軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

”傘寿”を迎えはしたが…

遂に傘寿を迎えた。家内がケーキを買ってきたが、ローソクは“省略”されていた!

その人生の半分にあたる、防大入校以降の38年間は、「国家公務員特別職」として、スクランブル勤務に明け暮れた。憲法上の“保証もないままに…”

しかし、先輩からもらった人生訓にはこうあるから、まだまだ序の口だと言える。

 

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昨今のニュースに真剣に反応していると、精神状態がおかしくなるから、適当に反応することにし、残りの終活を急ぎたいと思っている。まだまだ書斎整理も未完成のままだから。

 

今地上波TVで話題沸騰の隣国のことなんぞ、聞くだけで胸糞が悪くなるから、今朝の産経新聞で代用しておこうと思う。

産経抄子はこう書いた。

【韓国大統領府の民情首席秘書官といえば、政府高官の監視など強い権限を持つ。文在寅ムン・ジェイン)大統領は2年前の就任時、検察出身者が就任するのが慣例だったポストに、ソウル大教授の法学者、チョ国(グク)氏を抜擢した。

 

 ▼チョ氏は期待通り、朴槿恵(パク・クネ)前大統領時代の高官の逮捕に辣腕を振るい、内閣改造の目玉として法相に内定していた。あろうことか昨日、検察が一斉捜査に乗り出したのは、文氏の側近でもあるチョ氏をめぐる数々の疑惑である。

 

 ▼なかでも検察は、チョ氏が娘を名門大学に不正入学させた疑惑に注目する。誰もが、朴前大統領時代のスキャンダルを思い出す。友人の娘の不正大学入学が、国民の怒りを買い、朴氏は弾劾に追い込まれた。

 

 ▼まさにカール・マルクスが残した名言の通りである。「歴史は繰り返す。1度目は悲劇として。2度目は喜劇として」。そもそも文政権自体が、「歴史の繰り返し」であった。2003年から5年続いた盧武鉉政権は、ひたすら親北反日政策を貫いた。

 

 ▼周囲を民主化運動家出身者で固め、南北関係改善に努めたものの、北朝鮮の核・ミサイル政策になんの変化ももたらさなかった。日本に対しては、「外交戦争」を宣言するなど、強硬策ばかりが目立った。盧氏の側近だった文氏が、路線をそのまま受け継いだ結果が、史上最悪といわれる現在の日韓関係である。

 

 ▼文政権が、日本との軍事情報を共有するGSOMIAの破棄に踏み切ったのは、国民の目をチョ氏のスキャンダルからそらすためだ。一部の韓国メディアの指摘には驚いた。もし事実なら、国の安全より政権の維持を優先したことになる。金銭スキャンダルで自殺に追い込まれた師の盧氏でさえ、とうてい許せない祖国への裏切りである。

 

更に今日の市原すぐる氏の漫画が絶妙である。

先日茨城県の高速道路上で、高級外車から降りてきて後続のドライバーを殴打して逮捕された男に酷似しているところが面白い。

何のことはない、メガネをかけたゲバ学生程度の男どもの騒ぎなんぞ、無視するに限る

やがて任期が終われば獄門入りか自殺した大統領に追随するのだろう。先は読めている。

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処で今回もまた北九州地方を豪雨が襲った。私が少年期を送った佐世保や福岡が水没状態である。被害がこれ以上増えないことを祈りたい。

 

今日の産経の【令和をつくる】の欄に、「『防災意識のマンネリ化』警鐘 令和防災研究所理事長の青山やすし(佾)さん(75)」と言うインタビュー記事が出ている。リードはこうだ。

【平成の30年間の災害対応を振り返り、今後の対策に生かしていこうと、新時代の名を冠した「令和防災研究所」(東京都千代田区)が5月に設立された。理事長を務めるのは、元都副知事で危機管理や防災に精通した明治大学名誉教授の青山やすしさん(75)。これから発生する可能性が大きい首都直下型地震南海トラフ地震などにどう備えればいいのか。令和の東京が持つべき防災意識とは。(斎藤有美)】

