軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

軍の勝敗は、軍隊よりもむしろ「“将帥”に負う」ところ大!

3月10日は東京大空襲、11日は東日本大震災の日にあたるから、各地で追悼行事が行われた。空襲は人為的な“戦争”で引き起こされ、震災は“天災”による。しかし、いずれも「危機管理」的要素を含む。その意味で、当時を振り返り「二度と悲劇に会うまい」とする決…

「祖国を守る!」 ウクライナ国民6万人帰国!

天下の情勢を山の中で垣間見ていると、日本人は気が付いていないようだが、「世界大戦」は既に欧州で始まっていると感じられる。 その火付け役の「プーチン皇帝」は、まさか世界が反抗してくるとは予想だにしなかったようだが、民主主義国の“団結ぶり”は迅速…

ウクライナ侵攻「我が国の似非平和主義者達の声が聞きたい!」

当初、3日ほどでロシア軍が全土を掌握し、ゼレンスキー大統領を追放できると楽観視していたプーチン大統領は、想定外?のウクライナ軍および義勇兵の善戦により2週間たった今でもウクライナ全土の制圧は困難になっているようだ。 地上波ニュースを見ていると…

「現代史を支配する“狂人たち”」

「P・アコス、P・レンシュニック(須加葉子訳:ちくま文庫)『現代史を支配する病人たち』はこのブログでよく紹介してきたが、かってのスターリンやヒトラーと同様に今回は‟病人”ならぬ“狂人”が出現したようだ。今朝の産経抄氏はこう書いた。 原爆開発後、直ち…

「四面楚歌」を招いたプーチン・“斬首”作戦が現実になるか?

2月24日に侵攻を開始したロシア軍は、1週間たっても首都キエフを制圧できていない。それどころか、プーチンの予想に反して国連でもシナとインド以外はあからさまな反対行動をとった。四面楚歌に陥ったわけだ。 本人も日本の一部の方々も、意外だったに違いな…

敵も知らず己も知らず・・その結果はどうなるか?

プーチンという得体の知れない男に、国際社会は妙にへつらって、その増長に加担してきた。柔道が得意、だというと日本の柔道家も「負けて見せた」し、真冬の川で泳ぐ彼を、強靭な肉体を持つ男!と煽て上げた。 しかし今回の「軍事作戦」では“意外に?”戦争音…

ウクライナ侵攻でも目が覚めないか?

プーチンはやはりウクライナ侵攻に踏み切った。ロシア(ソ連)の常套手段は、相手が弱いと見たら必ず攻撃することだ。 今回のきっかけは、世界最強と言われる軍隊を持つ米国の大統領が、強いトランプから弱いバイデンに変わった(変えさせた?)ことであり、先だ…

有権者の意識は着実に変化している!気づかないのは”ローカルボス”だけ

昨日、当市の市会議員選挙があったが、着実に有権者の意識が変化していると感じた。 私はワクチン問題に精力的に取り組んできた女性議員を知り、インターネットなどで全国的に活動していることを知っていた。 その昔、HIV問題で身の危険をも顧みず、徹底…

中国、いよいよ作戦準備段階に入るか?

我がTV界は明けても暮れても「北京五輪」で持ち切りだが、さすがにこのところ「ウクライナ問題」も無視出来なくなってきたようで、少しだけ「戦争チャンネル」に切りかわりつつあるようだ。 ウクライナでは西欧各国始め、ユダヤ人も国外脱出中だという。 …

働かない“議員たち”、晩節を汚す‟元首相達”

小松基地でのF15DJ墜落事故は、多くの良識ある国民から心配した同情の声が聞かれた。厳冬の中で調査は続けられているだろうが、一日も早くご家族の手に戻ってきてほしいと思う。 基地の近くなのに…と調査・救難活動が進まないことにいら立っている声も聞かれ…

飛行教導群司令・田中1佐と植田1尉、殉職

航空自衛隊小松基地(石川県小松市)のF15戦闘機の墜落とみられる事故で、基地の石引大吾司令(48)が二日、小松市と県庁を訪ね、石引司令は「多大なご心配とご迷惑を掛け大変申し訳ない」と謝罪した。訓練再開は基地所属の機体すべての点検と乗員の安…

「毅然たる」の意味を理解したか、総理!

「毅然」とは、「意志が強く、物事に動ぜずしっかりしているさま」を言う。「毅然」の「毅」は、「意志が強いこと、猛々しいこと」であり、剛毅:意志がしっかりしていて物事に屈しないこと。すぐれて強いこと。毅勇:志が強くて勇気があること。などと辞書…

”毅然”とした青年の育成を急げ!

依然として一部のメディア、特にTVは「オミクロン株」の危険性を強調しているが、利口な?TV局はどちらに転んでもいいように、編集方針を変えつつあるようだ。 要するにTV局にとっては「視聴率」が上がり、収入が増えることが最大の目的なのだから。 以…

迫りつつある危機に自制心が必要な”地球人”

コロナだ!オミクロンだ!などと毎日メディアは喧しい。大方の市民は「いい加減にしてほしい」と不満顔だが、だからと言ってマスクをしていないと騒がれ、いざこざに巻き込まれるから「真面目に官側の規制」に従っている風に見える。 殆ど人が来ない近所の森…

「自明の理」を疑うことの大切さ

年が明けてはや10日、今日は成人の日だ。コロナでお祝いが遅れていた一部の若者たちも嬉しそうに1年遅れの成人式に参加していた。 ところで今朝の産経新聞を開いて見て一瞬驚いた。 2018年4月9日から6月11日まで、フジテレビ系て放送されたテレビドラマ『コ…

令和4年の年頭に思う

恒例の箱根駅伝も終わり、岸田首相は伊勢神宮参りを実行した。靖国神社に行く勇気はなかろうから、沿道で出迎えた人々はまるでTVの‟充電バイクの旅”の「有名人並み」の扱いしかしていなかったようだった。 国際情勢は”緊迫”している。その証拠に国連常任理事…

新しい来年に期待しよう!

