軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2014-01-01から1年間の記事一覧

現代の魔女狩りにしてはいけない

中世から近代にかけての欧米でみられた魔女狩り現象は、現代では「心理学的な観点から集団ヒステリーの産物」とみなされているが、今でもこれに類する行為が行われることがある。 STAP細胞を発見したとして大々的にデビューした、理化学研究所の小保方氏…

動き出した?米国

来日したヘーゲル米国防長官が、集団的自衛権の行使容認に向けた政府の動きを歓迎し、「平和と安定に貢献するため積極的な役割を果たそうとする日本の取り組みを歓迎する」と述べ、尖閣諸島が日本の施政権下にあり、日米安保条約の適用範囲になるとする米国…

脳内汚染が進む人類!

早4月、雪で傷んだ家屋周辺整備もほぼ完了した。後は家内が丹精込めたバラの花と、私の「藤棚」の口紅という藤の花の開花を待つばかりだ。 大雪で棚も痛んだし、幹も苦しかったようだが、今朝見ると大粒の花芽が50以上もついている!やっと7年ぶりに観藤…

法の信頼を回復せよ

28日の産経【主張】は「袴田事件再審 捜査「徹底検証」の勇気を」と題してこう書いた。 ≪静岡県で昭和41年、一家4人を殺害したなどとして強盗殺人罪などに問われ、死刑が確定した袴田巌元被告の第2次再審請求審で、静岡地裁が再審開始を決定した。 静岡地裁…

自然界は春、人間界は冬!

満開の梅、鶯のさえずりの中、ウッドデッキや小さな畑の整備に時間を取られたが、結構大雪の被害があったので驚いた。 しかし、木々には芽が膨らみ、クマンバチの子供らも元気に木々を飛び回っていて春の訪れ待っている!自然界の移ろいは偉大だとつくづく思…

国内外情勢の急変に備えよ

靖国での講演は、若い方にインパクトがあったようで嬉しかった。特攻隊員たちの出撃風景(写真)を見て、身が引き締まった、という感想をいただいた。 私はいつも眺めているから感じないが、今の若人たちは、オタク以外は初めて見る姿なのだろうか? 関大尉…

集団的自衛権ってなんだ?

春の兆しを感じる16日お昼、靖国神社に出向いた。一の鳥居を入ってすぐ右には、「戦没者に水を捧げる母の像」が立つ「慰霊の泉」があり、銘板には「戦没者の多くは故国の母を思い、清い水を求めながら息を引き取りました…」と書かれている。 奉納者は「東京…

中国高官、脳制御研究に言及

6月に上梓予定の「御国のために=特攻隊の英霊に深謝す(仮題)」をようやく脱稿して一息ついたところだが、大西中将の“遺言”が、今ほど痛切に胸に迫る時はないように感じた。大西中将はこう訓示している。 ≪国家危急存亡の秋に当たって、頼みとするは必死…

マレーシア機のミステリー

マレーシアのクアラルンプールから中国の北京に向かったマレーシア機が行方不明になってはや2日、遭難信号も出さず忽然と消滅したので謎が深まっている。 ≪マレーシア機の航路予定図=産経から≫ ≪8日未明、クアラルンプールから北京へ向かう途中に遭難信号…

ウクライナ情勢の陰で

昨日はチャンネル桜の「防衛漫談」収録に出かけた。寒気が強かったせいもあったが、スマホに取り組む日本人には国際的緊張感は感じられなかった。 昨日の話題は韓国との付き合い方が主になったが、別に付き合う必要もなかろう。そのうち現体制の正体がばれて…

断末魔の中・韓と危機孕むウクライナ情勢

とうとう行き着くところまで行った観がある韓国だが、大統領が“反日偏執狂?”じゃ日韓外交正常化はあり得まい。仲間から送られてきた拡散希望の情報に、おもしろいものがあったのでご紹介したい。 「韓国人が、アンネの写真を踏みつけ」 http://sns.mynippon…

緊急報告:ウラン混合石炭の恐怖

午後、拓大教授でこの1月4日に急死した遠藤浩一氏のお別れ会に参列した。 会場は、享年55歳、若い有望な論客を失った悲しみに包まれた。 特攻隊生みの親とされる大西中将が自決したのも享年54歳だったが、遠藤氏の頭脳にはもっともっと素晴らしいアイデアが…

明るいニュースといつもの話

ブログ更新が遅れると「体調が悪いのじゃ?」と気にして下さる読者が多いので、逆に体調が崩れそう…(冗談) 昨日も千葉や北海道などから「生きていたか!安心した」というメールが届いて恐縮した。当地は久しぶりの大雪で、まだ残雪の中で過ごしているのだ…

ソチ五輪余話

ソチ五輪から選手らが無事に帰国した。 メダルは取れなかったが、世界を魅了した浅田真央選手の笑顔は素敵だった。 とりわけ、外人記者クラブでの会見は秀逸だった! Q−−東京五輪組織委員会会長の森喜朗元首相が「大事なときには必ず転ぶ」と発言したA−−「…

シナの内紛、愈々大詰めか?

