軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2019-01-01から1年間の記事一覧

空虚な日本国憲法前文を信じてきた結果…

毎朝、新聞に目を通すのだが、我が国内の極悪非道な事件はもとより、世界中で起きている「反平和行為」にはうんざりする。 しかし我が国の憲法前文には【(前略)日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつ…

資料から:幼稚になりゆく日本人

ようやく薄日が差したが、まだまだ湿気が強く、行動も湿ってくる。 終活で、書斎整理にいそしんでいるのだが、なかなか進まない。「えい、やー!」と、目を閉じて捨てればいいのだろうがそうはいかないので、時間がかかるのだ。家内からはせかされているが・・…

京都アニメ放火事件

二十日の産経新聞は主張欄に「京都アニメ放火 大惨事は防げなかったか」と次のように書いた。 【「けいおん!」など多くの人気作品の制作で知られる「京都アニメーション」第1スタジオが放火され34人が死亡した。最悪の惨事である。 事件を悲しみ、犠牲者…

米国の民主党はおかしい…

今朝の産経は、トランプ大統領の移民系議員に対する非難発言を次のように報じた。 短い記事なので、真相が分からないだろうから、比較的詳細な大紀元日本の記事で補っておこう。 【発端は、14日のトランプ大統領による移民系民主党議員に関するツイッターの…

資料から:朝日新聞の”謝罪会見”

梅雨とはいえ、真夏日ゼロの東京は10日で日照2・9時間だと言う。 「プール客95%減」「夏セール不振」「野菜高騰」と産経は「晴れぬ7月湿る消費」と嘆いた。異常気象とはいえ、太陽が拝めない日が続くと気持ちも晴れない。 長雨続きのせいか選挙カーの姿もま…

生ぬるかった日本の外交

予想通り、今朝の産経一面トップは、韓国の密輸に関するニュースだった。 一部メディアは、「密輸を摘発したのは韓国政府であり、クリーンなことを示している」という文大統領の言い訳を強調していたが、自主的に摘発し、日米の関係先に適時に通知していたの…

韓国の”自壊”が始まった

日本政府が発動した「韓国のホワイト国解除」問題は、とうとう韓国自分らの不正が暴かれることになってきたようだ。 息巻いて「WHOに提訴!」と叫んでいるが、韓国内の財界は背に腹は代えられず、文大統領に日本との関係改善を“請願”に行ったようだが、大…

日本政府の「堪忍袋の緒」を切らせた韓国

7月1日、日本政府は韓国への輸出管理を見直し、リスト規制品以外の先端材料の輸出についても「輸出許可の申請が免除されている外為法の優遇制度『ホワイト国』から韓国を除外することを発表した。ホワイト国からの除外は韓国が初めて。1日から24日までパ…

トランプ大統領の“本音”

米ブルームバーグ通信によると「トランプ氏が最近、日米安保条約をめぐり米国だけが日本の防衛義務を負っているのは不平等だとして、破棄に言及した。日米の同条約は日本が攻撃されれば米国は援助することを約束するが、米国が攻撃されても自衛隊は支援する…

資料から:こんな愚かな時代もあった

伊豆半島周辺で続いた地震にいよいよ次は中南海か?と思った方もいただろう。 先日は新潟であったばかりだし、予知もあまり期待できそうにないから、自己責任で対処するほかはなかろう。 インドネシアでも中国四川省でも地震があったようだから、地球のどこ…

高齢ドライバー問題

昨夜発生した山形と新潟沖の地震は、人的被害が少なかったので一安心したが、1964年に起きた新潟地震から16日で丸55年ぶりと言う周期だった。 東南海地震が話題になっている時だけに、最近各地で大きな地震が続発しているという印象が強い。 6月16日には九州…

我が国のシーレーン・・・

我が国会は「老後資金2000万円…」と言う金融庁の説明不足問題で右往左往しているが、国際情勢はそんなことに構ってはいられない状況になりつつある。 ワシントン発共同電によると、【米紙ウォールストリート・ジャーナルは14日、安倍晋三首相のイラン訪…

天安門事件に似た香港デモ集会

香港発時事通信によれば、【香港で身柄を拘束した容疑者を中国本土へ移送できるようにする「逃亡犯条例」改正に反対する香港の民主派が9日、香港島中心部で大規模なデモを行った。デモを主催した民主派団体「民間人権陣線(民陣)」は103万人が参加した…

情けない話と明るい話

関東地方も梅雨に入った。この時期は自然界にとっては欠かせないものだが、人間社会にとっては何とも鬱陶しい気が滅入る季節である。 早速中国地方は豪雨で、大雨警報が出されたが、これが天変地異の前兆でなければいいが‥‥と祈らざるを得ない。 処で連日お…

天安門広場”虐殺”事件

平成元(1989)年6月4日、民主化を要求する学生らに、軍が出動して銃撃を加え、戦車に立ちふさがる学生をひき殺すと言う残酷な行動に出たのが、中国人民解放軍だった。 基本的に軍隊とは、侵略してくる外国軍を排除して自国の民を救うものだが、発展途上国な…

