軍事評論家=佐藤守のブログ日記

軍事を語らずして日本を語る勿れ

2011-01-01から1年間の記事一覧

6・17尖閣侵攻復活か?

昨日午後は、保守系議員の集会に呼ばれ、「大災害と国の危機管理の在り方」という題で40分講話をしてきた。時間が短いので「仙台空港復旧にみる軍事行動の威力」に絞り、米国はじめ世界は、BCN/W(生物化学核戦争)を含む最悪の“人災”である「戦争」に備…

尖閣侵攻新船進水!

友人から、2000万件ヒットおめでとうと言われたが、よく覚えてくれていたものだと嬉しくなった。 数年前、人気ブログランキングに送信できなくなったときに、修復しようとして操作を間違えて消去してしまったのだが、その時のヒット数は6078000だったから、1…

中共内乱と東シナ海有事、どちらが先か?

8日深夜、中国海軍艦艇8隻が、沖縄本島と宮古島の間を通過して太平洋に進出した。今まで内海での訓練が多かったが、遠洋での訓練を常態化しようとしているのだろう。 宮古水道を潜水通過した潜水艦を海自艦艇が取り逃がして以降、この周辺海域はルートとして…

アジアの激動は始まっている

1989年6月4日の「天安門事件」から22年たった今年は、北京政府が厳戒態勢を敷いたため、市民の動きを封じ込めるのに成功したようだが、北京以外の各地ではかなり動きがあった。 共同通信は、「中国当局は、昨年の民主活動家、劉暁波氏のノーベル平和…

日本崩壊進む!

久しぶりに不信任決議の国会審議を見たが全体的に緊張感がないのには驚いた。 野党の主張内容は不信任に値する正当な実例の列挙だったが、与党の反論は「お涙ちょうだい=土下座陳情スタイル」だったのでこれまた失笑した。これが日本国憲法 第41条に基づく…

復興支援隊(その3)

不信任案が提出された。今日が山場になる。それにしても、被災者の多くが呆れ果てていたが、所詮わが国の今の政治屋たちはこの程度、むしろ、被災した地方自治体首長の方が政治家として見事な活躍をしているように思う。 岩手で木造の仮設住宅を建てた町長は…

復興支援隊(その2)

高齢者運転講習を受けて以降、今までのような≪青年将校並み≫のドライブは回避しようと思っているが、聊か疲労したので昨日午前に診察を受けたところ、肉体関連は異常なし! 多分、昔の古巣周辺の惨状を見て、気分が滅入っただけなのだろう。 安心して夜の岡…

復興支援隊!(その1)

土曜日から3日間、福島、仙台、石巻方面を回ってきた。先の連休時と同様、東北道は復興にあたっていると思われるトラックなどの交通量が多かったが、自衛隊も中国方面、山口などから相変わらず車列を組んで行進していた。 福島県に入ると道路の起伏が大きく…

不穏な中国情勢

今朝の産経8面に「尖閣衝突、船長は監視の毎日」という短信が出た。 昨年9月の尖閣衝突事件でわが巡視船に“体当たり”してVIP待遇で帰国した、セン其雄船長が「事故後漁に出ず、地元当局の監視を受ける毎日」でほとんど自宅で過ごしていると報じている。ど…

震災復興は地方から!

震災後2か月半になるのに、連日、福島原発の対応ぶりが話題になるだけで政府の復興計画やその取組がほとんど見えてこない。 北は北海道から南は関東まで、広大な地域が被災したのだが、津波被害が焦点となるのは当然だとしても、聊か復興に取り組む政府の姿…

半島異聞

菅総理が、禁じられている外国人(韓国人)から献金を受けていた問題は、地震発生で吹き飛んでしまい、前原氏だけが「外務大臣職」を追われた形になったが、いずれ白黒つけなければならない問題だろう。大震災とは関係なく… ところで今朝の産経一面に、ソウ…

菅総理の高笑い?

今朝の産経5面の写真を見てわが目を疑った。菅総理が浜岡原発停止要請をした時の顔とは全く違って野田佳彦財務相と「高笑い」しているのである。 ≪先日の記者会見で見せた表情≫ ≪今朝の産経新聞の表情≫記事には「何がそんなにおかしいの?」「笑いの理由は不…

あたご事故・海自の2被告はいずれも無罪

嬉しいニュースが入った。 ≪千葉県房総半島沖で平成20年、海上自衛隊のイージス艦「あたご」と漁船「清徳丸」が衝突し漁船の父子2人が死亡した事故で、業務上過失致死罪などに問われたあたごの当直責任者、長岩友久被告(37)と後潟(うしろがた)桂太…

対中有事シナリオ“漏えい?”

