軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

ウクライナ侵攻「我が国の似非平和主義者達の声が聞きたい!」

当初、3日ほどでロシア軍が全土を掌握し、ゼレンスキー大統領を追放できると楽観視していたプーチン大統領は、想定外?のウクライナ軍および義勇兵の善戦により2週間たった今でもウクライナ全土の制圧は困難になっているようだ

地上波ニュースを見ていると、今やゼレンスキー大統領率いるウクライナ政府が‟情報戦”で一枚上を行き、国際社会を味方につけることに成功したように見えるが、他方ロシアの方は、ウクライナ側の巧みな作戦に引っかかって、全世界?を相手にしなければならなくなりつつある

プーチン大統領は「ロシアの国家安全保障を脅かすようないかなる企みも、破滅的な結果をもたらすことになる」と徹底的に対峙する構えを変えず、国営航空会社の何故か‟女性パイロット”らとの面会で、「ウクライナ破壊は必要だった」と侵攻理由を語っているが、一方的に隣国の「非軍事化」や「非ナチス化」を実現するために、攻め込まれたのではたまったものじゃない!

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隣国、ウクライナ民主化が怖いのだろうが、それほどウクライナ国民は共産主義が嫌いだったという証拠にもなろう。かってのワルシャワ機構で、どうしても未だに“ソ連共産党”に支配してもらいたいという国があるだろうか?

欧米はじめ国際社会は、迅速に一致し‟団結と支援体制”をとったがこれはどんな理由によるものだろうか?

ウクライナ侵攻に対して既に準備されていたのだろうか?、それともロシア軍の侵攻作戦の躓きと稚拙さから、ロシア軍の実力のほどを見透かして動いているのだろうか?。

しかし、SWIFTからの追放を含む金融面での制裁や、国連での非難決議が僅か1日足らずで合意された処を見ると、やはり事前に何らかの‟準備”がなされていたことも考えられる。

ここまでくると、飛び交っている情報は、どこから出たものか?信ぴょう性を疑ってかかる必要が出てくる。

テレビに流れる画像の多くは、どこかの報道機関によるものに限られているようで、どの局も前の米大統領選挙時のように、ほとんどプロパガンダ的に同じ画像を流用しているから、敵味方の区別さえ不明のことが多い。

事態を解説している登場人物からして何となく疑問符が付く方も多いから、どこもよほど情報入手に苦労しているのだろう。それとも‟高度な”やらせなのか?

ある専門家は「オバマからトランプ、バイデンに至るまで、その背後で大きな利益を上げてきたのが、アメリカの軍事産業だから、今回、プーチン大統領に侵攻“させ”、ウクライナ周辺諸国防衛のために、さらなる軍事支援が必要な状況に陥ることで、さらに潤うという悪魔のような構図があるのではないか?」と指摘しているが、これが“偽情報”だと否定できない点もある。

既に終末期に入っている「新型コロナ」のワクチンで大儲けした一部の薬品メーカーの構造に重なって見えてくるからである。

私には、すでにキエフ郊外64㎞に迫っていると言われていたロシアの戦車部隊が、何が原因で動かない?のか不思議でならない。それほどウクライナ国民の“抵抗”が強く、ロシアの戦車兵も嫌気がさしてサボタージュに入っているのか?と思いたくなるが、軍事的には、WWⅡでのドイツ軍の戦車部隊の補給難とか、補給線が絶たれて、飢餓に陥ったガダルカナルの日本軍部隊のような現象が起きているのだろうか?

だとすればギンギラギンの制服に身を包んだロシアの将軍たちの指揮能力は拙劣だといえる。

または、日ソ不可侵条約を一方的に破棄して終戦直前に満州樺太に攻め込み、天皇の命で武装解除せよと命じられた88師団のように、武器を手放した途端「帰国させる」と噓をついて60万余のわが将兵をシベリアに拉致した凶悪なスターリンに対する怨念がプーチンを苦境に立たせている?と思いたい。

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それにしてもこの侵攻作戦を見て、日本国民はどう感じているだろうかと興味深い。今は「鳴かず飛ばず」状態の野党の先生や、自民党政府関係者、大学教授、それに評論家の「似非平和主義者」の皆さん、どんどんスタジオで「持論を展開」してほしいものだ。

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