総理の辞任が公表された。6月ごろから体調不良だったようだが、潰瘍性大腸炎は”難病”に指定されている。
一時「アサコール」が効果を発揮していたようだが、継続すると効き目は半減する。
ご本人は相当きつかったろうが、何よりも意思に反しての発病に、戸惑っていたに違いない。そのうえ野党初め、メディアの大半が「面白おかしく?」総理の足を引っ張り続けてきた。家庭も含めて?孤立無援だったことも相当影響しただろう。
辞職を迫ってきたメディアの今回の驚き方も正常ではなかったが、如何に「面白半分」だったのかが良くわかる。
それにしても自民党幹部の狼狽え方は異常だった。
緊急時に備えるため、総理には「副総理」を、各大臣には「副大臣」というポストを創設したのじゃなかったのか?
今回は解散でもなく、総辞職でもなく、総理自身の「辞任」であるから、任期はあと一年残っている。
そんな中途半端な状態にしたのも、総理の”不徳の致すところ”だったのかもしれないが、そのための受け皿(態勢)は定まっていたはずだ。
今回は、以前と同様、麻生副総理がピンチヒッターとして、代役を務めるべきだ。そのための副総理なのだから……
今まで何のために貴重な歳費を受け取っていたのか?
今や武漢コロナ禍の終焉期にあり、一番国民は緊張している時であり、経済復興が優先される時期である。麻生副総理は「財務大臣」でもある。
東京五輪は言うまでもなく、国際情勢も混とんとしつつある。
そんな時に、後継者争いなどをやっている暇があるのか?
後継者が決まったにせよわずか1年だから、本人は本気ではあるまい。
自民党の”実力者”とかいう方々の時代遅れの発想に危機感を覚える。国民はどうでもよく、ポスト争いに血道をあげる姿は見苦しい。この一年間、残務整理の収束役として、現職の副総理が先頭に立って仕事を推進する時である。
永田町が浮足立っていれば(大して信頼はしてないが)、尖閣は敵の思うつぼ、米国大統領選の行方も未知であり、なにが起きてもおかしくない時である。
戦後国民に支持され続けてきた”自民党”の見苦しさは見るに堪えない!
淡々と、現状を熟知した現役副総理が、この際代わって指揮をとるべきだろう。
軽率な判断をすれば、やはり「自眠党」だったのか?と思われるぞ・・・・・・