軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2006-01-01から1ヶ月間の記事一覧

「慎みある皇位継承論議を・・・」

今朝の産経新聞の「正論」欄に市村真一・京大名誉教授が、「慎みある皇位継承論議を切望する」と題して、世襲君主制が抱える「長所」と「弱点」について見事に分析している。 長所は①君主は国家を象徴的に具現し国民統合を容易にする。②君主制は政治家の権力…

王毅駐日中国大使「対日見直し否定」

今朝の産経新聞一面左端に「昨年12月中旬から、約一ヵ月半にわたり中国に帰国し、『重病説』までささやかれていた王毅駐日大使が、29日、東京都小平市で『友人』とゴルフを楽しみ、“健在”ぶりをアピール」、長期休暇をめぐる「さまざまな憶測を否定した」と…

領空侵犯・第二報

昨日報道された礼文島周辺空域における「ロシア機による領空侵犯事例」は、どうも腑に落ちない報道内容だ、と書いたが、今朝の産経新聞は、防衛庁と海保の間の情報共有に問題があったと報じた。 ロシア側が、「領空侵犯」した航空機は、ロシア国境警備隊所属…

ロシア機の「領空侵犯」

今朝の産経新聞に「ロシア機が7回領空侵犯」と出ていた。領空侵犯された空域は千歳基地から離れているため、私の現役時代にも警告を無視した「ソ連機」が良く侵犯した「礼文島周辺」であり、当時は切歯扼腕したものであった。 「防衛庁は25日、同日午後7時過…

ホリエモンより防衛意識向上を!

世は挙げて「ホリエモン事件」で持ちきりであるが、以前ここで書いた様に問題は「拝金主義」が蔓延して、若者達が「時給いくら?」の感覚で生活していることにある。 「楽して儲ける主義」が、子供たちばかりか、いい大人たちの心まで蝕んで久しい。 戦後の…

ハリウッドが「南京事件」映画制作

数日前から私のブログやメールに、クリント・イーストウッドが,中国の資金で「南京事件」の映画を作る、という危機感溢れるメッセージが入っていたが、今朝の産経抄は、「来年は事件から70年。これを機に「大虐殺」を史実として広めようと中国や在米華人団体…

「男たちの大和」

「20日付の中国共産党機関紙、人民日報は、戦艦大和に乗り込んだ青年達の姿を描いた日本映画『男たちの大和』について『登場人物の情ばかりを強調し、当時の日本政府中枢の国民に対する絶対権力の本質を覆い隠している』と批判する中国人の日本研究者の論文…

この国の闇を示す『小さな記事』

1月19日の産経新聞30面に、普段なら見落としそうな小さな記事が目に付いた。それは「アルゼ阿南氏社長を辞任・『小嶋氏と相談』指摘」という小見出しだったが、今世間を騒がしている「小嶋氏」なんぞどうでもよく、私は「阿南」という名が何となく気になった…

コンピューターの落とし穴

世間は「ホリエモン事件」で大揺れだが、私の方も大変だった. インターネット会社から、作業員が来てモデム交換といわれ、息子がいない間に簡単に交換してもらったところ、旨く起動しなくなったのである. モデム器材は小型化し、設置も10分ほどで済んだの…

平成の『朝敵』になってはならない

今朝の産経新聞は、皇室典範改正案について、政府・与党内で「見送り論」が高まっていると報じた。結構なことだと思う。私は何故急にこの問題が浮上したか不思議に思っていたが、伝えられるところどうも「不純な動機」が見え隠れする。 先日、テレビのワイド…

所感3題

1、「我慢」という語は死語になった! 14日は午後から悪天候になったが、親戚の葬儀に出席した.明治42年生まれ、大正、昭和、平成と、激動の4代を生きた≪明治1代女≫をお見送りする会であった.軍人の家庭に生まれ、軍人に嫁ぎ、戦中戦後の混乱期を生…

急変する世界

中国漫遊記(といっても私個人の忘備録なのだが)をようやく終え、原稿も書き上げて提出し、元日からの新聞(といっても産経だが)を整理し、チャンネル桜で収録し…と、落ち着かない年末年始だったが、昨日はそれに身内の不幸が加わった.97歳で天寿を全う…

中国漫遊記・最終回「上海の印象」

些かダブるところもあるが、最終回として、上海の印象を纏めておきたい.上海は高速道路などの建設ブームで道路地図がない(印刷していない?)ほどである。上海郊外の蘇州までドライブすると、見渡す限り一面に外資系工場が広がっている。シンガポールなど…

上海会議の総括

上海国際問題研究所との安保対話は、2000年の予備会議を加えると既に6回目になる。 今回は、北京での中国社会科学院日本研究所との会議が、5年ぶりに再開されたので、双方を比較する事が出来たのは有益であった。 会議の内容は、毎年検討されている範囲であ…

中国漫遊記25「帰国」

夜は二派に分かれて行動することになり、私は「上海雑技団」を見学した。 5年前から継続して「観察」しているのだが演技内容は随分変化した。特に今回は「カラフル」で「舞台背景がおしゃれ」で、衣装も「垢抜け」ていて、しかも「恋愛物語」が上演されたの…

中国漫遊記24「市内見学」

10時半、こうして「危機を脱出」した我々は、上海空港に向かいリニアモーターカーに体験搭乗することになった。再び車窓から見える風景を勝手に解説しよう。 3車線の道路脇に「ゴミ屋敷」があり分別作業中である。日本では豊かな社会の歪として「ゴミ屋敷」…

中国漫遊記23「漁民のピケに遭う!」

21日月曜日朝、食堂に行こうと部屋を出ると、エレベーター前のロビーに控えている女性が「ニーハオ」と挨拶した。笑顔でなかったのが残念だったが、食堂でもコーヒーサービスを受けて驚いた。やはり国営企業、上からの指示が厳しい?のだろうか。この国は今…

中国漫遊記22「上海へ」

食事中、呉寄南氏が「ここはみかんの産地です。みかん狩りしましょう」と言い出し、ホテル別棟の裏山でみかん狩りに興じた。数種類が植えられているがどれも小ぶりで、種が多かった。しかしやや酸味があるジューシーな味であった。「日本のみかんの原種では…

中国漫遊記21「蘇州会議その10」

10時50分から呉寄南氏の司会のもと、総合討議が始まった。 まず楊少将が次のように述べた。 1、 金田案とその構想を聞き、日中間の海軍のギャップは乗り越えられると感じた。通信は全く問題ない。 2、 政治関係は、近い内には中々克服できないだろう。 3…

お年賀

明けましておめでとうございます. 実は元日に書き込んでいた筈ですが、今朝開けたところ入っていませんでした. 改めてお詫びと新年の御挨拶をいたします.今朝の産経新聞は、大陸の残留化学兵器の件で、中国側が、ヘリポートを要求した、と報道していまし…

お年賀

明けましておめでとうございます. 東京地方は、曇天で、何となく今年の運勢を表しているような気がします. 昨年は、ひどい事が起き過ぎましたが、今年も油断できません. 今まで≪隠されてきた事≫が、一斉に吹き出す事でしょう. 正義と悪の戦いが始まって…