軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

中国で始まった”悪夢”

報道によると、湖北省内での感染者は新たに1万4840人確認され、死者も242人増えて、中国本土での死者数は1350人超となったという。

不思議なことに、中国本土内での死者数はうなぎ上りに増加していて、1日平均100名(政府の発表が正しければ)増加していることになる。

発生源?の武漢市を視察しない習近平に対して、「武漢に行け!」との声が高まっているともいうが、習近平得意げに吠えていた「中国の夢」は“悪夢”に変化したようだ。

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中国武漢市政府は5日、新型肺炎の軽症患者を受け入れる臨時医療施設3カ所を設置したがまるで強制収容所!(STR/AFP via Getty Images)(大紀元日本から)

 

なぜ新型ウイルス菌による死者の増加がほぼ中国国内だけに留まっているのか?に関する識者の解説は聞かれない。

基本的には中国国民の衛生観念のとてつもない低さにあるのだが、在中国大使館などはなぜか全く伝えない。昔からこの役所は「お公家様」の発想しかないからだろう。

月刊中国(2月1日号)は「新型コロナウイルス武漢国家生物安全実験室でつくった」という興味ある記事を掲載している。

【(前略)今回の武漢での新型コロナウイルス肺炎は、昨年12月初めに北京と上海で起きていた不思議な当局の行動とつながっているようだ。北京と上海では、中共最高指導部の王岐山からの命令で、合計数百万匹もの犬が屠殺された

ペットの犬も容赦なく、1週間以内に屠殺しなければ警察が強制的に殺すと市民には通達された。ペットの犬は飼い主の手で獣医病院へ連れていかれ安楽死となった。

同じころ、浙江省では住民に「少なくとも3か月以上の食料と生活用品を備蓄せよ」という命令が省政府から出された。住民の中には、中共が戦争を始めるらしいと慌てた人も多かったようだ。(後略)】

このような現象は、在中国の大使館はじめ日本人が気が付かないはずはない。気が付かないとすればやはり「重度のノー天気症候群」だと言えそうだから、このほうが危険だろう。

今朝の産経は、死者は家族の了解も取らず、葬儀抜きで火葬しているというから、中共政府は、人民も犬畜生並みに扱っているというわけだ。まるで”アウシュビッツ”を思い出す。

備蓄命令を受けた人民の中には「中共が戦争を始めるらしいと慌てた人も多かった」というが、香港の離脱!に焦った政府が、台湾独立を阻止するため、台湾に侵攻する計画を持っていることを知っているから「慌てた?」のだろうと思われる。

 

【(続き)中共の中国科学院病毒研究所は武漢市にある。そこはアジア最大規模の生物科学研究所であり、最高ランクのP-4ランクの「武漢国家生物安全実験室」を有している。この実験室では最高ランクの伝染性ウイルスを実験できる。実験室には特殊防護服が義務付けられ、防護措置も専門の防護部隊が駐屯している。

1月24日に武漢空軍は、消毒薬を航空散布した。この時点でアメリカ側は、今回の新型ウイルスは武漢の実験室で作られたものだと確信した中共は、自分が生き残るためなら人として許されないようなことでも平気で行う。70年間で人民は洗脳され、中共を疑わない。

1月24日の昼には、中国31省のうち24省が汚染された。1月末には全34省が汚染された。このままでは、6月4日の天安門大虐殺記念日までに中共は崩壊することになるだろう。(後略)】

米国の動きは素早かったが、その裏には理由があったのだ。

3・11の時も、原発事故を知った米軍の行動は迅速だったことを想起すべきだろう。

メディアは摩訶不思議なウイルス騒動だと宣伝し続けているが、戦争という究極の“政治行動”を忘れたこの国の国民も政治屋、もとよりメディアにも全く理解できないものだから、国民の代表者で構成されている“国会”では、3流芸人たちによる“お笑い番組”が性懲りもなく継続されている。

ある意味、支那の人民よりも、不幸なのは”人権”を強調するわが国民だといえるかもしれない。