軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

終りが見えない?いや初期症状も見えないのだ

都知事がコロナ患者の発生は限界にきていると会見で発言し、メディアもそれ見たことかとばかりに「医療崩壊」を喧伝する。

インターネット上にも、❝素性不明のコロナ情報❞が流れていて、文章から第3国人が絡んでいるようで、とても“善意”で広報しているとは思えないものが多い。それはこの病の初期症状がどんなものかという説明がないからだろう。

当初の見通しを誤った「WHOのおじさん」が、今では「検査!検査!検査!」と絶叫したがそんなことより罹ればどんな症状が出るのか?という解説もない。これでも責任あるWHOの事務局長か?

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TVからスクリーンショット

 

もとより日本政府も、37・5度以上の高熱…だとか、体がだるくなるなどの現象は伝えたものの、医学的な解説はまだ聞かない。どんな症状が出たら「疑わしい」というのか、例えばインターネットに流れている【コロナ・ウイルスと風邪の簡単な見分け方と防止策】という一文にはこうある。

①風邪の場合は「鼻水と痰」があり、コロナ・ウイルス肺炎は「鼻水のない乾いた咳」をする。《これは新しいタイプのコロナ・ウイルス肺炎の症状で、これが最も簡単な識別方法》である。

 

これを読んだ都心郊外の田舎住まいの老兵は、連日花粉症で鼻水が絶えないので「コロナじゃないと安心している」(笑)

ウッドデッキに出て草花の手入れに余念がない家内も

②今回の武漢ウイルスは耐熱性がなく、56~57度の温度で死ぬので◆「陽射しの下で行動する」◆「冷たい水、特に氷水は控える」◆「お湯を飲むことはすべてのウイルスに効果的」】

という「コロナ情報」を信じて活動しているが、草花の手入れを終わると冷えた「缶ビール」を楽しんでいて、そこだけは“指導に違反”してはいるが…

このように今回の武漢ウイルス事案は、わが政府は初動で大チョンボしたが、懸案事項の「国賓招待事案」と「東京五輪事案」がともに消滅した後は、“全力”でコロナ対策中のはずだ。

しかし、なぜか国賓などの事案が片付いた後に、感染者数が急激に増えているのが気になるが、勘ぐればなんとかそれまで持たせようと患者数を“隠ぺい”してきたからではないのか?と思いたくなる。

すでに2か月以上経過し、患者も増えサンプルは確保でき、退院患者からは、罹患した時の症状を的確に聞き取ることができているはずだが、それも“個人情報”でプライバシーにかかわるからか、初期症状に関する解説はほとんど聞かれない。そのうえ色々な“専門家”たちが、素人と共にスタジオで勝手な意見を言うものだから、国民の不安はますます高まるのだ。

それにしても、国民一人に対して布マスク2枚を配布する、という総理の、国民の気を紛らわせる‟ギャグ”は面白かった。今話題の「ぽつんと一軒家」にも届ける気なのだろうな~? 

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f:id:satoumamoru:20200403173748j:plainテレビから

 

この程度の些事を一国の総理たるものが得意げに話すものじゃなかろう。意図を説明した後「マスク配布の細部は厚労相から示す」「支援金の細部については財務省から示す」でよかったものを、最高指揮官が得意げに「マスク2枚」だとか「一人当て30万円」など説明するのじゃ幕僚たちの出番がない!

それよりも国民の不安を解消して人心が乱れないように、大局的な指導方針を国民に向かって話すべきだった。

世の中の動きを無責任に眺めているだけの一老兵だが、これじゃ有事に立ち向かえないと絶望する。

野党も野党だ。この件に対する意識は最初から欠如していて、いつまでも○○の一つ覚えのように「桜の話」ばかり。政府の上げ足取りに汲々としていて、国難に立ち向かう意識さえなかった。今もないだろうが…

一致団結して立ち向かう気がない政治屋だから世脛人として国民に嫌われるのだ。

次回選挙では、「医療崩壊」ならぬ「野党崩壊」になるのじゃないか?しかし、国民のほとんどは喜ぶだろう。この際議員定数を大幅に削減するなど、政治大改革をしなければ、一件落着後の国の姿が思いやられる。