軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2019-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「ハノイ会談」は“終演”した

「北朝鮮の対米交渉担当者、処刑か=与正氏も「謹慎中」-韓国紙」と、次のように時事通信が伝えた。 【31日付の韓国紙・朝鮮日報は、ハノイでの2回目の米朝首脳会談で実務交渉を担当した北朝鮮の金革哲・国務委員会米国担当特別代表らが決裂の責任を問わ…

トランプ大統領の気配り

今朝、横須賀に入港している護衛艦「かが」を訪問したトランプ大統領は、隊員達へのスピーチの冒頭で、川崎で起きた小学生らに対する無差別殺人事件の犠牲者と家族に対して、米国民とともに悲しみを共有すると、哀悼の意を表した。 オバマに比べて「トランプ…

資料から:西安事件の張本人は語る

西安事件とは、1936年12月に、張作霖の息子であり、国民政府軍の司令官・張学良が、蔣介石を西安で監禁し、国共内戦の停止を迫ったクーデター事件である。 その結果、蒋介石が国共合作に同意し、翌年、日中戦争が勃発して第二次国共合作が成立する契機となっ…

改まらない“政治の貧困”

混乱している英国のEU離脱問題、オーストリア副首相が辞意を表明し政情不安定、ウクライナで新大統領が就任、豪州の総選挙でメディアが予測しなかった保守の与党連合が勝利するなど、政治の世界は流動的だが、次は注目されるインドの総選挙が控えている。 …

資料から:国会議員たちの活動と評価

北方領土返還問題に絡めて「戦争」に言及した丸山穂高衆院議員問題で、永田町は連日“学芸会”程度の騒ぎを繰り返している。 メディアは「今回の丸山氏の言動には、与野党を問わず「完全に一線を超えている」「国会議員として非常識極まりない」などと非難ごう…

資料から:自己防衛できない日本人

今朝の産経新聞の「談話室」欄に「外国人に頼らず済む方策を」と題して堺市の無職・納谷昭一郎さん(80)が、次の外国旅行体験談を書いていた。 【先日、イタリアのローマからフランスのパリまで、バスと電車を乗り継いで旅をした。 立ち寄ったどの都市でも…

資料から:金権政治の始まりと雫石事件

昭和46年7月、空自パイロットとしては忘れることが出来ない「雫石事故」が起きた。 この事故は朝日、毎日など各紙に事故調査が始まる前から「自衛隊機が民間機に追突」と大々的に報道された。 その後自衛隊高官の“不用意な発言”もあり、自衛隊機側の“過失”と…

資料から:朝日の偏った論調

米国の民主党政権が如何に米国を弱体化したか、について米国では批判と反省が起きていて、それがトランプ大統領を選出した直接的な動機だと私は理解している。 それは一般的に、民主党政府が戦争を開始し、共和党がそれを始末する…という俗説に関心を持って…

資料から:戦争と論評

戦争は「ドラマ」を生む。昔から映画や芝居の題材として連綿と取り上げられてきた。 「戦争と平和」「誰がために鐘はなる」などなど。 キリスト教信者も、イスラム教信者も、ともに「平和」を願っていると言いつつ、互いに殺し合ってきたし、今でも殺し合っ…

資料から:腑に落ちない話

四日の一般参賀は、府中、多摩地区のような天候急変の影響もなく無事に終了したようで安心した。14万人以上もの国民がお祝いに駆け付けたと言う。 思いがけない“皇室フィーバー?”に慌てたメディアは、たちの悪い手法で「反戦意識」を植え付けようとしている…

「御代替わり」所感

4月29日は昭和の日、30日は平成天皇の譲位の日、そして5月1日は「令和天皇」の即位の日であった。 天気は30日は一日中“涙雨”であったが、即位の日は、不安定ながらも「新天皇晴れ」になり、国民は心から新天皇の御即位をお祝いした。 この3日間は、玄関に日…