いよいよ令和3年も秒読み段階に入った。今年は「コロナ禍」が収まらず、新たに「オミクロン」という災いが加わった。幸い我が国は比較的穏やかだが、欧米はひどいという。2年にもわたった「コロナ禍」は先進医学を持っているはずのわが医学界でも”お手上げ?…

防衛論より、政治の浄化を最優先すべき

コロナ禍からオミクロン禍?に振り回されたこの1年だったが、その発生源であるシナ大陸では、相次いだ台風と洪水、土砂崩れで広大な農地は「更地」になり、農民は住めないので、日雇い労務者になって都心に集中した。しかしシナは経済成長が行き詰まり、人…

「台湾軍」の人的構成は?

二十四日の産経新聞に「米中台の『情報戦』に備えよ」と、台湾の「防衛駐在官」を経験した、渡辺金三元陸将補が「寄稿」していた。 近年、中国機が台湾のADIZに進入することを日本のメディアや政府関係者(米国もそうだが)が中台間に危機が迫っている、と宣伝…

「守る手立てはなかったのか?」

大阪市北区の雑居ビルにあるクリニックで発生した放火殺人事件で、“犯人”は明らかな意図(殺人)をもって行動していたことが分かった。たった一人の狂った人間(人間と呼ぶに値しないが)に、人助けに奔走していた院長はじめ25名もの“善良な市民”が殺戮された…

中共の何がそんなに気になるのか?

大紀元日本(12・17)に次のような興味ある記事が出た。 【中国上海市にある震旦職業学院は16日、授業中に「南京大虐殺」の死亡者数に疑問を呈した女性教員を「重大な教育事故を起こした」として、解雇すると発表した。 中国SNS微博(ウェイボー)に投稿され…

真珠湾攻撃準備とイラン原子炉攻撃準備

12月8日の日米開戦記念日前後は、真珠湾攻撃の是非がよく話題に上がる。 新聞は戦争で販売部数を増やし、一儲けをたくらむのが常だから、当初は「勝った、勝った」と連呼して国民の戦意を煽り、販売部数を伸ばして稼ぎまくった。 誰も「戦争はよくない」とは…

 84歳姉殺害「人様に迷惑かけない…」

3日の産経新聞に、82歳の妹が介護していた84歳の姉を「これ以上介護できない…」と窒息死させた事件の記事が出ていた。 記事の見出しには【「人様に迷惑かけない」という「親の教えに縛られ孤立深める」】とある。 余りにも現代起きている陰惨な“事件”とかけ…

「日米開戦80年」"トラトラトラ”で思い出すこと

明日で日米開戦80年を迎える。あれほど激しい戦いをした日米両国が、今「同盟国」として”堅固な”関係を築いているのはきわめて稀有な現象だろう。 産経新聞は、これを記念して映画「トラトラトラ」にまつわる話を特集しているが、そのセット写真を見て思い出…

「欧州と“防衛連携”」で「日独防共協定」を思い出す

今朝の産経は3面に「欧州と防衛連携『宿題だらけ』」と題する鶴岡慶大准教授のインタビュー記事を載せている。今年は仏・英・独の艦艇が相次いで日本に寄港した事でインタビューしたもののようだが、この記事を読んで私は昭和15年9月にベルリンで調印され…

「権力を見せつけたがる“バカ”」

緊急事態が解除されたから、漸く郷里の墓参りに行った。連休の後だったせいか、高速道も空いていて快適な旅だった。 寺社参りから戻って久しぶりに「軍事評論」でも書こうか?と思って溜まった新聞に目を通すと、何といつも通りの“バカ”が紙面を埋めているの…

現代史を支配する“病人たち”

今日は“文化の日”である。GHQに押し付けられて、明治大帝の偉大さを忘れさせられた大和民族は、どんどん“衆愚”になっていくが、衆院選挙では、落ちるべき候補はやはり落選したから、大和民族の一部には骨のある者も残っているようで、まんざらではないようだ…

候補者に「真剣さが足りない」衆院選挙

短期間で投票という“異例な”衆院選挙だが、国民の盛り上がり方はそれほどでもない。メディアが嘘もまことらしく報じることを知ったためか、それとも‟コロナ疲れ”か、笛吹けど踊らぬ様子が見て取れる。 もとより、選挙に落ちたらダダのおっさんになる方々と、…

総選挙!新型コロナって何だったの?

日野市の山裾に隠居している老兵だが、同じ町内の有志の集まりである「ふれあいサロン」に出席して、乞われてブルーインパルスのDVDを上映してきた。 案内のチラシには「…一糸乱れぬフォーメーションはまさに感動です。その指導教官が実地体験をお話しし…

教職者、聖職者たちのモラル喪失を憂える

隠居生活を楽しむ?老兵は、世の移り変わりを脇目で眺めているが、どうもモラルの退廃は留まるところを知らないようで気がかりである。 今国内で世間を騒がせているのは日大理事という、少なくとも教育に携わる〝大人たち”のモラル欠如だろう。 この大学は、…