終戦記念日は、大型台風の”来襲”で大荒れになったが、被害が少なかったことは幸いだった。何よりも、靖国神社の参拝が、滞らなかったことがよかった。首相はじめ閣僚の参拝はなかったが、むしろ英霊方はすっきりされたのではなかったか?
ホルムズ海峡初め、カシミール地方、それに自由を求める香港市民のデモ行進に対して、いよいよ中共軍がスタンバイ状態に入った様子。
志方先輩の言ではないが「火薬庫の前で平気で花火する」人たちが増えているようだ。何ともきな臭くなってきたものだ。
ところで資料の中から、いくつかスパイ活動の記事が出てきたからご紹介しよう。
今、米中経済戦争で話題になっている「ハーウェイ」に酷似しているのは、その昔のソ連技術スパイ網であった。
コード名が「フェアウェル」と、どこか[ハーウェイ]に似ていることも面白い。シナが真似ているのだろうが…
昭和61(1986)年1月28日サンケイ新聞
スパイ活動の”主流?”は美人女性である。わが国では、某首相がとっぷりのめりこんで、国税を投入したこともあったが、お咎めなしであった!俗にこれを「ハニートラップ」という。
しかし悪いことはできないものだ。江沢民が初訪米した時、”国家機密”に属する二人の裸の写真をブッシュ大統領にプレゼントしたらしい。大統領は”無視”したが、ブッシュ夫人は敬虔なキリスト教信者だったのでたまらない。
以後、彼は相手にされなくなったという。シナにとってはこのハニートラップは大成功だったといえる。
この連載は、同61(1986)年5月13日から5月20日まで、読売新聞で4回にわたり、「マルガレーテの背信」として掲載された。見出しが面白い。
②「彼女はマル秘を見てしまった」③「化粧っ気ない地味なOL」④「≪寝物語≫を体系立てると・・・」
大抵は女スパイの最後は不遇だが、中にはこんな大物もいた。
同(1986)年3月11日サンケイ(夕刊)
我が国は今でもスパイ天国、そして戦争はなくならない。
平成7年、当時フランスの哲学者アンドレ・グリュックスマンは、産経のインタビューに対してこう答えている。
北朝鮮は次々とミサイルを発射、韓国大統領は描いた『統一の夢』は無残に打ち砕かれた。自棄のヤンパチになる方が、もう一人近所にいるのに、何とも我が国は”穏やか”である!
矢張りこの国の政治家らは、人間的にも進歩どころか退歩の一歩をたどっているようだ。
平成7(1995)年10月29日産経