軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

写真で見るシナ事変

お昼のニュースで、急患空輸のため、徳之島に向かった沖縄の陸上自衛隊第101飛行隊のヘリが悪天候のため墜落した事を知った。離島の急患のみならず船舶遭難時も、夜間または悪天候の時には自衛隊に要請が来るので、陸自も空自の救難隊も勇躍救難に出動してい…

過去に学ぶのも悪くない。

今までは、中国人、ブラジル人などによる凶悪犯罪で日本人が被害者になることが多かったので悔しく思っていたのだが、このところ、日本人による犯罪が報じられ恥ずかしい限りである。28歳の異常な日本人青年に殺害された英国人英会話教師・リンゼイさんのご…

米軍・ペルシャ湾で大規模演習

昨日午後に都心で会合があり、夕方から靖国神社に参拝・千鳥が淵を散策して夜桜見物してきた。午前中は3分咲きだった桜が、夕方には6分咲きになった、と花の下で宴を楽しんでいる若い人たちが言っていた。世はまさに春である! 靖国神社の門は閉じられてい…

民放連「自浄」を前面?

「あるある大辞典」に端を発した関西テレビの不祥事件は、次々に不祥事が明るみに出ることになって、民放連も相当あわてているようだ。関西テレビを「除名」したそうだが、次はどこだろう。 26日の産経新聞一面トップに「日テレ集団暴走誘発?」という記事…

「凛とした日本」を読む

現在抱える問題の根を、過去の資料に求めてみると大変参考になる。 古森義久氏の「凛とした日本」は文庫本(PHP新書:¥700+税)だが、その内容は実に示唆に富んでいる。 [] 副題に「ワシントンから外交を読む」とあるが、「世界唯一の超大国アメリカ…

災害は忘れた頃にやってくる!

昨日の能登半島地震は、比較的人的損害が少なかったのは不幸中の幸いだった。今朝のニュースでは家屋などの被害状況が報じられているが、土地柄か、日本家屋の“古民家”の被害が多いようで、それが逆に人的被害を少なくしたと思われる。コンクリートのビルだ…

ニュース点描

週末、久々にゆっくりニュースに目を通すことが出来たが、書きたいことが多い中から、気になる点だけを玉石混交で素描してみたい。 1、朝鮮半島にいよいよロシアが触手を伸ばし始めた!・・・日テレニュース 6者協議が行き詰るのを待つかのように、ロシアは北…

“金体制”の崩壊を憂える!!

昨日は香港ケーブルテレビの取材を水交会で受けてきた。若い台湾出身女性ディレクターは、日本の憲法改正、防衛省昇格、中台情勢、歴史認識などなど、矢継ぎ早に質問してきたが、日本国の憲法改正問題も、庁が省になることの意味も、勿論歴史認識についても…

「漂着ごみ9割以上“国産”」記事の怪

今日は春分の日、国旗を掲げて机についたところに電話が来た。他愛ない話の中で、フト疑問を感じたことがあったので今日は軽いものを書くことにした。 他愛ない会話とは、日曜日夕方の人気番組「田舎に泊まろう」の中で、山形県を訪ねた女優と元旅館の女将さ…

人道・人権問題は中国政府のアキレス腱か?

温家宝首相の訪日を控えて、中国の各研究機関は活発に情報収集とその対策作りに取り組んでいる。2000年9月に北京での会議に参加したとき、侃々諤々の討議となったが、こちらは退役自衛官3人(一人は研究者)だったから、怖いものは無いので率直な発言…

私も兵士です!

三沢基地から、毎月基地新聞「みさわ」が送られてくる。米軍、三沢市民との交流が伺えて嬉しい限りだが、今月号の「コラム」にI飛行隊長が表記の一文を書いていた。イラクで重傷を負ってイラク軍に捕まったリンチ上等兵を、米海兵隊員が突入して救助した際の…

無知が招く“誤解”

先日のインドネシアの現状報告会で、異文化に無知だったために招いた“誤解”と、それを解いた善意の話があったのでご紹介しておこう。 1984年のある日、茨城県で3人のインドネシア人青年が不法滞在者で捕まった。彼らは日本への研修生として来日し、静岡…

敗者復活戦を期待する!

