軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

明るいニュースといつもの話

ブログ更新が遅れると「体調が悪いのじゃ?」と気にして下さる読者が多いので、逆に体調が崩れそう…(冗談)
昨日も千葉や北海道などから「生きていたか!安心した」というメールが届いて恐縮した。

当地は久しぶりの大雪で、まだ残雪の中で過ごしているのだが、三沢時代に比べると楽な方。しかし坂道が多い住宅街のため、そこそこ生活に影響が出る…


このところ17日に「正論大賞授賞式」や、18日には白寿を迎えられても意気盛んな堀江大先輩のニューギニア戦線体験談などを聴講したり、2・26にはチャンネル桜の「さくら路(3月7日、ユーチューブ・ニコニコで放映予定)」で、80分間取り留めもない私の体験談をするなど、そこそこ活動しているのでご放念いただきたい。


基本的には「特攻隊」の史料を読み漁り、原稿をまとめつつあるというのが最近の日課。ただし、非売品である戦友会誌などの生々しい手記に、涙腺が緩みっぱなしで先に進まないのが現実。


そこで今朝は産経などの明るいニュースに思わず楽しくなったので、その記事をご紹介しておきたい。暗いニュースばかりを伝えない編集部の心配りがうれしい。


1、いきなりこの「ちよちゃんの笑顔」に朝の空気が和んだ。

≪ちよちゃんは、こんなに大きくなったよ=産経から≫


そう、3・11からすでに3年がたつのだ。被災地が粘り強く我慢強い東北の地だったから耐えられたのだと思うのだが、これが「生活保護」をくすねている人が多い地方だったら、暴動が起きたのじゃないか?と思えてくる。
毎年数回、お世話になった石巻や、先祖が眠る福島を訪ねているが、現地は遅々として復興が進んでいない。
特に水産業の復興は遅く、漁師たちは海の中の豊富な資源を眺めつつ、虚しい時間を過ごしているというのが実態だろう。
このちよちゃんの笑顔は、そんな大人たちに一服の清涼剤になると思われる。健全に育ってほしいと心から願いたい。


2、次は「ちよ」ちゃんではなく「チエ」さんの話題。
≪83歳の女子高生球児が3月卒業へ「人生いろいろ。一番だけがいいわけじゃない」仲間励ます 午前2時まで勉強も≫

≪産経の記事:下の写真の中央がチエさん!≫


いや〜話題の主、上中別府(かみなかべっぷ)チエさんには脱帽である。ご参考までに産経の記事をご紹介しよう。

≪83歳の女子高生球児が3月1日、卒業式を迎える。川崎市立高津高定時制4年の上中別府(かみなかべっぷ)チエさんだ。夫の死をきっかけに学生に復帰、勉学に励みながら、全国を目指して10代の仲間と白球を追いかけた。「温かい仲間に囲まれ、勉強も野球もできて本当に幸せだった」。文武両道の充実した日々を今、しみじみと思い出している。(西尾美穂子)


全国大会出場をかけた昨年6月23日の高校定時制通信制軟式野球の神奈川県予選決勝。1死満塁のピンチを迎えた六回裏、出番がやってきた。背番号12をつけたピンストライプのユニホーム姿で、ベンチから伝令としてマウンドに向かって駆け出すと、球場は大歓声に包まれた。

「いつも通りいこう」。孫よりも若いエースの尻をポンとたたき、気合を入れた。試合には惜敗したが、泣き続けるナインに「人生にはいろいろある。一番だけがいいわけじゃない。これをバネにがんばって」。涙を堪えて励ました。

 ■精神的支柱に

野球部に入ったのは3年の秋だった。「必要な存在なんです」。野球部監督で担任の中島克己教諭(45)やクラスメートの部員から熱心に誘われたのがきっかけだった。華道部と書道部も掛け持ちしながら、週3回の練習に参加。キャッチボールや球拾い、グランド整備で汗を流した。

帰宅は午後11時ごろ。「ほかの人より忘れやすい」と復習、予習は欠かさず、就寝が午前2時になる日もあった。

ほかの部員は10代。大人に心を開かない部員も、祖母のような存在の上中別府さんには素顔を見せた。最後の大会前にけがをして不安そうな表情を浮かべていた4年生エースには、練習後にグランド整備をしながら「大丈夫だよ。間に合うよ」とさりげなく声をかけて励まし続けた。

激しいメニューは一緒にできなかったが、いつの間にかチームの精神的支柱に。昨年のホワイトデーには部員から感謝を込めて赤いグローブが贈られた。

連帯感が高まったチームで臨んだ昨春の県予選。初戦でコールド勝ち目前の五回裏に、そのグローブを手に左翼を守った。ボールは飛んでこなかったが、人生初の経験に「心臓が飛び出そうになり、寿命が3歳縮まった」と笑う。

 ■生涯現役

学生に復帰したのは夫の死から2年たった76歳のときだった。悲しみに暮れ、漠然と過ごす日々に区切りをつけようと、平成19年4月に地元の市立西中原中学校の夜間学級に入学した。卒業のときに「このままでは中途半端」と79歳で女子高生になる決意を固めた。

飽くなき探求心の原点は、戦争の真っ直中で満足に勉強できなかった少女時代にある。昭和5年に鹿児島県曽於市で7人兄弟の四女として生まれた。8年間通った地元の国民学校では、空襲に備えたバケツリレーやなぎなたの訓練で十分に学べず、農家だった家の手伝いを優先させて進学はしなかった。

24歳で結婚、夫の転勤で川崎市に移り住んだ。中学生になった長女(57)の英語の宿題を見たときに「理解できない」とショックを受け、家族に内緒で参考書を買って勉強を始めたが発音も分からず、断念したこともあった。

