軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

今何が重大かという問題意識がずれている日本の報道

フィリッピンから、日本人の恥さらし「詐欺・強盗犯」が強制送還されたし、トルコの大地震、中国のスパイ風船事件などが相次いで起きたこともあってか、荒井秘書官による「オフレコ発言問題」は、一部のこれを問題視する国会議員らを除いて下火になったようだが、かっての広報担当者の一人として、この問題はどうにも腑に落ちない。

偶々、「フジテレビ上席解説委員」による弁解じみた?解説がネット上に出ていたから、少し長くなるがその言い分を見ておこう。

【荒井勝喜首相秘書官が、性的少数者(LGBT)や同性婚をめぐる差別的な発言で更迭された。許されざる発言であることは間違いないのだが、このニュースを聞いて、「オフレコって解除していいのか?」とフシギに思った人はいたはずだ。

オフレコ取材にもさまざまなルールがあって、この首相秘書官の場合は「名前を出さず、直接引用せず」という縛りがかかっていた。

「オフレコ解除」した毎日新聞によると、「荒井氏の発言は、性的少数者を傷つける差別的な内容であり、政策立案に関わる首相秘書官がこうした人権意識を持っていることは重大と判断(抜粋)」し、荒井氏に「実名で報道する旨を事前に伝えたうえでニュースサイトに掲載した(同)」(4日、同サイト)ということだ。

これに対しネット上では、「取材対象への約束違反ではないか」といった批判の投稿をいくつか見かけた。

オフレコ取材は、オンレコでは言えないことを取材源にしゃべらせるためのものだ。相手の本音、裏話、微妙なニュアンスを探るための機会である。

荒井氏は、岸田文雄首相の同性婚への慎重発言について記者から追及され、スイッチが入ってしまったのだろう。ただ、記者の側からすれば、相手の本音を聞き出したわけだから、取材は成功したことになる

それなのに、荒井氏の名前と発言を全部明らかにするというメディアの態度はフェアではない、という批判は当然だ。

一方で、メディアが政府高官とオフレコという約束をしていたとしても、このような重大な事実を国民に伝えないのは役割放棄だと考える人もいる。これはメディア内でも意見が分かれる。(以下略)】

ただ、【「重大」なオフレコ情報を、国家権力とメディアが国民から隠すことに不快感を持つ人は多いだろう。筆者は「オフレコ解除」は場合によっては「あり」だと思っている。

ただ、何が「重大」なのかは誰が決めるのか。もし、メディアが恣意(しい)的にオフレコ解除するのであれば、オフレコ取材に応じる人はいなくなるだろう。】というのだ。 

つまり、国民の前でいかにも公平な意見を装っているが、彼も「同業者」であるから、面と向かって約束違反を非難はしないのだ。要は国家的、政治的問題というよりも如何に「会社の利益に合致しているか」が問題なのだ。

事の本質よりも、自分にとって何が利益か!を見抜く現代メディアの本質を見たような気がする。

 さて、次の記事は「目糞・鼻くそ」程度の話題に過ぎないが、共産党と「朝日新聞」の仲間割れ?を示していて面白い。

共産党の志位委員長は9日の記者会見で、党首公選制の導入を求めた党員を除名処分としたことについて、朝日新聞が8日付朝刊の社説で「国民遠ざける異論封じ」などと論じたことを受けて、「あまりに不見識だ。朝日に指図されるいわれはない」などと批判した。志位氏は、朝日の論評を党の自律的な決定に対する「乱暴な介入であり干渉であり攻撃だ」と断じ、反論があれば「徹底的に再反論する」と述べた。同党の機関紙「しんぶん赤旗」も9日付朝刊で、朝日の社説を批判していた。】

互いに落ち目になっている組織だから、今後の展開が興味深い。何が飛び出してくるか!

 

話は変わるが、私は「核とUFO」という問題に引き込まれている?ので、次の「ロシアとUFO」という「ソーシャルメディア」の記事には興味がある。

ウラジーミル・プーチン大統領が核戦争の脅威が高まっているとスピーチした際、その上空にはUFOが飛んでいたという。ロシア南西部の都市ヴォルゴグラードでのことで、色や高度を変えながら飛ぶ未確認飛行物体をロシア人パイロットたちが目撃していたそうだ。

核戦争の脅威を話すプーチン大統領、上空にはUFOが!? 旅客機4機のクルーが目撃との連絡

 

ソーシャルメディアのテレグラムによると、旅客機4機のクルーたちからUFOの目撃に関する連絡が航空当局へ行っていたそうで、その報告書にはこう記されている。

ソチからモスクワへのフライトS72046を運行するS7航空エアバスA321のクルーが、ヴォルゴグラードに到着する12分前、高度1万メートルの所で、航空機から直角の角度、左側に未確認飛行物体を確認しました」「その物体は色と高さ、動きの方向を変え続けていました

同報告書はこう続く。「管轄当局は、その特定の時間に飛行の予定はなかったとの通知を受けています。その空域の使用許可は取られていませんでした」】

 やはり、核使用をちらつかせるプーチンのそばには、UFOが飛んでいるのだ~。きっと知的生命体は「愚かな地球人類の行動」がやはり気がかりなのだろう!!

福島原発事故の時のように、愚かな為政者の周辺にはUFOが現れる様だから(笑い)

それにしては、地震などの“災害”よりも、「核の使用」という人間界の不都合な事態にUFOは反応するのかもしれない。

すでに地震では18000人以上もの犠牲者が出ていて、ウクライナ戦争でもそのくらいの犠牲者が出ているというのに、UFOはウクライナ上空を乱舞することはないようだから…。問題はやはりプーチンにあるようだ…

核戦争の脅威を話すプーチン大統領、上空にはUFO!?© BANG Showbiz 提供