今朝の産経8面右下に気になる記事があった。
タイトルは「個人旅行解禁で中国人客シフト:台湾、日本の強敵に」で「中国人観光客の台湾への個人旅行が28日始まり、台湾では、官民を挙げて受け入れ態勢が強化されている。海外から台湾への旅行客数でトップの座を奪われた日本人観光客の影は、さらに薄くなりそうだ」という内容の“観光情報”である。
「馬英九政権の対中関係重視政策により、団体旅行が解禁された2008年7月以降、中国人の観光客は年々増加」しており10年には約123万人を記録、約40年間一位だった日本人観光客の約70万人を抜いてトップに躍り出た」「今年は個人旅行客18万2500人の上乗せが予想され、中国の台湾に対する経済的影響力は一層強まるとみられている」というのだが、私はこれを単なる観光情報とは見ていない。
2008年7月、胡錦濤は2012年の台湾問題解決のための「対日外交策略」を策定したといわれるが、その趣旨は日本に飴玉をしゃぶらせておき、その間に台湾を併合するというものであった。
中国のアジア侵略計画の筆頭は「2012年秋に台湾を統一する」というものであり、「台湾は、中国共産党官僚集団の政治的心臓に突き刺さったとげ(袁紅冰)」であり核心的問題である。そのためにこの年に行われる台湾総統選挙で馬英九再選を支援するとされ、その手段としては「馬政権が台湾にもたらす経済発展」を強調することにある。その第一弾が「大陸との交流」であり観光客として送り込むことによって観光発展を意識させる。次に台湾で就職難の青年たちを大陸に呼び優遇する。そして次は株価操作である。台湾企業の株を買い、高値を維持させ、これを馬政権の手柄にする。お人よしの台湾人は引っかかるに違いない。おそらく総統選が近づいたころ実施に踏み切るだろう。
間もなくロシア製の空母がお化粧直ししてシナ海方面に現れるだろうが、もちろんこれも台湾威嚇である。1000発のミサイルでさえ怖がる台湾人の恐怖心を直接煽る手段である。
西太平洋から東シナ海、そして南シナ海を経てペルシャ湾にいたるシーレーンは台湾を放置して成り立たない。台湾が今後この海域の戦略上の要衝になるのだが、米国は当然気が付いているものの、国内情勢はそれどころではない。
2012年の国際情勢がそれを許さないのである。
もちろん中国だって国内情勢は危険水域、しかし、外に打って出れば解決の意図がつかめると思っているのがこの国である。
来年は台湾はじめ中国、北朝鮮、韓国、ロシア、その上米国大統領選が控えている。アフリカ・中近東では王政や独裁政権が崩壊するという情勢の急変が生じており、その上ロンドン五輪が控えている…。まさか日本は五輪最優先か??
そんなさなか、大震災の復興に道筋さえつけられない菅直人総理は27日夜震災復興担当大臣に松本龍防災担当大臣を兼務させるという閣僚人事を行った。
菅総理は「松本氏は被災地を最も理解しており、復旧から復興への適任者だ」と任命した理由を語ったが、本当か?
菅首相は、いかにもゲバ学生出身らしく、仲間に相談もせずにちまちまと組織いじりをするのが好きなようだが、松本大臣は震災発生時に適切な処置をとったのだろうか?確か遅れて現地入りした彼は福島県知事に≪激怒≫されたのではなかったか?
大臣を知事が怒鳴り散らす…一種異様な光景だったが、もともとお二人は民主党の同僚だったから、気心が知れていたといえばそれまでだが…
松本龍震災復興担当相はわが故郷の福岡1区選出。28日に就任後初の記者会見を行った。
≪重責を担い吹っ切れたのか、質疑途中にサングラスをかけ、自ら率いる被災者支援チームを「チーム・ドラゴン(龍)」と命名した。
松本氏は「ひたすら被災者に歩いていく。復興基本法に魂を入れ、骨や肉をつけていく」と語り、被災地復興に全力を注ぐ覚悟を強調。「3月11日以来、私は民主も自民も公明も嫌いだ。(首相退陣が)7月か8月になるか分からないが、このチームは右顧左眄(うこさべん)しない」と述べ、「菅降ろし」に明け暮れる民自公3党に強い不快感を示した。
「チームが失敗したら責任を取るのが閣僚の役目。私は屋上でたばこを吸っていようかと思う」と断言すると、同席した復興対策本部長補佐に就任した平野達男内閣府副大臣は「松本さんは親分肌だ!」との最大級の賛辞。責任転嫁ばかりする首相はますます見劣りしてしまうのでは−≫と報じられているが、“チーム・ドラゴン”とは恐れ入った。
“ブラック・ドラゴン(黒龍会)”は玄洋社の流れをくむ国士の集まりで、福岡藩の修猷館がその源流。松本大臣の出身校・福岡高校ではなかったはず…
まぁ、それは良いとしても、九州では利権にしがみつく大きな集団に影響力を持つお方であり、私も現役時代に福岡で防衛幕僚をしていたころ、その“威力”を大いに学ばされたものだ!
まだ東北地方には進出していないはずだが、彼を支える集団と震災復興と結びつく何やら不透明感があるとはインターネット上で専ら噂になっている。
韓国人から献金を受けていた菅総理、それに韓国製太陽光パネルの孫社長が絡むと、台湾は大陸に、日本は半島に“併合される?”のではないか?と気にかかる。
暴かれた中国の極秘戦略―2012年台湾乗っ取り、そして日本は…?
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