そして結びの「--令和の時代に求められる防災意識は?」と言う質問に青山氏は「問題意識がマンネリ化している。災害対策の常識とされていることに誤解や問題がある

関東大震災の時は不幸なことに風が強かった。首都直下型地震と風が重なれば火災が、集中豪雨が重なれば水害の危険性が高まる。環境が変わっているのに旧態依然としている防災教育がされている。私たちはそれに疑問を持っており、研究活動を地道にやっていく」

と答えているが、なぜ日本人はマンネリ化した思考しかできないのか?と言う肝心の点には触れていない。

それは言うまでもなく、「新憲法が国の安全を無視し、国民自身が最も危険な状態を考えることを禁じているからではないか

何しろ平和国家・日本は、「米国の核の傘」で護られているし、尖閣諸島支那が攻めてきても、米軍は安保条約を適用すると言っている。朝鮮半島が混乱しても、半島には米軍が駐屯しているし…などと考え、危機意識がまるで欠落しているから、大雨が降っても気象庁が教えてくれるだろう、避難場所には弁当や水が届くだろう…などと、まるで他人ごとの感覚なのだ。

 

しかし、今朝の大紀元日本は、【「大阪で中国人が国歌斉唱 米VOA「海外愛国主義の矛盾」を指摘」】と韓国の内輪もめなどよりももっと“危険な”兆候を伝えている。

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8月18日、カナダのトロント市で行われた香港デモ支持集会に対して、一部の中国人留学生が高級車フェラーリに乗って中国当局支持の集会に参加した(スクリーンショット

 

【8月23日夜、大阪の繁華街で、集会を行っていた香港デモ支持者に対して、中国人留学生らは中国国歌を斉唱しながら反発した。ツイッター上では、この異様な光景に違和感を覚えるとの声が上がっている。(中略)

6月から始まった香港市民による逃亡犯条例改正反対デモで、同様の集会が世界各地で行われている。8月16日、豪州の香港人留学生が開催したデモ支持集会に中国人留学生が殺到し、下品な言葉を大声で叫び、香港人留学生を罵倒した

同じ頃、英国ロンドンで、中国人留学生らは、香港デモ支持者に抗議して、英語で卑猥な文言が書かれた横断幕を掲げた留学生らの行動は、全世界に対して中国当局の支持者がいかに横暴で低俗なのかを見せつけた。この様子に、中国国内のネットユーザーと海外の専門家は驚きのあまり言葉を失った。】

 

我が国内には、支那人の出稼ぎ人や観光客、留学生らが、大使館と言う司令部組織の元で蠢いていることを忘れてはいないか?

彼らは日本国内の“混乱”を待っている。熊に手を焼いている警察や、放火で出ずっぱりの消防には目もくれていまい。

気にしているのは自衛隊だが、それも『警察予備隊』の存在でしかない。

 

傘寿を迎えてのうのうとしている余裕はなさそうだが、せめて近隣諸国には通用しないものの、先輩から頂いた次の「人の道」だけは忘れずに残り時間を過ごしたいものだ。

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届いた雑誌のご紹介

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「丸」10月号

今月の主役は、Bf109メッサーシュミットである。米国内に現存する飛行可能なG型だそうだが、戦勝国の米国は当時の機体をよく保存していると感心する。

最新軍事セミナーは「世界の核兵器開発・配備のサーベイランス」である。米、露、北朝鮮、中国、欧州などの核兵器事情が詳しいが、その気のない我が国には”無用”な特集だろう!

 

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「Hanada10月号」

韓国特集は当然だとしても、「滅びゆく他人」に精力を使うのは無駄だろう。それより、わが国自身の政治環境の危機こそ注目すべきだ。政治家の質の向上は急がれる。

 

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「WiLL10月号」

これもHANADAと同じだが、やはり”朝鮮”問題の裏には”朝日新聞”が絡んでいることがよくわかる。というよりも「朝日」そのものが”朝鮮人”が経営しているというべきか。

昔、北京で、シナの高官から「お宅のチョウニチ新聞…」と言われたことが忘れられない。彼らは見抜いていたのだ。騙されていた(いる)のは日本人だけなのだ。