今朝の産経一面トップに「防衛省対中有事シナリオ判明」とある。 尖閣占領から奪還までを想定したシナリオらしいが、「三ツ矢研究」が国会で大問題になったころとはずいぶん変わったものだ、と感慨新たである。 ≪得意げに当時の裏話をする岡田春夫元議員(週…

遠のく復興

5日、気になっていた郷里福島の墓参りに行ってきた。東北高速道は順調だったが、路面はかなり傷んでいて、波打っていたり、各所に「段差あり」の警告があった。 タンクローリーや大型トラック群と自衛隊車両が行き交っていたが、被災地支援だろう。 福島に入…

戦争の卵

「欲望と怨念は戦争の卵である」と古代ギリシャ人は言った。 「だから絶対的平和を望むなら、生存と欲望と怨念を捨てる以外には方法はない。さもなければ[強いこと]が必要なのである」と松村劭先輩は「世界全戦争史(H&I)」に書いた。全く同感である。 …

主権回復記念日国民集会で

28日午後、靖国会館で開かれた表記会合に出席してきた。 今年は九段会館が被災したため、靖国会館に250席設けて開かれたのだが、立ち席が出るほどの盛況だった。 稲田朋美、城内実、小池百合子、佐藤正久、高市早苗、西田昌司、西村眞悟、山谷えり子代議士や…

自衛官の給与カット?

≪津波の損害補填で自衛官の給与10%カット!? / 国民の声「びっくりした。自分の目を疑った」「航空自衛隊松島基地の津波被害補填のため、自衛官の給与を10%削減する事がオンラインメディア「JBPRESS」により報じられた。 国家公務員の給与6%削減については…

吉と出るか凶と出るか、世田谷区長選

統一選後半戦も民主党は大敗した。いかに国民から信頼されていないか、明々白々であるにもかかわらず、大震災で後れを取り、いまだに国民を振り回している民主党代表の菅総理は多分辞職することはないだろう。「たとえ支持率が1%になってもやめない」と発…

自宅に戻れば「前科者?」

政府は、福島原発から半径20km圏内に出している「避難指示区域」を今日から「警戒区域」に切り替えた。 ≪産経新聞から≫今後この立ち入り禁止区域内に入ろうとすると、強制的な立ち退きや拘束されることもあり、しかも罰金10万円以下に処せられるという…

指揮官交代の是非

民主党内部から首相に対する“反乱”の声が上がっているという。 国会審議のTVに、菅総理の後ろで顔をしかめる桜井充財務副大臣が映っている。彼は心療内科の医師だというから、「首相が今までとってきた行動を後ろから見て変えた方がよければ柔軟な対応をし…

“恥辱”から“誇り”へ!

17日に石巻を訪れて被災者を激励した歌手の長淵剛氏が、松島基地を訪れて1500人の隊員たちの前で魂のこもった歌を熱唱したという。 私はテレ朝の番組を見損なったが、家内が見て感激、「君たちは大事な大事な僕の誇りだ!」と言ったという。各方面からも同様…

父の日記に学ぶ

甚大な被害をこうむった東松島、石巻地区の知人に電話したところ、現場は未だガソリン入手が困難らしい。多分ガソリンスタンドの機能がマヒしているので、小売りが制限されているのであろう。 息子が何かお手伝いができないか?と“作業員志望”をしたのだが、…

復旧始まる

交通網が復旧するのは、人々を勇気づけるものである。仙台空港が一部航路を再開したのはその象徴ともいうべきで、大いに喜ばしい。 しかし、メディアの大半はその裏にあったことを意識的に?報じない…と思ってたら今朝、テレ朝が再開の第一歩は米軍によって…

船長不在の難破船

民主党のTV宣伝に、難破しかかった船上で鳩山・小沢・菅の三氏が手を取り合って嵐を乗り切る?というものがあったことを覚えておられる方も多かろう。私はいつもこれを見て「この党の実情をよく表したコマーシャルだ。おそらくこれを作ったディレクターは…

民主完敗!それでどうなる?

昨日は宇都宮護国神社で行われた、チャンネル桜栃木県支部主催の講演会に出席した。「日本を考える」として、主として沖縄問題などを取り上げたが、普天間基地問題について、新聞などの報道とは全く違う内容に皆さん戸惑っていたようだ。 多くの方々に、いつ…

何故お祭りまで“自粛”する?

震災から早や1か月になろうとしている。甚大な被害をこうむった被災者の方々が、けなげにも耐えている姿に感動する。特に被災地から遠く離れた避難所で、不自由な生活に耐えているご老人が、支援者に対して「ありがとうございます」と頭を下げる姿に、真の日…

乱にあっても乱を忘れるな

今朝の産経「正論」欄に、佐瀬昌盛・防大名誉教授が「乱にあって別の乱を忘れるな」と政府に警告している。 わが国の政治家たちは、治にいて乱を忘れていたから、今回の震災でも右往左往して「天災を人災化」している。大企業も今までカネが最優先していたら…

萎縮?それとも自粛?

2日の産経は一面で「萎縮しないで」と震災後の“自粛ムード”を取り上げた。 「萎縮」とは「生気がなくなり縮むこと」を言い、「自粛」とは「自分の言動に対する反省に基づき、自分から進んで慎むこと」である。 今、メディアなど、世間で取り上げられている…

醜い裸の王様たち

両陛下が、福島から東京に避難してきている被災者を見舞われた。 「東京都関係者からの説明を省略」して予定をはるか上回る50分間もお見舞いされたという。両陛下はご高齢である。しかも毎日数時間にわたって「自主停電」されている。畏れ多いことだが、これ…