軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

資料から:こんな愚かな時代もあった

伊豆半島周辺で続いた地震にいよいよ次は中南海か?と思った方もいただろう。

先日は新潟であったばかりだし、予知もあまり期待できそうにないから、自己責任で対処するほかはなかろう。

インドネシアでも中国四川省でも地震があったようだから、地球のどこかがずれている気がしないでもない。

 

地上ではイランに対する米国の空爆計画を大統領が10分前に中止したそうだが、これを知った北朝鮮とシナはどんな気がした事だろう。

来週のG20に参加する習近平氏は何か“手土産”を持っていかないと帰国後の共産党大会で厳しく追及されると感じたからか、突然北に行って何か相談したらしい。

しかし、香港の若者たちのデモ行動は収まりそうにないし、対米貿易戦争でも不利になりつつある。

周辺諸国に“進出”して「中国製」を「ベトナム製」などにラベルを書き換えているらしいが、米国はちゃんと見抜いている。

強大な「軍事力」を行使できる国は、今のところ米国以外にはないから、トランプ大統領の、硬軟なえ混ぜた戦略は会議でも効果が出るだろう。

クラウゼヴィッツは「戦争は政治の延長」だと言った。彼は基本に忠実なようだ。

 

他方、そんな外交が出来ない我が国は、竹島北方領土はもとより、拉致された同胞さえも奪いさえせない体たらく。

拉致啓発アニメの活用が進まない」と今朝の産経は調査結果を公表していたが、何処かピントがずれている。アニメを活用する暇があったら奪還するのが先だろうに。

今日の産経「風を読む」欄に別府育郎論説副委員長が「警官よもっと強くあれ」と次のように書いた。

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“人権、人権”と何とかの一つ覚えのような合唱で、被害者よりも“犯人”の人権を重視する風潮を警察も検察も“忖度”しているのだ。

その内自衛隊も手が出せないような風潮に陥るだろう。既に自衛隊は人員不足で「基地警備」を「民間警備会社に委託」しているところもあるから警察よりも“進んでいる!”

それもこれも、昔こんなことを続けてきたせいじゃないか?

これは平成5(1993)年4月5日の朝日新聞記事である。

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検察が「器物損壊の対象は国旗だ」としたのに対して、反対する弁護側は『我が国に国旗が存在するか否か、また如何なる旗が国旗であるかは法制化されておらず、国旗と言う記載は意味不明だ』と主張した。

こんな寝言を真面目?に論議するのが反戦弁護士であり、お付き合いさせられるのが裁判所、それを大々的に書くのがメディアと言うのがこの頃の図式だった。

しかし国会には、あれから30年たった今でも、未だに「反対」しか唱える事が出来ない、おバカな方々もいるから、この国の将来は見えて来ない。

早く土台である憲法をまっとうなものに変えないと、この国はどんどん溶解していくだろうに。

 

届いた雑誌のご紹介

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福島記者の「香港200万人デモの激震」は興味深い。その他も充実しているが、紹介するまでもあるまい。

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これもほぼ同じ内容。阿比留記者の「辻元清美が安倍首相に~」は面白い。しかし、彼女には「自分のことを棚に上げている感覚」はないだろう。

永田町は腐りきっている!

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自衛隊各基地の催し以外は、民間航空関連が主体の号である。

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F35の海底サルベージ記事は興味深い。乗員確保よりも、機密の機体になれば、これほど国が動くと言う点で…。

毎号貴重なグラビアが並ぶが、今号では「《ウオッゼ島》戦没者遺骨収容派遣」が目を引いた。

友人の鈴木千春君が参加していて、写真と記事を担当している。彼女は大叔父の遺骨を求めているのである。努力に敬意を払いたい。

今も昔も、遺骨よりも機密保持が優先か……