軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

興味深い大陸情報

昨日紙数がなくなったので省略した大陸情報を羅列しておくが、その前に、今朝の産経新聞を読んでいささか一宮市教育委員会なるもののレベルの低さ、というよりも反日性に驚いたから、それをまず書いておきたい。


記事は、一宮市立中学校長(56)が、学校のホームページ上のブログに「神話に基づく日本建国の由来」などに触れながら、自国に誇りを持つよう訴える記事を掲載したところ、市教育委員会から「神話を史実のように断定的に書いている」との注意を受け、記事を削除していたことが21日分かった、というものである。
学校側には教職員組合から抗議文も出されたが、「校長は間違っていない」「感動した」などと記事内容を評価する声も多数寄せられているというのだが、混乱に配慮した校長は自主的に削除したという。


驚いたのは「記事を批判する電話が12日に1件寄せられたことを受け、市教委が校長を注意したという点である。一本の電話で、状況を変更させるほどの実力を持つものが誰かは知らないが、世にも恐ろしい反日団体の首領様だったのか?
教委は民主主義の原点を理解しているのか?
「神話を史実のように断定…」などという理由を掲げているが、「史実」とは何か?理解していないようだ。史実ほどいい加減なものはなく、新発見や時代とともに、次々と改められているじゃないか。
昨日私は「明治維新」について、目から鱗だ…と書いたが、歴史には立場によっていろいろな学説があるのが自然だろう。しかも校長は「神話…」と断っている。どこが問題なのか?
弱虫で卑怯者の集まりらしい一宮市教育委員会がとった措置は、要するに事勿れの最たるものだが、注意した委員らの氏名を委員長共々公表すべきだろう。
この程度の“大人たち”に支配されているようじゃ、一宮市にまっとうな子供たちは育つまい。
「誰でもよかった」と斧を振りかざして老婦人を殺害した名古屋大学の女子学生事件が浮かんでくる。市長は疑問に答える義務がある。

そこで産経に出ていた全文をご紹介しておこう。私は校長に全く同感であり、このような内容は当然義務教育期間中に、何らかの形で子供たちに伝えられていると思っていたが、期待は裏切られた。皆様はどうお感じになるか?


≪愛知・一宮市立中学校長のブログ全文(27・2・22=産経)
 2月11日は建国記念日です。そこで、今日は日本のルーツ、日本の起源について、お話をしたいと思います。日本の建国は、今から2675年前の紀元前660年2月11日、初代、神武天皇が即位した日が始まりです。世界一広いお墓、大仙古墳で有名な、16代仁徳天皇が、ある日高台に登って遠くをご覧になられました。                
すると人々の家からは、食事の準備のために煮炊きする煙が少しも上がっていないことに気付いたのです。
 仁徳天皇は「民のかまどより煙がたちのぽらないのは、貧しくて炊くものがないのではないか。都かこうだから、地方はなおひどいことであろう」と仰せられ、三年間、税を免除されました。税を免除したために朝廷の収入はなくなり、宮殿は大いに荒れました。天皇は衣を新調されず、茅葦屋根が破れ、雨漏りがして星の光が屋根の隙間から見えるという有様でした。
 三年がたって、仁徳天皇が同じ高台に出られて、遠くをご覧になると今度は、人々の家々から煮炊きする煙が盛んに立うのをご覧になり、その時、仁徳天皇がこのように言われたということです。
 「高き屋に のぼりて見れば煙立つ 民のかまどは賑わいにけり」
 そして、一緒におられた皇后に「私は豊かになった。喜ばしいことだ」とおっしゃったということです。皇后はそれを聞いて「陛下は変なことをおっしやいますね。衣服には穴があき、屋根が破れているのに、どうして豊かになったといえるのですか」
 すると「国とは民が根本である。その民が豊かでいるのだから、私も豊かということだ」と言われ、天皇は引き読き、さらに三年間、税をとることをお許しにならず、六年が経過して、やっと税を課して、宮殿の修理をお許しになりました、すると人々は命令もされていないのに、進んで宮殿の修理をはじめ、またたくまに立派な宮殿が出来上がったといいます。
 この話は神話であり、作り話であるという説もあります。しかし、こうした神話こそが、その国の国柄を示しでいるとも言えるのです。こうした天皇と国民の関係性は、何も仁徳天皇に限ったことではありません。敗戦直後の1945年9月27日、124代昭和天皇マッカーサーと会見をしました。そして、その会見で昭和天皇はこのようにマッカーサーに話したのです。
「今回の戦争の責任はすべて自分にあるのであるから、東郷や重光らを罰せず、私を罰してほしい。ただし、このままでは罪のない国民に多数の餓死者が出る恐れがあるから、是非食糧援助をお願いしたい。ここに皇室財産の有価証券類をまとめて持参したので、その費用の一部に充ててほしい」と述べたのでした。
 それまで、天皇陛下が、多くの国王のように、命乞いに来たのだろうと考えていたマッカーサー元帥は、この言葉を聞いて、やおら立ち上がり、陛下の前に進み、抱きつかんばかりにして陛下の手を握り、「私は初めて神のごとき帝王を見た」と述べて、陛下のお帰りの際は、マッカーサー自らが出口まで見送りの礼を取ったのです。
 このように、初代、神武天皇以来2675年に渡り、我が国は日本型の民主主義が穏やかに定着した世界で類を見ない国家です。
 日本は先の太平洋戦争で、建国以来初めて負けました。しかし、だからといってアメリカから初めて民主主義を与えられたわけではありません。また、革命で日本人同士が殺しあって民主主義をつくったわけでもありません。
古代の昔から、日本という国は、天皇陛下と民が心を一つにして暮らしてきた穏やかな民主主義精神に富んだ国家であったのです。’
 私たちは日本や日本人のことを決して卑下する必要はありません。皆さんは、世界一長い歴史とすぱらしい伝統を持つこの国に誇りを持ち、世界や世界の人々に貢献できるよう、一生懸命勉強に励んで欲しいと思います。    (原文のまま)≫


