軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

最新技術の落とし穴

 世間は驚くべき『殺人事件多発』で動揺しているかに見えるが、我が国のモラルもここまで落ちたか!と改めて慨嘆する毎日である。
 最も、日教組の低俗教育がはびこっていて、当然この結果は想定されていたのに、国民の大多数はこれを無視してきた付けが回ってきただけに過ぎないのかもしれない。有名女子大もその限りではなく、週刊文春の見出しによれば容疑者である「のこぎり妻」は『バイト風俗嬢』だったという。その上、週刊新潮には夫の「浮気相手はSMビデオ出演のAV女優」だったというから、「セレブ夫妻」どころか、色情因縁夫妻、いや二人の関係は地獄界の再現である。人間の顔をした獣そのもの、どうしてこんな輩が「神の国・日本」に増えたのか?
 テレビのワイドショウーを見ていたら、茨城県鉾田市の市会議員共が、視察旅行とやらで八戸に出かけ、同行した女性にセクハラしたとか・・・。当該議員たちが画面に出てきたが、これまた何ともいえない「雰囲気=民度の低さ」が漂っている。
 他方、都会である品川の区議会議員も、領収書を偽造して税金を懐に入れていたらしいが、これらに対するコメンテーターたちの怒り狂った表現が、テレ朝にしては珍しく面白かった。最近の地上波テレビの低俗さも目にあまるので、私はケーブルテレビの番組を見る方が多いのだが、これからの地上波テレビの活用法には案外「社会悪を追求する仕置き人?」としての活路があるのかもしれない。
 
 ところで、最新技術を駆使したインターネットに入り込んでいる低俗メールにもあきれる。最近急激に「エロメール」が入り込んできて腹が立つことこの上ない。
 どうせ人間の顔をした「けだもの男」が、人妻を装って文を書いているのだろうが、こんなことをやる暇があったら、人生に関する文庫本でも読めばいい。
 こんな「穢れた金」で妻子を養って、われわれと同じ空気を吸いながら生活している連中が傍に居るのかと思えば、哀れを通り越してどんな顔をしたやつか一度見てみたい、と興味がわく。
 そこで迷惑メール除去システムに加入したのだが、この一週間実に困った。全くメールが入ってこないのである。メールボックスを開いても「新着メールなし」と表示されるだけなのである。気になって電話やFAXで確認するのだから、近代兵器の役を全くなさない。
 私はパソコン操作もまだ素人だから、加入会社に電話して担当者の指示を受けながらいちいち操作する始末。そこで肝心のメールが「迷惑メール受信箱」にたまっているのを発見したから担当者に問いただすと「機械が判定するものですから・・・」と言う。「それでは迷惑メール除去の役をなさないじゃないか!」と怒ってみても始まらない。毎回迷惑メールボックスを開いて、届いているメールを自分で選別して取り出すのだから、フィルターなんて無用じゃないか、と思ったが、エロメールも結構入っているから困ってしまう。
「そんなことはどこにでもあること」「人間、聖人君子ばかりではない」と言うことは鉾田市会議員や品川区会議員の顔と行動が証明しているから文句は言わないが、最新技術の「悪用」には困ったものである。
 ところがもっと心配になったことがある。メールの不具合を「調査」してもらったところ、私宛のメールが、今どこに何通たまっているかが、担当者にはわかっているということである。つまり、個人情報・・・などといってみても、とっくの昔にばれているのであって、保護などというのは建前に過ぎないのである。
 おそらく軍事では「諜報機関」がするようなことを、各会社の「秘密部門」で日常的に実行している筈で、個人の貯蓄状況、株の保有状況、はたまた病歴などについても「しっかり掌握」しているに違いない。だから個人メールアドレスに「迷惑メール」が侵入するのだろう。最も、これは確率の問題だから、アドレスの組み合わせをアトランダムに続けていけば、当然誰かのアドレスにヒットするから、情報が漏れているとは限らないのだが、そう考えて行動しておいたほうが良い。
 経済界のみならず、当然軍事情報もこの一端に含まれているだろうから、コンピューター技術に頼りすぎることは禁物である。防衛省は大丈夫だろうか?
 一週間、メールが届かず不都合だったが、考えさせられることが多かった。