先週に続いて今週も、週末は大雪で閉じ込められている。氷になっていた残雪の上に積もった新雪は、1mを超すありさま、青森のように捨て場がないので、獣道程度の“歩道”を確保しているが、それでも今朝は新聞が届いていた! 宅急便といい、新聞といい、日本…

お祭りモードから、戦時モードへ切り替えよ

都知事選挙も終わり、ただでさえ白けていた選挙が、大雪でさらに冷え切ってしまった。 しかし、「原発即廃止論」は、少なくとも都民からは拒否されたわけで、妄想老人の一人芝居だったことがよくわかった。 尤も「ダウンジャケット」を着ていたから「ダウン…

既に手は回っている!

特攻隊と大西中将のことを整理している最中なのだが、今朝の産経トップにこんな記事が出た。 ≪特攻隊は「日本の軍国主義の病的な極みを示す事例として知られている」そうだが、初めて聞いた。とうとうこの民族は病膏肓に入ったか!≫ ≪「お国のため」身を犠牲…

目を覚ませ、東京都民!

都知事選について、各地から意見が届く。九州の友人からの“警告”はすでに書いたが、埼玉県民である昔の部下から、≪つれづれによもやま話≫と題して、長文の手紙が届いた。“岡目八目”だが、と断ってあるが、読み終わって、そうだった!と感じるところがあった…

金の卵、またもや快挙!

今朝の産経は、≪若手バレーダンサーの登竜門として知られる第42回ローザンヌ国際バレーコンクールの最終選考が1日、スイス西部ローザンヌで行われ、長野県松本市の松本第1高校2年、二山治夫さん(17)が優勝した。…2位には横浜市の高校1年、前田紗江さん(15…

“金の卵”次々誕生!

憲政記念館での集会の様子が、すでに画像で流れているのを知って驚いた。新聞、TVが時代遅れになりつつある気がした。私は毎週土曜日の「花田紀凱の≪週刊誌ウォッチング≫≫を楽しみに読んでいるのだが、今朝の448回目の、東京都知事選は「早くも趨勢は決し…

素晴らしい人気!

昨夕、憲政記念館で開催された「緊急集会!! 東京から日本を再興する」に呼ばれて参加した。 まさか壇上に上がるとは思ってもいなかったが、壇上には左側に小田村四郎、塚本三郎、加瀬英明、頭山興助、西尾幹二、小山和伸、石平、西村幸祐、それに私、右側…

北京市崩壊か?

今朝の産経は一面トップで「北(朝鮮)、国境で親中派がり」と報じた。とうとう始まった! その昔、ソ連と中国は“一枚岩”だと日本のメディアは報じていたが、実は5000キロに及ぶ国境地帯では激戦が続いていたのだ。例えば「珍宝島(ダマンスキー)紛争」…

政党政治のたそがれ

都知事選の候補者がやっと出そろった。新旧取り混ぜて16人というから、選管は大変だろうが、大新聞はほとんど3人に絞っている。嬉しそうに演説する「ぶっ壊し屋」の元首相を入れると4人というべきか。しかし、今朝の産経トップ記事の「各党の対応」図を見れ…

まるで他人事の都知事選

いやはや驚いた。先週発行の週刊文春、週刊新潮を読むと東京都民の顔となる都知事選は、無責任老人たちの、自己顕示欲発揮の場と化したかのような感がある。 ≪週刊文春:1月23日号目次≫ 民主主義制度においては、国民(今回は都民)の前で、堂々と信念を…

哀悼!小野田少尉殿

1月17日は私にとってメモリアルデーである。平成3年1月17日、この時私は三沢基地司令だったが、朝の会議でペルシャ湾の天象気象報告を受けた私は「いよいよ始まるぞ」と部下たちに“宣言”した。丁度その時副官が「湾岸戦争始まるとTVが報じました」というメモ…

あきれたテレ朝の報道

チャンネル桜の収録を終えて帰宅したら、テレ朝で反自衛隊解説をしていたので驚いた。 まず、チャンネル桜の「闘論!倒論!討論!2014=東京をどうする!?大討論」についてだが、水島氏司会の下、有本香(ジャーナリスト)、伊藤達美(政治ジャーナリスト)、…

田母神君、出陣!

今日は少し長くなる。 昨日13日、午後2時から市谷で行われる「東京を守り育てる都民の会」に出席する前に、靖国参拝をしようと早く自宅を出たところ、下り線ホーム内で「人身事故」を目撃することになった。 私は上り線のホーム前方で電車を待っていたのだ…

“大乱”の「午年」か?

今年は「午年(甲午)」、過去を振り返ると「大化の改新」「本能寺の変」「赤穂浪士の討ち入り」「日露戦争」など、歴史的な事変が起きている。 「午」の文字は「忤」の形の象形文字で、「突き当たる」「逆らう」という意味がある。 「午」の文字を分解すると…

遠藤浩一氏の若すぎる死を悼む

今朝の産経一面右下に、遠藤浩一氏の笑顔の写真が出ていたので、何気なく目をとめて仰天した。 「遠藤浩一氏死去 保守派の論客、正論新風賞 55歳」とある。 4日午後の新年会に参加した後、体の不調を訴え、その後死去したと記事にはある。 これから必要な人…

平成26年お年賀

日本海側や北日本は寒波でご苦労されているようですが、関東地区は穏やかな正月を迎えました。 改めて新年のご挨拶を申し上げます。 今年も、気の向くままにメモランダムを続けていこうと思っています。 どうぞよろしく!