さて、せっぱつまりつつある隣国の内情は面白い。
その前に、「危険情報」をお知らせしておこう。


≪●中国産の冷凍ベリーで10人がA型肝炎=オーストラリア
大紀元日本2月18日】オーストラリア厚生当局は16日、同国で全国規模に流通した食品会社の2ブランドの冷凍ベリーからA型肝炎ウイルスが確認されたとして、リコールを命じた。中国産のベリーが感染源とされており、これまでに10人がA型肝炎の症状が出ている。

 回収されたミックスベリーは、中国産のストロベリー、ラスベリー、ブラックベリーと、チリ産のブルーベリーが混ざったもの。製品を扱った中国の従業員、またはベリーの洗浄に使った水がウイルスに汚染されている可能性がある。

 厚生当局は15日、中国山東省にあるベリーの加工工場が汚染源であると指摘。専門家らは感染経路として、中国における労働者たちの不衛生な環境や水道水汚染の可能性が考えられるという。

≪どうしてこのような汚染食品を豪州政府は輸入させたのか?と批判殺到。豪州政府は今、これらの冷凍果物をイタリア、米国に輸送し検査結果を待っているが数週間かかるという。ウォッチャー曰く、日本は山東省でよく食品を作ったり、冷凍食品を日本に輸入しているが、大丈夫ですか??。スーパーで気を付けて買わなくてもレストランやお菓子屋でどんどん出しているよ!≫


共産主義国に“仏教徒が!”


これは、習夫人(彭麗媛=有名な歌手で軍の少将閣下)が2月14日のバレンタイン(情人節)の日、陜西省西安慈恩寺大雁塔礼仏拝舎利を訪問して老法師と記念撮影したのだが、なぜか写真が一斉に消されたという。これは貴重な一枚だが、なぜ消されたのか?で侃侃諤諤らしい。

