軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

眠りこけている日本人!

竹島問題に関して、米が「韓国領」と訂正したのは、ブッシュ訪韓時の「お土産」だろう。もっと「気骨のある同盟国」だったら、米国も無法者国家の「不法占領」を非難しただろうが、眠りこけて一向に目を覚ます気配のない「脳死国:サルの惑星」にサービスする…

核武装論

韓国の韓昇洙首相が29日、竹島に「不法入国」したという。同島が韓国領であることを示すため、縦22センチ、横32センチで「東海のわが領土 独島」と韓首相の名前を刻んだ標石をヘリコプター発着場に設置したそうだが、日本政府はきちんと抗議したのだろ…

昭和46年7月31日付「将校日誌」

「腹切り」などと軽々に口に出すものではない。私も若い頃は「腹を切って責任取ればいいのだろう!」などと粋がって軽々に口にしたものだ。しかし雫石事件の事後処理中に、組織の混乱を利用?して己の出世を狙っている高官がいるのを知って刺し違えてやろう…

サムライ、逝く!

今年2月13日付ブログで紹介したA団司令の訃報に接した。陸士53期のパイロットで最後は浜松の第1航空団司令、雫石事件の責任を取って勇退された。 古武士そのままの司令と初めてお会いしたのは、昭和39年6月12日、当時AWC(幹部高級課程)学生…

良貨が悪貨を駆逐して・・・

昨日の丑の日は国産鰻を堪能した!家内がデパートで買ってくれたのだが、食品売り場には数件の鰻屋が出ていたが、そのうちの一軒に行列が出来ているのを見た家内が「ここは信用できる!」と見て並んで購入したのである。三河・矢作川産だそうで、行列している…

危機感なき、擬似独立国家

西尾幹二氏が“吼えて”いる。月刊誌「WiLL」では「皇室が危ない!」と「皇太子様への御忠告」を繰り返し、今上陛下の御努力御研鑽に比べて、「皇太子ご夫妻は国民の位置から高く聳えるご存在になられるよう渇望されていながら、現実において国民はご夫妻…

今年もパスか、土用丑の日・・・

土用丑の日前とあって、新聞のチラシに「鰻」の宣伝が目立つ。どこのスーパーも「国産」を強調して“中国産”を圧倒している。しかし、タイミングが悪かったことに、中国産を「愛知県三河一色産」と偽装してぼろもうけしようとした業者が摘発されたため、主婦…

一致団結は可能か?

毎日「サンデー」の私には、3連休は無関係だが、冷房が効いたショッピング街は別にして、周辺の道路は空いている。燃料代高騰で、マイカー族?が自重しているらしいという。無資源国、日本国人の自覚ある行動に拍手したい! ところで何が何でも五輪を成功さ…

 米国が「辟易」する日本の情報管理

その左の「土曜日に書く」欄も示唆に富んでいる。「CIAが嫌う日本技術の流出」と題した湯浅博氏の文だが、タイトルよりも中身に極めて重要な情報が含まれている。 それは(1)「7月に予定されていた『レーザー核融合』などに関する研究シンポジウムに、…

戒厳令?下で行う“運動会”

北京五輪まであと3週間、しかしどうも国内は混乱しているようである。インターネット上では、四川大地震の後始末もさることながら、貴州での少女暴行事件や、その他もろもろの≪騒ぎ≫が収まってはいないように見受けられる。中でも気になるのは、チンタオの…

世界が辟易する口先だけの「平和国家」

昨日は史料調査会に出て、斉藤元秀・杏林大学教授の「プーチン・メドベージェフ双頭体制のロシア」と題する話を聞いてきた。 北京五輪と台湾新総統誕生等、どちらかと言うと中国問題が中心になっていた感があったが、ロシアの新体制も着々と勢力を拡大しつつあ…

大陸国家・海洋国家、そして半島国家

竹島問題が韓国国内でデモ騒ぎに発展しているようだがいつもの現象だろう。 今日の産経新聞の「断」に潮君がいい事を書いているが、要するにこの国の政府は何時まで経っても「国内治安」を確立できないのである。 10年以上も前になるが韓国を訪問した時、…

木を見て森を見ぬ防衛省改革

昨日は、猛暑の中、大宮まで出かけて「防衛漫談」をしてきた。いつもの事ながら、新宿駅構内の雑踏には閉口したが、快速電車で30分でついた大宮駅周辺の発展振りには驚いた。人ごみにも驚いたが、若い学生(それも女学生)が目立つのは、活気があって何と…

生気なき日本政治

橋下知事の改革案は、議会で否決されたという。如何に“強力な圧力団体”が議会を牛耳っているか、府民を食い物にしているか、府民も少しは分かったのではないか? 孤立無援の橋下知事を支援する国民は多いと思う。一回くらいの「議会決議」に怯むことなく、悪…

正体見たり枯れ尾花・・・浄化作用につながるか?