「ハノイ会談」は“終演”した

「北朝鮮の対米交渉担当者、処刑か=与正氏も「謹慎中」-韓国紙」と、次のように時事通信が伝えた。 【31日付の韓国紙・朝鮮日報は、ハノイでの2回目の米朝首脳会談で実務交渉を担当した北朝鮮の金革哲・国務委員会米国担当特別代表らが決裂の責任を問わ…

トランプ大統領の気配り

今朝、横須賀に入港している護衛艦「かが」を訪問したトランプ大統領は、隊員達へのスピーチの冒頭で、川崎で起きた小学生らに対する無差別殺人事件の犠牲者と家族に対して、米国民とともに悲しみを共有すると、哀悼の意を表した。 オバマに比べて「トランプ…

資料から:西安事件の張本人は語る

西安事件とは、1936年12月に、張作霖の息子であり、国民政府軍の司令官・張学良が、蔣介石を西安で監禁し、国共内戦の停止を迫ったクーデター事件である。 その結果、蒋介石が国共合作に同意し、翌年、日中戦争が勃発して第二次国共合作が成立する契機となっ…

改まらない“政治の貧困”

混乱している英国のEU離脱問題、オーストリア副首相が辞意を表明し政情不安定、ウクライナで新大統領が就任、豪州の総選挙でメディアが予測しなかった保守の与党連合が勝利するなど、政治の世界は流動的だが、次は注目されるインドの総選挙が控えている。 …

資料から:国会議員たちの活動と評価

北方領土返還問題に絡めて「戦争」に言及した丸山穂高衆院議員問題で、永田町は連日“学芸会”程度の騒ぎを繰り返している。 メディアは「今回の丸山氏の言動には、与野党を問わず「完全に一線を超えている」「国会議員として非常識極まりない」などと非難ごう…

資料から:自己防衛できない日本人

今朝の産経新聞の「談話室」欄に「外国人に頼らず済む方策を」と題して堺市の無職・納谷昭一郎さん(80)が、次の外国旅行体験談を書いていた。 【先日、イタリアのローマからフランスのパリまで、バスと電車を乗り継いで旅をした。 立ち寄ったどの都市でも…

資料から:金権政治の始まりと雫石事件

昭和46年7月、空自パイロットとしては忘れることが出来ない「雫石事故」が起きた。 この事故は朝日、毎日など各紙に事故調査が始まる前から「自衛隊機が民間機に追突」と大々的に報道された。 その後自衛隊高官の“不用意な発言”もあり、自衛隊機側の“過失”と…

資料から:朝日の偏った論調

米国の民主党政権が如何に米国を弱体化したか、について米国では批判と反省が起きていて、それがトランプ大統領を選出した直接的な動機だと私は理解している。 それは一般的に、民主党政府が戦争を開始し、共和党がそれを始末する…という俗説に関心を持って…

資料から:戦争と論評

戦争は「ドラマ」を生む。昔から映画や芝居の題材として連綿と取り上げられてきた。 「戦争と平和」「誰がために鐘はなる」などなど。 キリスト教信者も、イスラム教信者も、ともに「平和」を願っていると言いつつ、互いに殺し合ってきたし、今でも殺し合っ…

資料から:腑に落ちない話

四日の一般参賀は、府中、多摩地区のような天候急変の影響もなく無事に終了したようで安心した。14万人以上もの国民がお祝いに駆け付けたと言う。 思いがけない“皇室フィーバー?”に慌てたメディアは、たちの悪い手法で「反戦意識」を植え付けようとしている…

「御代替わり」所感

4月29日は昭和の日、30日は平成天皇の譲位の日、そして5月1日は「令和天皇」の即位の日であった。 天気は30日は一日中“涙雨”であったが、即位の日は、不安定ながらも「新天皇晴れ」になり、国民は心から新天皇の御即位をお祝いした。 この3日間は、玄関に日…

資料から:変らぬ“スパイ天国”

米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、 【中国当局が米国の規制をかいくぐり、米企業の人工衛星を利用し、軍事通信や市民への監視を強化していると指摘した。 報道によると、米国の法律は、中国当局が直接、米企業が製造した人工衛星を購入するこ…

ニューズウイーク誌が見た「平成」

平成の御世も愈々終わりに近づいた。 産経新聞は、平成30年の主な出来事をわかりやすく一覧表にした略史を連載しているが、「ニューズウイークが見た“平成”」は一味違っている。それは世界的観点から見ているからであろう。 軍事に関わった身からすれば、…

新元号制定に関する素朴な疑問

早いもので、4月も残り5日余となった。巷では早や新元号「令和」が「平成」を凌ぐ勢いだ。 明治政府が、神武天皇が即位された年を西暦紀元前660年と決め、その年を皇紀元年と定めてから今年で2679年に当たる。 元号の制定は、この様な古来から続く…

資料から:偏向新聞その3

産経の「喝!」欄で、ジャーナリストの門田隆將氏が朝日新聞と毎日新聞が次期元号の「令和」にクレームを付けたことに「外国の新聞ならばいざ知らず」と書いたことを受け、私は朝日は「外国の新聞だ」と言う“証拠”をここに羅列してみた。 しかし、毎日も紹介…