2000年9月に私もここを訪れたことがあるが、有名な観光地である。
習夫人は15歳の時に文革でこの田舎に下放されたことがあるので、いわば故郷を訪ねたことになるのだろうが、ネット上には消されたことに対して「中共では習夫人だけが仏教徒ではない!、前総理の朱鎔基、李瑞環、呉邦国呉儀、さらには江沢民も数年前に友人から『地蔵経』を借りて自ら写経したのに、なぜ習夫人が“拝仏”する写真と報道が消されたのか?」という書き込みが殺到しているという。
習近平自身も、1982年〜1985年に河北省正定県で執政する際、仏教関連書を読んでいたし気功も練習していた。」「習夫妻二人は仏教に対して強い関心を持っているのだが、なぜ中共政府は夫人の顔写真を消したのか?バレンタインの日だったからか…」となかなか厳しいものがるが、私としては「彼らもやはり人間なのだな〜」と少し親近感を覚えた。
西安慈恩寺でも上海の寒山寺でも、若い子らが線香の束に火をつけて真剣に何かを祈願していたから、共産主義国にあるまじき行為じゃ?と聞くと、恋愛成就を願っているのであり、私も受験祈願に来たものです、と平気だった。

「ああいや上祐」実に言い訳がうまいが、私には共産主義というイデオロギーに陰りが見えている証拠じゃないか?と感じたが、人民はイデオロギーを信じてはいないのだ。


これに関連して面白い記事は、夫人の顔写真は消されたものの、主人の方はプロマイド写真としてドンドン販売されていることである。

2月17日、江西省玉林、興業県などで習近平の画像販売業は大繁盛だという。昔の毛沢東肖像画販売と変わらない、と業者は言うが、共産党トップ7人組の中で習の写真が一番大きく、毛沢東の顔写真と並んで販売されている。
ネット上では「トウ小平江沢民胡錦濤肖像画はほとんど売られていないが、なぜだ?」「習大大(一番大きい)は売れたのか?さすが毛沢東のやり方を真似る、毛沢東の息子?らしい」と罵るものが目立っている。


さてその習主席だが、2月18日(旧正月)の前夜に空軍部隊を訪問して、「最新式」轟6K爆撃機の操縦室に乗ってご満悦だったらしい。

≪2月16日旧正月前に、陜西省西安部隊を視察し、党中央、中央軍事委を代表して人民解放軍の全軍戦士、武装警察兵士と民兵および予備役軍人などに対して、新年の祝いを述べ親しく巡視した。
陜西省宝鶏に駐屯する空軍第36師団は、中共軍の空軍の戦略打撃の切り札部隊だと称賛した。
この部隊の前身は、空軍独立第4団で、1953年に河北省石家庄でソ連爆撃機10機で創設されたものだが、当時は大陸内に不時着してソ連に鹵獲された米空軍のB29をモデルにしたものであった。
その後1956〜58年の間に、少数民族チベットウイグル)の反乱に対して爆撃と鎮圧を行い、1958年には台湾の金門島に対して空爆を実施したこともある。1959〜60年にはチベット空爆、その後1960年にソ連製のTU-16に機種が更新されている。
そして1965年5月14日に中国の第一回目の原爆試験に参加し、原爆を投下している。
そして1965年に空軍独立第4団を拡張して現在の空第36師団になったものだとある。

現在配備されている轟6K型はTU-16を改装したものでエンジンなどがD30タービンエンジンに交換されているらしい。武装は6本の大型巡航ミサイルを搭載し、行動半径も大きいので、習主席お気に入りの部隊だという。


勿論わが方も迎撃準備に怠りはない。近々、オキナワにはF-15部隊が移動し増強される。


さて最後に、シナ関連で国内での懸念事項を一つ紹介しておく。

これはわが国内で発行されている「日中新聞」「人民日報海外版」だが、それには中共が日本企業を利用して、中国西部開発に投資建設することが書かれている。おそらくこのために、李小林が来日するのだろうが、鳩山という“ルーピー”や親中派福田元首相自民党に食いついて離れない“コバンザメ党幹部”に圧力をかけるのは見え見えのようだ。
ウォッチャーは「これを見てわかるように利用された日本企業は、これからどんどん中国西部へ導かれ、泥沼に入るよ」という。その裏で暗躍しているのが、右上に表示されている日本人?の弁護士たちだというから、ご参考までに拡大掲示しておく。


≪ご存じの弁護士さんや事務所が入っているのじゃありませんか?≫

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