軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

資料から:偏向している報道の危険性

昨日は226の日に当たったので、30年前の記事を紹介したが、友人から次のようなメールと、写真などが届いた。

 

昭和11年の2月26日。「帝都を震撼させた4日間」といわれた二二六事件が起きました。

昔はこの時期になると、たくさんの関連の書籍が出版され、またテレビでもたくさんの特集が組まれましたが、昨今は歴史のかなたに消えてしまいそうです。

 首相官邸や国会議事堂周辺の当時の地図をみてみると「伏見の宮」邸が、「ホテルニューオータニ」。蹶起部隊の拠点にしていた「幸楽」は、のちの「ホテルニュージャパン」。首相官邸のすぐ横の「山王ホテル」が、いまはNTTドコモの本社がはいるビルですがこうしてみると改めて、首都東京のほんとのど真ん中、政治の中枢部を占拠した未曾有の「クーデター事件」だと判ります。

いまの憲政記念館の場所にドイツ大使館があって、事件に対しての対応に参謀本部ドイツ班の馬奈木敬信中佐がオット-大使を訪ねていくと部屋の隅でニコニコして素知らぬ顔をして座っていた男が、例のゾルゲだったとかそんな話もきいたような記憶があります。】

 

届いた写真等の一部

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 これは、昨日添付しなかったが、226当時の時代背景を示す写真である。

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今日は別の友人から県民投票結果を「何故か沖縄タイムスが中国語で結果を配信。正体見たりかうれしくて早速ご報告か」というメールが届いた。

沖縄タイムズ社屋には朝日新聞支局が同居しているはずだから、流石シナとの交信が盛んだ!と感心する。これが記事の内容である。

【2月24日,日本冲绳县实施了关于是否赞成在该县名护市边野古修建新美军基地的县民投票。根据《冲绳时报》、共同社、 《琉球新报》的投票站出口调查结果显示,对填海造基地投“反对”票的人,超过了选民的四分之一(约29万票)。】

 沖縄”紛争”の正体見たり、枯れ尾花!

沖縄タイムズ紙もスパイ・ゾルゲと連携した新聞社に憧れているようだ!

 

さて、報道(テレビ)について、30年ほど前のこんな資料が出てきた。

当時、豊田商事会長刺殺事件を、現場からTVが“実況放送”したことが大きな問題になったことがあった。

これは昭和60(1985)年7月9日付の同事件に関する読売新聞の解説記事である。

當時からTVは“虚像”だと認識されていたのだが、群衆は踊らされていたのだ。

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次は、画像が外国に無批判に流された時の影響を書いたものである。画像が与える影響は、非常に大きいと言うことが分かる。「昭和60(1985)年7月9日付サンケイ新聞

我が国会での討議風景は諸外国、とりわけ先進国ではどう受け止められているのか知りたいものだ!

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次は、TV制作現場の内部は大きく“偏向している”と言うことを、NHK元幹部の手記をもとに分析したもの。「同年6月15日付連合新報」

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新聞やTVの偏向は、30年前とほとんど変わっていないことが良くわかる。問題は依然として”虚報”が垂れ流され続けていることである。

“群衆”の一人ひとりが自覚する以外にはないのだが、非常に難しいだろう。しかし、今やインターネットで情報がつかめ真偽を確かめられる時代。

”群衆”は、どれが偏向報道であるか、判別できるようになりつつあると思うのだが・・・