の価格は猛烈に上がったが中共の外交部は「そんなことはない」と反発した。
この“皇后”は、1975年からタンザニアに住んでいたが、最初は中共のためにタンザニアに鉄道を建設する仕事の通訳だった。
その後彼女は首都・ダルエスサラームで商売をはじめ、その間ウガンダに行った後に再び首都に戻ったところを逮捕された。
タンザニア象は、2009年には10・9万頭いたが、2014年には4・3万頭に激減した≫と報道している。


この女性は14年間に706本の象牙を密輸(つまり350頭の象が屠殺された)しており、米国、英国、アフリカ各大陸のマスコミは盛んに報道しているが、シナでは一切報道されていない。


これを見ると、わが国“大企業”要人らの質の低下はまだ許容範囲内?のように思えるが、隣国は、政府ぐるみの自然破壊であり、動物虐待だからはるかに大問題だろう。国連もユニセフも、問題視したらどうだ?

この国は昔からそうだが、歴史ではウソをついて恥じないが、現実でも人間の常識を超えたふるまいをして少しも恥じていない。
こんな政府こそ、タンザニア象の代わりに消滅させた方がいいのじゃないか?と国連事務総長ユニセフ事務局長さんに言っておきたい。

シナ人の爆買いが「景気浮揚につながっている」などと愚かしい記事を書く経済人にも言っておきたいが、通じないだろうな〜

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