軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

食糧安保

今朝のフジテレビで、バイオ燃料の話題が出て、食糧安保が大切だと、元財務省の榊原氏が力説していた。 環境悪化を防止するため、車の排気ガスを“浄化する”バイオ燃料の使用が始まったが、その原料であるトウモロコシは、家畜のえさの大部分を占めている。 …

前哨戦は始まっている!

産経新聞1面の「北京五輪・聖火、台湾も巡回」という記事には、「台湾、受け入れ拒否」と続けて出ている。3面に「ベトナム・ホーチミン―台湾―香港―マカオ―中国大陸に抜ける聖火リレーのルートは中国が名を捨てて実を取った結果だ」そうだが、「台湾側はこ…

目を覚ましかけた?日本人

34年間の自衛官生活を元に、「お人よし日本人よ、目を覚ませ!」「自分の国は自分で守れ!」と云うタイトルで文書を書き、講演して歩いて早10年になる。そんな私だったから、今朝の産経新聞一面トップを見て、やっと目を覚ましたか!と少し嬉しくなった。…

ニセモノ文化・その2

今朝の産経一面トップに、海自の情報漏洩事件の続きが出ている。パソコンは確かに便利な「ツール」だが、使い方を誤れば、このような事態を招くのは当然である。だから、管理者はこれまで以上の関心と教育と注意力を欠かしてはならないのである。空自は早く…

どうにもならないニセモノ文化

参院補欠選、統一地方選の結果を見て、ある人が「日本人はまだまだ捨てたものじゃない」と言った。福島は「民主の穴」を埋め、沖縄は「保守」が獲得した。地方の話題の都市では、長崎が「市役所職員」、夕張は「会社社長」が制し、「政治と同情・趣味」とは…

組員篭城(町田市)事件に見る??

昨日は、サンケイプラザで開かれた「正論の会(代表・三輪和雄氏)」主催の集いで講演してきた。与えられた題は「わが国を取り巻く危機」であったが、日中間の諸問題、中台問題などから、予測される事態に備えよ、として、主として「間接侵略の危機」につい…

銃撃事件と韓国人の反応

バージニア工科大学での韓国人学生による銃撃事件は、米国社会はもとより、犯人を出した韓国でも大きな話題になっている。CNNは連日詳細な報道を続けているが、やはり相当前から“犯人”の異常行動が問題になっていたようである。 にもかかわらず、学校側の…

連鎖した?銃撃事件

長崎市長が遊説中に狙撃されて死亡した。犯人は暴力団関係者らしいが、彼を知る弁護士によると少々おかしいところがあったらしい。アメリカのバージニア工科大学でも、32人が銃殺される事件が起きた。この犯人は韓国人留学生で、その残忍な銃撃ぶりから、…

映画『南京』補遺

コメントにもあったが、中村武彦氏の著書にあった「鹿子木氏の見解・・・あの程度のこと・・・」は捕虜の処断であって、一般人を含めた計画的な「大虐殺」のことではないことは明らかである。しかし、日本の歴史学者などの中には、これらも同一視している者…

映画「南京:戦線後方記録映画」

昨夜は、チャンネル桜の「南京」(スカパー:ハッピー241)を見た。チャンネル桜代表の水島氏が司会し、東中野亜細亜大教授と冨澤南京学会理事が解説・コメントした。 放映されたのは、昭和13年、東宝映画文化映画部が、南京陥落直後に現地で撮影したド…

温家宝首相の来日と親中派たち

今週は講演会や会議などが続き、都心に出かけることが多かった上、依頼された原稿の締切日が迫っていたので、ブログを書く時間が無かった。 ご無沙汰していたら、電話やメールで、私の健康状態を心配してくださった方がいたので、実に恐縮した。 会議や講演…

揺れる日米同盟、松坂が救う!?

海自の情報漏洩問題は、日米間の大きな問題になりつつあるようだが、これは“敵対国”による意図的なの一環で、マイケルホンダ議員の「従軍慰安婦問題」もこれに連携していると考えるべきである。そう思うと、先日日本中に降った異常な量の「黄砂」も、何かの…

イラン、英兵解放をどう読むか

我が国では、海自のイージスデータ漏洩事件で持ちきりだが、ペルシャ湾の緊張を高めていたイラン武装勢力による「英兵拘束事件」は、5日、15人全員が解放され英国に帰国した。産経は「突然の解放劇のカギは、ブレア英首相の外交政策顧問とイランの最高安…

「これでは日本は守れない!」

海自2曹の機密漏えい事件は大きな反響を呼んでいる。コメントにもあったように、「自衛隊は軍隊ではない!?」という証拠が、このような国家の基本を揺るがすような事件の処理を警察が一般刑法で取り締まるという点に象徴されている。 「庁」から「省」へと…

あきれた情報漏えい事件

今朝の産経新聞トップに、大きく「イージスシステム漏洩」「警察当局、立件を視野」と出ていたが、実に情けない。海上自衛隊はこのところ“たるんでいる”としか思えない。未だにインド洋上では、350人の海自隊員と護衛艦と給油艦が国際協力活動を通じて国…

陸自ヘリ墜落事故に思う

急患輸送に向かった陸上自衛隊第1混成団(那覇)第101飛行隊のCH47ヘリコプターが、悪天候のため徳之島で墜落し、機長の建村善知3佐(54)、副操縦士・坂口弘1尉(53)、整備員・岩永浩一2曹(42)、藤永真司2曹(33)の4名が殉職した。…