軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

恐るべき鳩山内閣の“チチ管理!”

 防衛研修所(現研究所)の研修生だった昭和58年、講義中に私の脇の米国海・陸軍中佐が突然和英辞典を示しながら「どうしておっぱいコントロールするんですか?」と小声で聞いた。全く意味不明だったが、理由が分かって笑いを堪えられなかった。
 国際関係論を講義中のK教授は東北なまりが強く、我々は理解できていたものの米国人には通じなかったのである。教授が「チチカンリ、チチカンリ」と言うので二人は和英辞典で調べたが「チチ=おっぱい」と出ている。そこで私に対する前記質問になったのである。私の回答を聞くまで彼らは「なんとスケベな教授だろう」と思っていたに違いない!

 
 今朝の産経新聞17面の≪週刊誌ウォッチング≫欄に花田氏が「週刊新潮4月1日号」から「中井洽(ヒロシ)国家公安委員長が深夜の宿舎に呼び込む傾国の美人ホステス」問題を取り上げているが、その全文と週刊新潮のグラビア第1ページを貼り付けたので詳細はご一読あれ。

産経新聞から≫

週刊新潮4月1日号から≫

 官僚を信用しない「民主党」という奇妙な政党は事務局員を官庁内部に深く浸透させ、官庁ならぬ“間諜活動”をしているというが、日中安保会議で中国に出かけたとき、彼ら事務局員(といっても夫婦別姓の典型的な旧社会党事務局員)が中国側の“客員”として会議に出席し、一言も発しない代わりに我々の発言を記録録音していたことがあった。

 国民は既に忘れているかもしれないが、2007年6月12日付朝日新聞が「朝鮮総連中央本部の土地建物の登記が、5月31日付で公安調査庁長官であった緒方重威氏が代表取締役を勤める『ハーベスト投資顧問株式会社』へと変更されている」と報じたことがあった。緒方氏は記者会見で「在日朝鮮人にとっての大使館が無くなり、彼らが棄民となるのを見るに忍びない」と釈明したが、緒方氏は「破壊活動防止法に基づき朝鮮総連を監視している公安調査庁の元長官」である。
 
≪自著『金正日は日本人だった』から≫


 今回の中井氏は「国家公安委員長兼防災担当相」であり、全国25万の警察官を指揮し、国民の安全を確保すべき立場にある。しかも「拉致問題担当相」でもある。今回の愛人の素性は「銀座ホステス」だそうだが国籍はどこか?。そんな女性が議員会館のカードキーを常時保有していて出入り自由だというからあきれてものが言えない。
 「新潮」にある議員が「カードが暴力団員や右翼などに渡り、議員を狙ったテロ行為に繋がる可能性がある」と危惧しているが、冗談じゃない。公安委員長の宿舎ともなれば、国家機密に属する情報が溢れているだろうし、拉致問題解決のための「処方箋」だって届いているだろう。むしろ議員がテロに遭う方が被害は少ない!といえるのじゃないか?


 昔のゾルゲ事件を持ち出すまでも無く、「素性の分からぬ女性」に引っかかって子供を作った上、予算を大量につけてあげた総理大臣や議員たちも居たはず。どうして大臣になるとこんなにだらしなくなるのだろう?


 花田氏は「中井氏自身は12年前、妻に死なれて(注:自殺だそうだが)、もっか独身だから、誰とつき合おうと文句はないはずだが、『新潮』に言わせるとそうではないらしい」と書いたが、もしこれが自衛隊だったら“叛乱もの”である。妻に死なれて「もっか独身中」の空将が、若い婦人自衛官と“深く”つき合っていたとしたら、彼が観閲台上で「精強な諸君の姿を見て頼もしく思う」などとのたまったが最後、誰も彼に従おうとは思わないし、彼の元では事故が多発するだろう!


 当の中井氏は「法的な問題はないと思っているが、お騒がせして申し訳ない」と言ったものの、「路上でキスしたことは一回も無い。僕らの世代では恥ずかしくて出来ない」と否定した(産経)という。ならば名誉毀損で裁判に訴えるべきだろう。「67歳にもなって恥知らずめ!」と言いたくなるが、この手の話は年には無関係!自覚と責任感の問題だろう。67歳、大した“体力”である!
『僕らの若い世代』では、こんなおやじを『いい年こいたスケベジジイ!』と呼んだものだが、食糧事情が良くなったせいか、最近国会議員の中にやけに増えてきたようでこちらが恥ずかしくなる。
 こんな日本政府の実態を見た、かっての防研同期生は、安全保障や国家防衛はもとより、基本的な『危機管理体制』さえなっていないことに驚き、やはり日本政府首脳が関心があるのは『チチカンリ』だったか!と当時を思い出しているに違いない。彼はペンタゴンの某部顧問である。


 ところで国の税収が37兆円しかないのに44兆円の国債で埋め合わせた予算が成立、鳩山首相らは嬉しそうに頭を下げたが、貴重な予算を子供手当てや高校無償化など愚民政策でばら撒き、財政破綻したらどうする気だろう?


 自民党時代には、TV朝日に代表された執拗な『やらせ』までやって政府を追い詰めたマスコミが、政権交代後は泣かず飛ばず、その権威も地に落ちた観がある。

 もっとも、マスコミだって商売だから、売れなければおしまい。天下国家を論じ、言論の自由、民主政治のお目付け役・・・などと、新聞週間前後は威勢がいいが、後は可もなく不可もなく、大衆をリードする気構えも伺えない。最近の新聞はどうしたのだろう?週刊誌や総合誌に抜かれっぱなしではないか。

 やがて『普天間移設』問題で再び“政権交代”になるのだろうが、これだって政府は、自民党時代に二国間で合意した現行案のどこが悪いからだ、とひと言も語っていないし新聞も追求していない。

 振り回されるのは現地沖縄県民であり、そして意気軒昂なのが“左翼陣営”という構図。やはり「チチカンリ」程度が似合った国柄だということか。

金正日は日本人だった

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対日工作の回想

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