アルファベットや「マイナス」の数字-。「この年になっても、何もかもが新鮮」と心が躍った中学1年から7年。「分からなかったことが、分かるようになるのは本当に楽しい。年なんか関係ない」と勉強に励んだ。オバマ米大統領の演説が読解できたり、微分積分の計算ができるまでになった。

高校最後の試験を終えた今、「無事に卒業できるのは恩師や野球部の仲間がいたから」と言葉を詰まらせた。「生涯現役」がモットー。「人生は驚きと発見の連続。まだまだ知らない世界を知りたい」。卒業後は水墨画や水泳を習う≫


これからの老齢化社会問題に一石を投じたのではないか?メンバーに83歳の仲間がいる孫のような球児たちは、面食らうどころか心を開いたというから素晴らしい。
教育と社会の在り方、つまり、我々日本人が、戦後の近代化?に騙されて、核家庭という分散化で失われ、忘れていた家族や心の問題を投げかけてくれているように思う。
何よりも、チエさんのユニフォーム姿が生き生きとしている!人生の大先輩に“乾杯!!”
私も負けてはいられない!


3、次は「大紀元日本」からお気の毒なお隣の若者の話題。
≪防毒マスクで結婚写真 北京の空気、森林火災を超えるひどさ≫

≪防毒マスクをつけて記念写真撮影:痛烈な政府批判?北京=大紀元日本から≫


≪【大紀元日本2月26日】深刻な大気汚染に見舞われた25日、北京市内の街頭で防毒マスクを着けて、結婚写真の撮影にのぞんだカップルがいた。

 ユーザー「法晩壹現場」のミニブログ(微博)での投稿によれば、カップルは25日午後3時半ごろ、北京市朝陽区国貿橋の道路分離帯に現れ、防毒マスクを着けた姿で数枚の写真を撮った。撮影が終わると、カメラマンと一緒に足早に車に乗り、現場を離れたという。

 この日の北京は有害物質を含んだ濃霧に覆われ、汚染の程度を示す空気質指標は、森林火災時よりも深刻な500台だった≫


然し笑ってばかりはいられない。地球破壊の旗手?たる中国共産党は、無為無策であり大陸から次々に環境破壊が進んでいる。既に関東地方まで汚染空気が流れてきている。
大昔「万里の長城」を作った歴史ある“大国”じゃないか。世界第2の資産力を活用して、東シナ海上空に防空識別圏ではなく“汚染防止用の長城”を作ってほしい。軍艦ばかり作るのが能じゃあるまい。
3月5日から始まる大会では、解決済みの古い反日問題を、蒸し返すらしいが、どこまでこの国は知的劣化が進むのだろう? 紅衛兵時代に戻ったのだろうが…
人民からも見捨てられた指導部には打つ手がないようだから非常に迷惑な話だ。


4、次は一衣帯水の変な国の話。
何がそんなに気に食わないのか知らないが、従軍慰安婦という虚像を世界中にばらまいて、隣国の評判を貶めようと躍起の様だが、他に自国民にしてやることはないのだろうか?
北朝鮮の脅威から逃げる方策だとしても、実に無意味な政治活動にしか映らない。北に対処できない弱さを、南に向けて憂さ晴らし?、そのうち南北から挟撃されるぞ!
ところで「アンネの日記」が、東京西部地区の教育上“特殊な環境下”にある地方の図書館で被害に遭っているという。そこに友人から次のような情報が届いた。


≪緊急にお知らせするべき事があります。
「 SWC(Simon Wiesenthal Center:反ユダヤ監視団体)が抗議をしてきましたが、SWCは社民党と密接な関係があり韓国挺対協(韓国挺身隊問題対策協議会)とも連動している組織ですから、アンネの日記破損問題で、SWCが抗議をしてきたということは、みなさんもマッチポンプであると直感されたと思います。
日本国民にとって、アンネの日記破損のメリットは皆無です。裸足のゲンのときだって、破損された本は一冊もありませんでした。
このSWCは、社民党と密接な関係が有り、マイクホンダと一緒にSWCが来日した際には、社民系施設で会合をもっています。もちろん、慰安婦捏造といえば社民党なので当然なのですが。
このSWCが、何と・・・ みなさん、驚かないで下さい。
昨年から、あの挺対協が主張してその根拠が根底から崩れている、ハルモニ婆さんの展示会をやっていることがわかりました。挺対協との連動が確認されたという事です。 これは日本政府として、挺対協を外患誘致組織として強制捜査するべきであることを意味しています≫


なぜか村山元首相も“大活躍”しているようだが、全く根拠のない河野談話破棄に向けて政府が動きだすのを阻止しようと言う魂胆だと思われる。誰がお金を出しているのだろう?年金だとは到底思えない…
マ、○○につける薬はないが、それにしても国賊ぶりがひどすぎる。

≪元気に“反日活動”中の村山元首相=産経から≫

ここまでされても皆さん、パチンコに通いますか?と友人は言うのだが、私はまるっきりパチンコとは縁がないが“韓毒”がそこら中にばらまかれているような気はする。
今朝も某歌手の顔が大きく出たPの広告チラシが入っていた。Pは儲かっているらしい…


折角の楽しい話が台無しになりそうなので今日はこの辺でやめましょう。

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≪「さくらじ」キャスターの古谷氏の新著。「クールジャパン」論に潜む虚構を日本の敗戦体験にまで遡り考察した「ネット右翼の逆襲」の著者である。
「クールジャパン」関連本が、日本および日本人がいかに世界から評価されているかという、≪クールジャパン≫を賛美する内容の本が実際にシナや韓国国民の反日感情を緩和しているのかどうかについて検証したもの。
“クール”な分析が面白い。(総和社刊:¥1500+税)≫

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