2022-03-01から1ヶ月間の記事一覧
前回紹介した野口健氏はコラムに「ロシアに支配されたら絶望的な運命のみが待ち構えているということを彼らは過去の体験から体に刻まれるほど理解している」と書いた。 そこで今回は私のつたない“体験談”を書いておきたい。 平成13年6月、生まれ故郷である樺…
バイデン米大統領が、ワルシャワで行った「重要演説」はまるで窮地に立つプーチン氏とロシア国民を「それ見たことか?」とばかりに非難した、超大国の大統領らしからぬ不手際発言だった。演説後、閣僚たちが慌てて「弁明」に走ったが、大国?の指導者たちは…
プーチン氏が始めたウクライナ侵攻作戦は、2日間で勝利する予定だったが、想定外の事態が次々起きて、今や世界中から「総スカン」を食い、大きく目算が狂ったようだ。 下手するとロシアは「旧ソ連」のような極貧国家に逆戻りし、ロシア国民は、再び窮屈な生…
ウクライナの戦場で活躍する世界中のメディアは、規律が緩んだ極悪非道なロシア軍の民間人攻撃の有様を、画像で克明に伝え始めたが、当初の作戦計画が崩れ、苦戦しているのに作戦発起の「責任者」プーチン氏は、懸命に言い逃れに努めている。敗戦すれば「国…
ナポレオン没後の1814年、戦後処理を決めるためのウィーン会議で、各国は自己を有利にしようと裏工作に明け暮れ、舞踏会などに時間を費やし、肝心の会議は進まず、結果として王や権力者が復活することとなったため、フランス革命によって一度自由を味わった…
昨夜は東北地方で大きな地震があり、交通網などにかなりの被害が出たが、関係者の努力で、解消されつつあるのは喜ばしいことだ。西で戦争、東で天災と最近の地球はめまぐるしく変化している。 しかし、今日の雨は、関東南部に住む者にとってはまさに「慈雨」…
「小次郎、敗れたり。勝つ者が何ゆえに鞘を捨てるか」とは巌流島の決闘で武蔵が吐いた台詞であるとされる。 しかも「武蔵は試合当日、2時間以上も遅れて船島に来て」いるが、これは相手を苛立たせる心理作戦だったとも言われる。 ウクライナに「万全の体制…
「今朝の産経から」 ロシアの国営テレビで14日、反戦を訴えたマリーナ・オフシャンニコワさんは事前にビデオメッセージを収録していた。発言の全文を産経電子版が報じている。 『今ウクライナで起きていることは犯罪だ。そしてロシアは侵略国家だ。その侵…
今日は新聞休刊日、前回は「統帥綱領」を読み返してみたが、TVは相変わらず視聴率稼ぎ?に同じ動画を流し続けているようで、視聴者は一方的な内容に傾きかけていて‟判官びいき”の傾向が強くなってきた感がする。 いい機会?だから、これを他山の石として、我…
3月10日は東京大空襲、11日は東日本大震災の日にあたるから、各地で追悼行事が行われた。空襲は人為的な“戦争”で引き起こされ、震災は“天災”による。しかし、いずれも「危機管理」的要素を含む。その意味で、当時を振り返り「二度と悲劇に会うまい」とする決…
天下の情勢を山の中で垣間見ていると、日本人は気が付いていないようだが、「世界大戦」は既に欧州で始まっていると感じられる。 その火付け役の「プーチン皇帝」は、まさか世界が反抗してくるとは予想だにしなかったようだが、民主主義国の“団結ぶり”は迅速…
当初、3日ほどでロシア軍が全土を掌握し、ゼレンスキー大統領を追放できると楽観視していたプーチン大統領は、想定外?のウクライナ軍および義勇兵の善戦により2週間たった今でもウクライナ全土の制圧は困難になっているようだ。 地上波ニュースを見ていると…
「P・アコス、P・レンシュニック(須加葉子訳:ちくま文庫)『現代史を支配する病人たち』はこのブログでよく紹介してきたが、かってのスターリンやヒトラーと同様に今回は‟病人”ならぬ“狂人”が出現したようだ。今朝の産経抄氏はこう書いた。 原爆開発後、直ち…
2月24日に侵攻を開始したロシア軍は、1週間たっても首都キエフを制圧できていない。それどころか、プーチンの予想に反して国連でもシナとインド以外はあからさまな反対行動をとった。四面楚歌に陥ったわけだ。 本人も日本の一部の方々も、意外だったに違いな…
プーチンという得体の知れない男に、国際社会は妙にへつらって、その増長に加担してきた。柔道が得意、だというと日本の柔道家も「負けて見せた」し、真冬の川で泳ぐ彼を、強靭な肉体を持つ男!と煽て上げた。 しかし今回の「軍事作戦」では“意外に?”戦争音…