軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

英霊方の”怒り”

今朝の産経新聞にこんな記事が出た。リードにはこうある。

先の大戦中の昭和19年に戦没した日本海軍の軽巡洋艦「那珂」の慰霊祭が17日、茨城県大洗町の大洗磯前(いそさき)神社で執り行われる。沈没から80年となる今年は、数年ぶりに乗組員の遺族も参列する。昭和20年の終戦前年、日本は特別攻撃(特攻)を始めるなど多くの犠牲者を出した。さまざまな激戦から80年の節目を前に、関係者らは改めて「国防」にも目を向けてほしいと願う。】

(写真は昨年の靖国神社の風景)

 

世の中、相変わらず「国会議員らの不祥事騒ぎ」で、いつものことだと言えばそれまでだが、その陰で「幼子たちの悲劇」が続いている。4歳の二女を殺害した親のごときは、人として生きる資格はなく、「鬼か殺人鬼」の仲間というべきである。警察は二人を速やかに処分すべきじゃないのか?

 こんな連中に「人道」が適用できるはずはない。

 上乱れれば、下また不幸続く…の典型に思われる。

 それにしても犠牲になった4歳児を救う手立てはなかったものか?世には「公的機関」が「税金で」整備されていように…

 私には、一見平和に見えるこの世の中に続く「悲劇」は、過去の大戦で失われた「特攻隊員」はじめ「英霊方」の怒りのように思えて仕方がない。そこで【靖国神社】の記事が目に留まったのだが英霊方も、この4歳児のように「正しく扱われていない」といえるだろう。

 国のために「地球より重い?一つしかない命」を捧げて南海に果てたのに、後世の国民達から評価はおろか見返りもされないのだから、英霊方は寂しいに違いない。軽巡「那珂」の場合は別にして…

このコラムは、数日前のものだが、ジャーナリストの葛城女史が、「八紘一宇の塔」について書き「建国の理念」を書いている。つまり我が国の古代から、軍について改めて問うているのだ。

「幹部自衛官靖国参拝が問題にされたが、先輩である英霊の祭られる場所に参拝することを問題視することの方が問題」だとする。

 大方の日本人は葛城女史と同じように考えているだろうが、今新聞TVを騒がせて恥じない“輩”達は「金には参拝」するが英霊には気が向くことはあるまい。おそらくこれらの“輩”に対して英霊方は「不愉快」に感じておられるに違いないと思う。

 考えてみれば、敗戦後に国際法に違反して押し付けられた「憲法を押し頂いたままの「未成熟国」である。パーティにうつつを抜かす程度の‟選良たる輩”に支配されている限り、わが国の成長と進歩はありえない。

 やがてアメリカは崩壊し、国際機関も崩壊し「匪賊・山賊の末裔」達が世界を支配することになろうが、その匪賊さえ息が続きそうにない。つまるところ、この世は闇に包まれるのだろう。折角生まれてきたスターピープルたちを親が殺しているのだからわが国の先も長くはない。