昨日は水交会で、私が所属する史料調査会の定期研究会に出席してきた。史料調査会は、毎月一回の割で研究会を開き、講師の講義のあと、田尻会長が整理した「1ヶ月間の世界軍事情勢の動き」(写真)を元に解説を聞き、その史料をまとめて毎年「年鑑」を発行…

鯨に“善意”は通じない…

今朝の新聞は、前輪が出ずに胴体着陸>した全日空機の話題でもちきりである。昨日のテレビは、テレ朝を除く全社がして興奮していたが、この程度のトラブルに完全に対処するのは、プロのパイロットとしては当たり前のことで、何ら大事件ではない。問題は、この…

純粋さは宝、しかし・・・

昨日は昔務めた航空安全管理隊の創設25周年記念夕食会に出席した。航空医学や航空工学、法律などの講師を勤められた先生方が、お元気なので非常に嬉しかったが、現役諸君の顔は“純粋”そのもので、飛行隊長時代にファントム戦闘機で私の後席を務めた当時3…

質問にお答えして

基本的に匿名である「個人宛の返事」はしないことにしているのだが、昨日のNASAR氏の質問は、本質を突いているので概略お答えしておきたい。 まず1の「航空自衛隊は公式見解を示したのか」についてだが、広報室長として、如何に全国紙などやTVなどに…

日航機墜落事故・余談

前3回に亘る私のは、読者の方々の関心を引いたようである。中には、依然として疑問をもたれる方々もいるが、当事の錯綜した報道状況からそれはやむをえないと思う。そこで総括的に当時の状況の補足をしておきたい。1、この事故に対する陸・空自衛隊の活動…

いわれなき批判に反論する(その3)

昨日午後は都心に出て、インドネシア独立に協力した元軍人方のお話を聞いてきた。80代後半、中には林田先生のように90歳を越えた方々の、凛とした姿勢はどこから来るのだろう?と、我々戦後育ちは不思議に感じるのだが、私は大先輩方の姿から「人はパン…

いわれなき批判に反論する(その2)

昭和60年、今から22年も前の出来事を書いたのだが、早速数件のメールが入った。コメントを戴いた中にも、時の総指揮官・藪口1空佐のお嬢様がいたのには驚いた。今日はその続きの3項目を掲載する。2、何故墜落地点の特定が遅れたのか? すなわち、緊急…

いわれなき批判に反論する

昭和60年8月12日に起きた、日航機墜落事故での自衛隊の活動に付いて、私が反論した「月曜評論」のコピーを貰えないか?、という依頼があった。 コメントにもあったように、既に当事の状況を知らない世代が自衛隊に育っているし、依然として事故原因は「…

虚報・その3

熱心な方々のコメントを読ませていただき考えさせられることが多い。いちいち返事はしないことにしているのだが、電車内での飲食に付いて、私はこうしつけられたし、今でもそう実行しているので思い出すまま書いておくことにしたい。 私が戦中、戦後の子供時…

「虚報」の裏話

昨日はチャンネル桜の収録を終えて、大雨の中を帰宅した。山手線は不通だったらしく、私鉄各線は大混雑で、ドアに押し付けられて身動きできず、猛烈な熱気と湿気の中を20分間耐えて、都心を離れて漸く一息ついた。異常事態とはいえ、これが都心の通勤の実…

おふくろさん

これは、仲間内だけの別のHPに書いた一文だが、今朝のテレビで、川内康範氏の「卑しい・・・」という言葉を使ったメモが紹介されていたので、フト転載する気になった。 川内氏が言ったように、現代日本には(特に地上〔痴情?〕波テレビだが)「卑しい顔」が…

月刊誌が面白い!その3

今朝の産経新聞一面トップに「日本人拉致・金総書記指揮か」との見出しで、「総書記の直轄指揮下で対韓工作を主導してきた北朝鮮工作機関元幹部が、日本人拉致に深く関与していた疑いが強まってきた。・・・金総書記が『妄動主義者の犯行』とした日本政府へ…

ちょっと休憩!

昨日は都心に出てジャーナリストや出版社の方々と「意見交換」をしてきた。やはり、マスコミ(新聞、テレビ)は相当な危機状態にあるようだ。政界と同様、シャッフルして出直すしかなさそうだ、という結論になったが、さてどの新聞社が生き残るのか!インタ…