今日は新聞休刊日、手元にある種々の切り抜き、週刊誌に目を通したが、政界、教育界のみならず、メディア界にも『馬脚』を現す御仁が続出していて面白い。 先月の朝日新聞夕刊コラムの『素粒子』が、鳩山法務大臣を『死神』呼ばわりしたことは記憶に新しいが…

馬脚を現す

「馬脚を現す」とは、「今まで隠していた本性や悪事が明らかになること」で、いわば「化けの皮がはがれる」ことをいう。 自民党の元幹事長・加藤紘一代議士が、7日にTVで「一時帰国した拉致被害者5人を、北朝鮮に戻さなかった当時の政府決定を非難した」“放…

“外交交渉”ならぬ“社交”を楽しむ愚

洞爺湖サミットも“無事”に終了したようで、陰で厳重な警戒に当たった警察、自衛隊関係者の労をねぎらいたい。皮肉ると、世界のテロ組織からも相手にされていなかった?ということかも知れないが・・・ 冗談はさておき、その成果については大方不評であった。そ…

国内にはびこる“トロイの木馬”

入院を知った方々から、お見舞いの品が届き恐縮したが、添えられたお手紙には、この国の行く末についてかなり悲観的なものが目に付いた。国民が気がつかないうちに“特定外国”にハイジャックされてしまうのではないか?と言うご意見なのだが、だから一日も早…

入院日記 第2幕「最終章」

退院したKさんの後に、青年が入ってきた。学生らしく、母親が付き添っている。看護婦が「声の大きい方がいますが我慢してくださいね」というと、Sさんが「それは私で〜す。声がでかくてスミマセン」と言った。点滴中の青年は無言、鬱?らしい。 消灯時間に…

入院日記 第2幕「極楽篇(その7)」

6月4日水曜日、いつもの活動が始まる。朝食はようやく3分粥となり“離乳食”を卒業した!蕩けるような米粒の感触がたまらない。味噌汁にも僅かだがサツマイモとわかめの具が入っている。お煮しめが旨い。改めて日本人たるを自覚、30〜50回咀嚼する。 勿…

入院日記 第2幕「極楽篇(その6)」

味気ない夕食をとりつつ思ったのだが、病院では入院患者に厳しい食事制限と管理をする。回復させるための当然の処置なのだが、普段の一般家庭ではそんなことはほとんどしていないのが実態だろう。我が家でも、家内が一ヶ月間の「献立表」をきちんと立てて、…

入院日記 第2幕「極楽篇(その5)」

家内と会話中に看護婦さん食堂に来て、「佐藤さんの今日分の点滴は終了です」というと針を抜いてくれた。「明日も続くのですか?」と聞くと、「毎日2本点滴します」とのこと。しばらくは、点滴棒につながれた生活が続くのだろう。明日の点滴は、やはり右腕…

入院日記 第2幕「極楽篇(その4)」

昼食は葛湯、コンソメ、カルピス、それに市販されていない?ドリンク剤であった。栄養士さんが入ってきて、一人ひとりに食事について聞いている。 Sさん「ありがとうございま〜す。美味しいです!でも看護婦さん、もう少し量を増やして下さい!」 栄養士「…

入院日記 第2幕「極楽篇(その3)」

6月3日火曜日、早朝からテレビを見ていたSさんが、隣のYさんに話しかけている。 Sさん「Yさん、起きているかい?」 Yさん「ああ、起きてるよ」 Sさん「今テレビ見てるんだけどさあ、男が小学生の列に車で突っ込んだらしい」 Yさん「どんな男?日本人かい?…

入院日記 第2幕「極楽篇(その2)」

雑誌『正論』6月号に目を通す。胡錦濤訪日を前にした「総力特集号」だが、いつもの保守的論調と変わりはない。 目を引いたのは「日本人となるのに忠誠心は必要ないのですか」という中條高徳氏と、日本国籍をとって“日本人”になった“元中国人”評論家・石平氏…