軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

靖国は“雨だった”

72回目の終戦記念日は雨になった。
その直前の“御巣鷹山”慰霊の日に、偶然というべきか“必然”というべきか、全く同じ便の全日空機が同じコースの同じ時刻に、客室内の減圧が起きて羽田に引き返すハプニングがあったから、さてはお盆の現象か?と話題になったが、あまりにも酷似していたので、そう考えるのもやむを得まい。
科学万能の現代においても、目に見えなかったり、聞こえなかったりする現象はあるのだから、科学が万能だとは言い切れないからだ。
それにしてもダクトの点検が2年おきとは恐れ入った。ファントム戦闘機は、各フラップに境界層制御装置がついていて、フラップを下げた時にエンジンの空気圧縮機から高圧の圧縮空気がフラップ上面に高速噴出し、揚力を高めるように工夫されていたが、高温であった上に高速だったからダクトが偶に外れるか折損することがあった。こうなると火災の危険があるので整備員は入念に点検していたものである。
B777とは使用目的と構造が違うかもしれないが、使用頻度を考えると点検間隔が長すぎる気がする。しかし、大事故に至らず幸いだった。
コメンテーターの中に「危険だ」とか「点検がおろそかだ」などと声を荒げる者がいたが、そんなに怖いのならば、飛行機に乗っちゃだめだろう!
飛行機は運行安全よりも営業第一で動いているのだから…。
新幹線を選ぶように助言するが、しかし機械には故障がつきものだとも付け加えておこう!


ところで今年の15日は、都心を含めて関東はひどい雨になった。私は「天気=天皇のご気分」という古来の説を信じているので、天皇がお疲れのような気がしてならない。
股肱の臣がいないからではないか?
靖国に集う英霊方も、特に最近、あまりにも“無様な”祖国の姿に泣いておられる様な気がしてならなかった。

そんなさなか、≪ 社民党副党首の福島瑞穂参院議員が、15日の「終戦の日」の集会で述べたあいさつに対し「戦没者を冒涜(ぼうとく)している」などとして、インターネット上に批判が殺到している(産経)≫という記事が目についた。

≪福島氏は15日、先の大戦で亡くなった身元不明の戦没者の遺骨が納められた千鳥ケ淵戦没者墓苑(東京千代田区)で開かれた市民団体主催の「戦争犠牲者追悼、平和を誓う8・15集会」に出席した。福島氏は憲法自衛隊の存在を明記する安倍晋三首相(自民党総裁)の憲法改正の提案を「憲法9条の抹殺です」と批判した。

 さらに「安倍首相の憲法9条改悪と闘わなければならないのです。9条を変えようとする内閣は倒さなければならないのです」と訴えた後、人気ファンタジー映画を引き合いにこう述べた。

 「『ロード・オブ・ザ・リング 指輪物語』の中で、死者の人たちが地中から蘇り、力を合わせてともに戦う場面があります。私は今、その場面を想起しています。主権者である私たちは、戦争犠牲者の全ての皆さんとともに力を合わせて、9条改悪を止めたいのです」≫

その「不謹慎」な内容に批判が相次ぎ、「自己の政治的主張のために英霊をゾンビ扱いするとは何事か。卑劣な言動を絶対に許さない」「平和を誓うあいさつで政権批判とか…。英霊を冒涜するのもいい加減にしろ」「墓の前でまで人の悪口とか終わってる」「墓苑でもマイクを通して安倍さんの悪口とは驚きました」「戦没者遺族の方々に謝ってください。彼らの大事な方を冒涜したのですから」「ネクロマンサーきどり福島議員」「即刻、議員辞職してください。(民進党の)蓮舫代表よりひどいです」

 中には≪福島氏がかつて残した「迷言」の「自民と民主はカレーライスとライスカレーの違いしかない。社民党はオムライス。みんな大好き! オムライス」を意識したとみられるこんな書き込みもあった。
 「バカ過ぎる。それを通りこしてます。あたまの中オムライスですか?」

 福島氏は16日夕の時点でツイッターに動画を、ブログにあいさつ全文を掲載している。発言が批判されても、特段、反省しているわけではなさそうだ≫


産経デジタルから≫

≪Huffpost Japan から≫


これに対して、ネット上には、
≪在日から日本に帰化した土井たかこ、福島瑞穂筑紫哲也、辻本清美、永六輔ら世論に影響力のある人が、反日的、北朝鮮擁護の発言をするのは自分の生い立ちから当然とは思いますが聞いている人たちのほとんどは彼らが、(民族的に)日本人の発言だと思って聞いていると思われます(私もその一人だった)。
このような発言をする場合(北朝鮮擁護的発言)自分の出身は在日であることを公表すべきではないですか≫という質問が目立つ。


今回の罰当たりな発言は彼女の立場からすれば、ごく自然な流れだと言えるのだろうが、日本人には違和感がある。
二重国籍議員とか、先祖返りしていながら日本国内で議員の資格を持つ者など、この国の「自由と民主主義」は世界の常識から大きく逸脱しているようだ。

「治にいて乱を忘れた議員」もさることながら、「郷に入っても郷に従わない議員」は仮に帰化しているとしても明らかに工作員的活動をしているからである。


今朝の産経によると、シンガポールが「スパイの中国系教授を国外追放」したという。

シンガポール国立大のリー・クアンユー公共政策大学院、黄靖(ホアン・ジン)教授(60)が、「外国のスパイ」と断定され、国外追放処分となった。慎重な外交を重んじる同国が、スパイ活動を公にするのは異例。「外国」の国名は明らかにしていないが、中国への対抗措置とみられる。

シンガポールの英字紙、ストレーツ・タイムズ(ST)は15日付で「外国に干渉させるな」と題する社説を掲載。「外国」を特定しないまま、中国による政治介入を警戒しているオーストラリアなども事例にして、黄氏の追放を正当化した。

シンガポール内務省は今月4日、黄氏が外国の諜報機関と連携していたとする声明を発表した。「秘密情報」の入手や、外交、世論の操作を画策し、仲間も募っていたとした。

 黄氏は、中国出身で米国籍。米中関係などが専門。シンガポールメディアによると、スパイ活動を知っていたとして同じく国外退去処分になった妻とともに政府に抗議したという。

 黄氏は6月、中国メディアに、シンガポール外交政策を間違ったとして、(1)南シナ海情勢を国際問題化しようとしすぎた、(2)環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)を成功させようと尽力した、ことなどを批判していた≫


小国だからか、それとも小国ながら…というべきか、シンガポールは外国の諜報機関に厳しい対応をとっている。
わが国でも、文科省が外国人大学教授らの身体調査をしてみれば、黄教授以上の諜報員がひしめいていることに絶句するのじゃないか?

国立大には、シナの解放軍将校までもが留学していたのだから…。
尤も、事務次官があの程度だからそうなるのもやむを得ないが、すべては国民の税金で賄われていることを思えば、早急に解決すべき問題だろう。

ましてやそれが大学ではなく「国会の場」となれば、一刻も早く大掃除すべきだと私は思っている。

自分たちが生存している日本国を、自分らの思いどうりに動かそうとする人種は、さっさと帰ってほしいものだが、帰れば帰ったで住む場所がないのだろうが…。

「お人よし日本人よ、早く目を覚ませ!」とこの20年間吼え続けてきた私だが、まるで睡眠薬を飲んだかのように、ほとんどの国民は目を覚まさなかった…。

これで本当にいいのかな〜と英霊方の無念の涙を感じつつ、自問自答している。

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