軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

「日本には必要のない政党だ!」

引きこもらされたこの連休は家内が育てたバラの香りの下で、コーヒーを飲みつつ小鳥の声を聴きながら‟静かに休養”することができたが、“下界”では“さざ波”が問題になっていたようだ。彼も元大蔵官僚、庶民感覚には疎いらしい。

 

処で5月8日の産経抄氏は、日本維新の会幹事長が立憲民主党を名指しで「日本には必要のない政党だ!」と明言したことを受けて、「不要な党というより『国民の敵』ではないか?」と書いた。

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新聞がここまで書くのはよほどのことだろうが、国民も漸く気が付いたか!と期待したい。しかし、野党は当然?だとしても、与党の方にも当てはまる。次の報道を見るがよい。

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これが「大臣閣下!」だったのであり、「副大臣閣下!」だったのだから、何をかいわんやである!

世情を騒がせた「河井克行&案里夫妻』もそうだが、夫の方は「法務大臣閣下!」だったのだから声も出ない。泥棒を捕まえるトップが、悪事を働いていたのだから、国民は安心できなかったことだろう。大規模な買収をしなければ、国会議員に当選できない程度の男らが、イケシャーシャーと有権者の面前で「抱負」を語るさまは漫画以下の何物でもない。大学で何を身に着けたのだろう?と思ってしまう。

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インターネットから

国会議員の平均年収は2,657万円で、「国会議員の歳費、旅費及び手当等に関する法律」で決められており、コロナ禍で苦しむ飲食業者などとは違って、”どんなことがあろうと税金だから極めて安定している“職場”であるが、その仕事ぶり?はNATO(ノット・アクション・トーク・オンリー)である

野党女性議員の質疑風景を見るがよい。ただただ目立ちたがりやで、パフォーマンスばかり、関心があるのは”自分のテレビ映り”だけであろう。

もっとも、国民民主党山尾志桜里衆院議員のように、もてあます”体力”を費やすことに精力を使っている方もいるから、国会議員とはいい気なものだ!

彼女のことを報じる記事には【国会議員としてより、人としての資質自体に問題があると思ってしまう。こんな人が政界で、何かを発言しようが行動しようが、全く信頼感が起きない。】というコメントが並んでいるのもよくわかる。尤も彼女にとっては「政界=性界」に過ぎないのだろう。しかしこれが“現役の議員”なのだ。本人は笑いが止まらないことだろう……

 

 元大阪府知事橋下徹弁護士がツイッターで、医療崩壊しつつある大阪について「一番悪いのは大阪府知事」と名指しで批判した立憲民主党枝野幸男代表に対して「空き病床を強制的に確保し続けるための法財政制度、病床を機動的に強制的に増やすことができる法制度、府民の社会経済活動を強制的に停止できる法制度を作ってこなかった国会議員が一番悪いんだろ!」と、病床確保のための強制力を持った法制度作りを怠った国会を問題視して、政府与党、野党を含めた国会議員全員に責任があると指摘したという。正論だろう。この元“官房長官”は福島原発事故の第一報を受けるや住民に対する警報よりも先に家族をシンガポールへいち早く脱出させた!と噂されている。だとすれば「国民第一」などと政府を追及する資格はあるまい。

その昔、参議院」は、政党の利益や政略を考えずに、中立公正な立場で正しい優れた判断をするべき場所と言われ、国民もそれを信じてきたが、国会議員の現状は「良識の府」ならぬ「非常識の府」になり下がっている。

せめて罪滅ぼしに、歳費の削減か、定数削減を自ら断行してほしいものだ。

「非常識の府」の方々に、コロナ禍で苦しむ国民の“声なき声”の一部を伝えておきたい。